山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 デジタル回路I
時間割番号 UJM207
担当教員名 小谷 信司
開講学期・曜日・時限 前期・金・II 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
電気系科目の基盤科目の1つにデジタル回路があります。この科目ではデジタル回路の基礎を広く学びます。具体的には、論理関数、組合わせ回路、順序回路の基本的な性質とデジタル回路を解析・設計するための方法を演習を交えながら学びます。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1デジタル回路に関する基礎的な用語の説明、変換ができる。工-A
2論理関数、組合わせ回路について説明できる。工-A
3二段式組合せ回路、順序回路について回路の解析、設計の基礎を説明できる。工-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%小テスト/レポート/試験により理解度/論理的思考/説明力を評価
225%小テスト/レポート/試験により理解度/論理的思考/説明力を評価
325%小テスト/レポート/試験により理解度/論理的思考/説明力を評価
合計100% 
<授業の方法>
2進数、論理関数、集合の簡単な数学を復習しておくと授業の理解に役立つでしょう。
行動指針のレベルに応じて「ライブ型」もしくは「面接授業」で実施します。
CNSの掲示を確認して下さい。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 高木 直史, 新インターユニバーシティ:論理回路, オーム社, ISBN:978-4-274-20959-8
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容論理回路の学び方、ビット、バイト、コンピュータの歴史
2タイトル2進数
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容2進数、N進数、M進数からN進数への変換、数の理解
3タイトル論理代数と論理関数
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容論理演算、論理代数、論理式、論理関数
4タイトル論理関数の表現
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容真理値のベクトル表現、積和型論理式、和積型論理式、カルノー図
5タイトル組合せ回路(1)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容基本的な論理ゲート、組合せ回路で論理関数の実現、組合せ回路から論理関数の導出、加算器(半加算器、全加算機)
6タイトル組合せ回路(2)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容比較器、マルチプレクサ
7タイトル組合せ回路(3)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容マルチプレクサ、デマルチプレクサ、デコーダ、エンコーダ
8タイトル総括評価・まとめ(前半)
事前学習
事後学習
掲示資料の復習
ふりかえり
授業内容総括評価・まとめ(前半)
9タイトル二段組合わせ回路の設計(1)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容AND-OR二段組合せ回路、PLA、カルノー図による簡単化
10タイトル二段組合わせ回路の設計(2)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容クワイン・マクラスキ法、M入力N出力の簡単化、ハミング距離
11タイトル同期式順序回路(1)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容状態、遷移、状態遷移図
12タイトル同期式順序回路(2)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容RSフリップフロップ、クロック
13タイトル同期式順序回路(3)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容Dフリップフロップ、Tフリップフロップ
14タイトル同期式順序回路(4)
事前学習
事後学習
掲示資料の予習
演習課題の復習
授業内容JKフリップフロップ、クロック入力、正論理、負論理、エッジ
15タイトル総括評価・まとめ(後半)
事前学習
事後学習
掲示資料の復習
ふりかえり
授業内容総括評価・まとめ(後半)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
ハードウエアの性能と特徴を考慮したソフトウエア設計の実務経験を持ち、
その実務経験をデジタル回路Iで修得する項目の実践応用に活かす。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
【自発的に行った変更】
色カードをさらに積極的に使用した参加型授業

【授業評価アンケートで学生から出されて改善要望への対応】
・要望:演習問題を多くする、演習問題をとく、
・対応:授業終了後、「演習問題資料」の配布、次週回収、採点後次次週返却
<備考>
この科目は、電気系科目の核となる科目です。しっかり勉強してください。演習を多くしてゆっくり授業を進めますので、余力のある人は、演習問題を自分で勉強してほしい。後続科目の学習に必ず役立ちます。