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授業科目名 機械要素I
時間割番号 UJM253
担当教員名 清水 毅
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
機械要素は機械を設計する際の基本的な要素である。機械要素はその役割において構造の締結に利用されるものと機械の運動に利用されるものがある。本講義でとりあげる機械要素は後者の役割を担う要素であり、いわゆるメカトロニクス分野で中心となる機械要素である。授業を通じてメカトロニクスにおける機械的な運動が機械要素によってどのように実現されるかを学習し、その機械工学的計算方法を身につける。
本科目の学習内容は、引き続き機械要素IIへ続く。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1歯車要素の各種設計について概要を説明することができ,機械工学的計算ができる.工-A
2軸受要素の各種設計について概要を説明することができ,機械工学的計算ができる.工-A
3軸系要素の各種設計について概要を説明することができ,機械工学的計算ができる.工-A
4各種要素設計において材料の選定や加工方法を意識した設計ができる.工-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%小テスト,課題および中間テストの点数
230%小テスト,課題および中間テストの点数
330%小テスト,課題および期末テストの点数
410%小テスト,課題および期末テストの点数
合計100% 
<授業の方法>
事前に各単元に相当する箇所の事前動画を学習し,授業中は演習中心に行う.
基本は対面で行うが,オンラインとなる可能性もある.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
1.力学の基本的な知識
2.数学の基礎知識
3.材料力学の基礎知識
は,予め復習しておいてください.
<テキスト>
  1. 日本機械学会著, 機械要素設計, 丸善出版, ISBN:9784888982818,
    (JSMEテキストシリーズ)
<参考書>
  1. 吉本成香 [ほか] 共著, 機械設計 : 機械の要素とシステムの設計 第2版, オーム社, ISBN:9784274221453,
    (2017年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス,設計の基礎,歯車歯車の基礎
事前学習
事後学習
事前学習:材料と力学の復習,教科書第2章,歯車の概要と基礎
事後学習:講義中に課される課題
授業内容・機械要素と部品の精度
・材料の強度および安全率
について学習します.
2タイトル歯車の概要と基礎
事前学習
事後学習
事前学習:歯車の種類,各部名称の各部名称,用語,インボリュート歯車・ピッチ点・作用線,
かみあい率・バックラッシ・かみあい圧力角
事後学習:授業中に課される課題
授業内容歯車の各部名称,用語,インボリュート歯車・ピッチ点・作用線,かみあい率・バックラッシ・かみあい圧力角について例題を解きます.
3タイトル切り下げと転位
事前学習
事後学習
事前学習:切り下げ,転位歯車,転位歯車のかみあい圧力角
事後学習:授業中に課される課題
授業内容切り下げ,転位歯車,転位歯車のかみあい圧力角の設計について例題を解きます.
4タイトル歯車の強度
事前学習
事後学習
事前学習:歯の曲げ強さ,歯面の疲れ強さ
事後学習:授業中に課される課題
授業内容歯車の設計における歯の曲げ強さ,歯面の疲れ強さ(歯面の強さ)を例題を解きます.
5タイトルはすば歯車の設計,歯数比,歯車精度
事前学習
事後学習
事前学習:はすば歯車の設計
事後学習:授業中に課される課題
授業内容はすば歯車の設計および歯数比,減速比について例題を解きます.また,歯車の精度について学習します.
6タイトル歯車設計の総括および中間評価
事前学習
事後学習
事前学習:これまでの内容および授業中に課された課題
授業内容これまでのまとめと中間試験を実施する.
7タイトル軸受(1)
事前学習
事後学習
事前学習:軸受けの種類と転がり軸受
事後学習:授業中に課される課題
授業内容軸受の種類ところがり軸受の種類と使用方法について学習します.
8タイトル軸受(2)
事前学習
事後学習
事前学習:定格荷重と軸受けの寿命
事後学習:授業中に課される課題
授業内容ころがり軸受の選定方法,寿命計算法を学習します.
9タイトル軸受(3)
事前学習
事後学習
事前学習:アンギュラ玉軸受け,許容回転数,予圧,潤滑方式
事後学習:授業中に課される課題
授業内容アンギュラ玉軸受け,許容回転数,潤滑方式について学習します.
10タイトル軸受設計の総括および中間評価
事前学習
事後学習
事前学習:これまでの内容および授業中に課された課題
授業内容これまでのまとめと中間試験を実施する.
11タイトル軸の設計(1) 軸設計の概要1(軸設計で用いる材料力学)
事前学習
事後学習
事前学習:材料力学の基礎1(丸棒のねじり,曲げモーメントと応力の関係)
事後学習:授業中に課される課題
授業内容丸棒のねじり,曲げモーメントと応力の関係について学習し例題を解きます.
12タイトル軸の設計(2) 軸設計の概要2
事前学習
事後学習
事前学習:材料力学の基礎2(丸棒のねじり,曲げモーメントと応力の関係)
事後学習:授業中に課される課題
授業内容軸の設計を例題を中心に解きます.
13タイトル軸の設計(3) 相当曲げモーメント,相当ねじりモーメント,軸の剛性
事前学習
事後学習
事前学習:平面応力状態,相当曲げモーメント,相当ねじりモーメント,軸の剛性
事後学習:授業中に課される課題
授業内容相当曲げモーメント,相当ねじりモーメント,軸の剛性を満足する軸の設計について例題をきます.
14タイトル軸の設計(4) 軸の危険速度,キーの設計
事前学習
事後学習
事前学習:1自由度の単振動,梁の振動,キーの設計
事後学習:授業中に課される課題
授業内容軸の危険速度,キーの設計について例題を解きます.
15タイトル軸設計の総括および中間評価
事前学習
事後学習
事前学習:これまでの内容および授業中に課された課題
授業内容軸設計の総括および中間評価
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
機械要素の設計開発・工作機械の設計開発業務を生かし,機械要素の重要性,強度計算の方法を実践的にわかりやすく講義している.
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新設科目につき該当しない
<備考>
(未登録)