授業科目名
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データエンジニアリング基礎
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時間割番号
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UPC201
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担当教員名
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安藤 英俊/清水 毅/則竹 史哉
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開講学期・曜日・時限
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前期・火・VI
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単位数
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2
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<対象学生>
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工学科2年次生向け
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<授業の目的>
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インターネットの社会への広範囲な浸透、 情報通信・計測技術の飛躍的発展によって、従来とは質・量ともに全く異なるビッグデータが産み出されるようになった。ビッグデータや人工知能(AI)技術の活用領域は予測、意思決定、異常検出、自動化、最適化など多岐に亘って急速に拡大しており、自動運転、画像認識、医療診断、防犯、コンピュータゲームなど、従来の社会システムの在り方を大きく変えつつある。近年は、ビッグデータやAIの利活用に関し、米国や中国の巨大企業等を中心とした競争が激化しており、国内外の経済成長の要因も従来の労働力・資本・技術革新から、データから価値を生み出す産業領域へと大きくシフトしている。「数理・データサイエンス・AI」は、今後のデジタル社会の基礎知識(いわゆる「読み・書き・そろばん」的な素養)として捉えられ、大学・高専の全ての学生が身に付けておくべき素養である。 これに伴い政府の「AI戦略 2019」では、「我が国が、人口比ベースで、世界で最もAI時代に対応した人材の育成を行い、世界から人材を呼び込む国となること。さらに、それを持続的に実現されるための仕組みが構築されること」が第一の戦略目標とされた。この授業ではリテラシーレベルの教育を補完的・発展的に学修することにより、履修学生が自らの専門分野への数理・データサイエンス・AIの応用基礎力を習得することを目標としている。 この授業ではより具体的には、データサイエンスおよびデータエンジニアリングの基本的な概念と手法、応用例を学ぶことで、データから意味を抽出し、現場にフィードバックするための方法を理解することを目指す。
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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工学部>工学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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工-A | 専門 | ③数理データ分析力 | ICT等により多様な情報を適切に収集し数理的に分析 | ◎ | 工-B | ⑦理解力・判断力 | 自然現象や社会的事象を理解・分析 | ○ | 工-C | ⑧論理的思考力 | 問題や課題を論理的思考で解決 | ○ |
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<到達目標> 到達目標とは
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目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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工学 |
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1 | データ駆動型社会においてデータサイエンスを学ぶことの意義を説明できる. | 工-B | 2 | 分析目的に応じ、適切なデータ分析手法、データ可視化手法を選択できる. | 工-A | 3 | データを収集・処理・蓄積するための技術の概要を説明できる. | 工-A | 4 | コンピュータでデータを扱うためのデータ表現の基礎を説明できる. | 工-C |
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<成績評価の方法>
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目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 15% | 中間評価によって目標1の理解度を評価する. | 2 | 35% | 中間評価とレポートによって目標2の理解度・応用力を評価する. | 3 | 15% | 最終評価によって目標3の理解度を評価する. | 4 | 35% | 最終評価とレポートによって目標4の理解度・応用力を評価する. | 合計 | 100% | |
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<授業の方法>
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Moodle上の学習動画を視聴し,その後小テストを受講します.出欠はこの小テストをもって出席とします. 課題・レポートについてもMoodle上にUPLOADする形となります. また,初回ガイダンス,定期テストについては,対面またはオンラインで行いますが,あらかじめCNSにて連絡します. ※本授業の出席はCNSの出席システムとはリンクしていませんので各自Moodleの小テスト,課題が終了しているかどうかカウントしてください.
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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本科目は,以下の知識を有していることを前提に授業を行う。 ・リテラシーレベルでの数理・データサイエンス・AIに関する知識 ・確率、ベクトルと行列、関数等の数学に関する基礎的な知識 ・プログラミング・アルゴリズム等に関する基礎的な知識
また,数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアムの推奨する内容について学習しますので,視聴動画が英語の場合もあります.
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 北川源四郎, 竹村彰通編 ; 赤穂昭太郎 [ほか] 著, 応用基礎としてのデータサイエンス : AI×データ活用の実践, 講談社, ISBN:4065307899,
(2023年出版 データサイエンス入門)
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<授業計画の概要>
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1 | タイトル | 第1回 データ駆動型社会とデータサイエンス |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | データサイエンスを学ぶことの意義,データを活用するプロセス,未来社会について学ぶ |
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2 | タイトル | 第2回 分析設計 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | データ分析の進め方の考え方と基本事項,分析方法の特徴や必要関連知識について学ぶ |
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3 | タイトル | 第3回 データ観察 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | 収集したデータを俯瞰的に観察する手法,データを観察する上で注意すべき点について学ぶ |
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4 | タイトル | 第4回 データ分析(1) |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | データ分析手法の典型例として様々な回帰分析手法を学ぶ. |
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5 | タイトル | 第5回 データ分析(2) |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | 時系列分析,クラスター分析,パターン発見の方法を学ぶ |
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6 | タイトル | 第6回 データ可視化 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | データをグラフにして観察する方法を学ぶ |
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7 | タイトル | 第7回 数学基礎 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | データサイエンスに必須となる統計的仮設検定の基礎を修得する |
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8 | タイトル | 第8回 アルゴリズム |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | データ・AI利活用に必要なアルゴリズムの基礎を学び,代表的なアルゴリズムである探索と整列について修得する |
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9 | タイトル | 第9回 ビッグデータとデータエンジニアリング |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | ICTの進展とビッグデータについて,またビッグデータの活用事例について学ぶ |
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10 | タイトル | 第10回 データ表現 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | コンピュータでデータを扱うためのデータ表現の基礎を修得する |
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11 | タイトル | 第11回 データ収集 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | Webサイトやエッジデバイスからのデータ収集方法を修得する |
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12 | タイトル | 第12回 データベース |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | データベースから必要なデータを抽出し,データ分析のためのデータセットを作成する技術を修得する |
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13 | タイトル | 第13回 データ加工 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | Excelによるデータ加工の基本を学び,中規模のデータをプログラムで加工処理できるようになる |
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14 | タイトル | 第14回 IT セキュリティ |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | ITセキュリティの概略・用語・関連技術について学ぶ |
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15 | タイトル | 第15回 プログラミング基礎 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴
確認テスト |
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授業内容 | Python言語でプログラミングの基礎知識を学ぶ |
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16 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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17 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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18 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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19 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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20 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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21 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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22 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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23 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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24 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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25 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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26 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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27 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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28 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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29 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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30 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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<実務経験のある教員による授業科目の概要> |
授業担当者は長年データ解析,データ可視化,セキュリティ,データベース等を実務で活用してきており,教育経験も豊富である.理論だけでなく実務経験に基づく実践的な演習内容を提供する. |
<前年度授業に対する改善要望等への対応> |
新規開設科目につき該当しない |
<備考>
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(未登録)
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