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授業科目名 機械要素設計
時間割番号 UME258
担当教員名 青柳 潤一郎
開講学期・曜日・時限 後期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
便利な製品を造ることがエンジニアの役割であるとともに,製品の強度,寿命,コスト,安全性,環境負荷等,製品に求められる機能以外の特性も視野に入れ設計することも求められる.このため製品を構成する各部品に加わる様々な負荷を検討し,これによる製品の変形や疲労を考慮して部品(要素)を国際的に定められた規格にそって設計・選定することが求められる.機械要素設計では,このような要求に鑑み,機会に加わる負荷の推定や,これにより生じる様々な不具合を許容可能な大きさに抑えるための設計に対する考え方を学ぶ.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
工-B⑧論理的思考力問題や課題を論理的思考で解決
工-C⑨創造的思考力・デザイン総合的な知見・専門知識・学科学的修経験による創造的思考で課題解決
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1指定された要件を満たす機械の様々な構成要素を設計できること.工-B
2機械の組み立てや運用を踏まえた設計ができること.工-C
3基礎科目で得た知識を活かし機械要素の原理を説明できること.工-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
170%設計要件を提示する設問への回答
220%総合的な設計の妥当性を問う設問への回答
310%総合的な知識の活用を問う設問への回答
合計100% 
<授業の方法>
スライドと口頭による説明により進める.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
応力とひずみの関係や,モーメント等の構造体に加わる負荷を具体的に計算するため,材料力学の知識は必須である.また,rpmとHzの関係や歯車による減速の原理など,機械における初歩的な知識はすでに獲得しているという前提のもと講義を進める.もし知識に不足があれば演習中に明らかになるため,その都度各自で調べるか質問をするなどして知識の補強に努めること.
<テキスト>
  1. 川北和明, 矢部寛編著 ; 小笹俊博 [ほか] 著, 機械設計, 朝倉書店, ISBN:9784254237375,
    (2004年出版 学生のための機械工学シリーズ, 7)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス及び機械材料及び加工
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容材料力学の初歩的な知識の復習ならびに、機械加工の初歩的な知識の確認
2タイトル機械部品の締結要素と締結法
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容ねじの締結の理論について解説する
3タイトル締結ボルトに作用する荷重
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容締結ボルトに作用する荷重や強度の計算手法について解説する
4タイトルネジ以外による締結
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容リベット、溶接、ピンなどによる締結方法について解説する
5タイトル中間試験及び解説
事前学習
事後学習
各自による試験対策
個別の解説
授業内容試験の結果に基づき、個別に解説を実施する
6タイトル
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容回転動力を伝達する軸ならびに軸継手の設計について解説する
7タイトルクラッチ
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容回転動力を伝達するクラッチの設計について解説する
8タイトル転がり軸受
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容転がり軸受の設計について解説する
9タイトル歯車
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容歯車の理論並びに設計について解説する
10タイトル中間試験及び解説
事前学習
事後学習
各自による試験対策
個別の解説
授業内容試験の結果に基づき、個別に解説を実施する
11タイトルベルト
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容巻きかけ伝動手法であるベルトの理論と設計について解説する
12タイトルチェーン
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容巻きかけ伝動手法であるチェーンの理論と設計について解説する
13タイトルばね
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容エネルギー吸放出機構を構成するための要素であるばねの理論と設計について解説する
14タイトルブレーキ
事前学習
事後学習
教科書による予習
授業後に出題する演習
授業内容ブレーキの理論と設計について解説する
15タイトル期末試験及び解説
事前学習
事後学習
各自による試験対策
個別の解説
授業内容試験の結果に基づき、個別に解説を実施する
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開設科目につき該当しない
<備考>
(未登録)