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授業科目名 デジタル回路II
時間割番号 UJM254
担当教員名 小谷 信司
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
電気系科目の基盤科目の1つにデジタル回路があります。この科目ではデジタル回路の実践を広く学びます。具体的には、素子の働き、論理回路、順序回路、A/D変換、D/A変換の基本的な性質とデジタル回路を解析・設計するための方法を演習を交えながら学びます。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1素子の働き、論理回路、順序回路、A/D変換、D/A変換について回路の解析、設計の実践を説明できる。工-A
2コンピュータのアーキテクチャ(構成様式)と動作原理が説明できる。工-A
3アーキテクチャ、ハードウェア、プログラミング、電気信号、電子回路、センサ、アクチュエータの関連性を説明できる。工-A
4プログラミング言語による基本的(データ型、制御構造、関数等)なプログラムが作成でき、組込み用マイコンの基本的なI/O制御プログラムをマイコンの概要と動作の理解の上で作成できる。工-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%小テスト/レポート/試験/実習により理解度/論理的思考/説明力を評価
225%小テスト/レポート/試験/実習により理解度/論理的思考/説明力を評価
325%小テスト/レポート/試験/実習により理解度/論理的思考/説明力を評価
425%小テスト/レポート/試験/実習により理解度/論理的思考/説明力を評価
合計100% 
<授業の方法>
【ライブ型】ただし、新型コロナウイルスの状況に応じて変更

デジタル回路Iの内容と、簡単な数学を復習しておくと授業の理解に役立つでしょう。
プログラミング言語やマイコン(Raspberry Pi)に関して学習しておくと、後半の演習に役立つでしょう。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 田所 嘉昭, 新インターユニバーシティ:ディジタル回路, オーム社, ISBN:978-4-274-20609-2
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション:デジタル回路IIの学び方
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容論理回路の学び方、ビット、バイト、ノイズ、時間遅れ
2タイトルデジタル回路「I」と「II」の違い:論理レベルと実際の回路レベル
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容論理レベルと実際の回路レベルの違い
3タイトル回路設計とシミュレーション
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容HDL、VHDL、ソフトウエアの設計開発過程、ドキュメントの重要性
4タイトルコンピュータの構成
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容メモリ、CPU、ノイマン型コンピュータ
5タイトルメモリの詳細
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容SRAM、DRAM、タイミングチャート、データ読み出し、データ書込み
6タイトルデジタル回路の重要な素子CCD(Couple Charged Device)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容CCD(Couple Charged Device)
7タイトルA/D変換、D/A変換
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容量子化誤差、標本化
8タイトル総括評価・まとめ(前半)
事前学習
事後学習
掲示資料の復習
ふりかえり
授業内容総括評価・まとめ(前半)
9タイトル[実習]Raspberry Pi でデジタル回路実習
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
実習課題の復習、レポート作成
授業内容環境構築、ネットワーク接続
10タイトル[実習]ポート、High、Low、DI、DO(1)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
実習課題の復習、レポート作成
授業内容LEDの点滅、点灯、消灯
11タイトル[実習]ポート、High、Low、DI、DO(2)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
実習課題の復習、レポート作成
授業内容スイッチの値読み取り、読み取りデータによるLED制御
12タイトル[実習]A/D変換
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
実習課題の復習、レポート作成
授業内容温度センサ値の取得、LEDの制御
13タイトル[実習]PWM
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
実習課題の復習、レポート作成
授業内容RCサーボモーター制御:メトロノームの作成
14タイトル[実習]デジタル画像:カメラ入力
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
実習課題の復習、レポート作成
授業内容簡単な画像処理
15タイトル[実習]デジタル画像で人工知能
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
実習課題の復習、レポート作成
授業内容Deep Learning実践、発表会
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
ハードウエアの性能と特徴を考慮したソフトウエア設計の実務経験を持ち、
その実務経験をデジタル回路IIで修得する項目の実践応用に活かす。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
この科目は、電気系科目の核となる科目です。しっかり勉強してください。演習を多くしてゆっくり授業を進めますので、余力のある人は、演習問題を自分で勉強してほしい。後続科目の学習に必ず役立ちます。