授業科目名
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メカトロニクス実習(機械)
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時間割番号
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UJM203
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担当教員名
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寺田 英嗣/平 晋一郎/石田 和義
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開講学期・曜日・時限
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前期・木・III-IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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工学科2年次以上
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<授業の目的>
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技術者・研究者が新たな製品の設計・開発・製作に取り掛かるとき,機械工作の基本を熟知していると大変有益である.そこで本科目では,基本的な機械加工を中心とした幅広い実習に取り組み,各種機械工作法の概要を理解し加工技術・技能の習得に努める.さらに,製品設計・開発・製作で必要な機械製図法の基礎を習得する.
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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工学部>工学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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工-A | 専門 | ②専門的知識 | 専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明 | ○ | 工-B | ⑦理解力・判断力 | 自然現象や社会的事象を理解・分析 | ◎ | 工-C | ⑧論理的思考力 | 問題や課題を論理的思考で解決 | ○ |
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<到達目標> 到達目標とは
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目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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工学 |
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1 | 基礎的な機械図面の読み描きができること. | 工-A | 2 | 設計変更した簡単な機械図面が描けること. | 工-B | 3 | 各種工作法の原理を把握した上で,各種工作機械の基本操作ができること. | 工-A | 4 | 加工内容を他者に説明でき,それらをまとめた報告書を作成できること. | 工-C |
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<成績評価の方法>
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目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 40% | 機械製図法の理解度と,加工に必要な図面が描けるかを中心に評価する. | 2 | 10% | 設計変更部分が図面に反映されているかを評価する. | 3 | 25% | 各種工作機械を安全に取り扱えるかを評価する. | 4 | 25% | 加工手順を他者に説明でき,さらに報告書で的確に提示できるかを評価する. | 合計 | 100% | |
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<授業の方法>
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本授業ではグループに分け,以下の2点について実施する. 1.図学を含む製図の方法を学習するとともに,課題による製図実習を行う 2.工作機械を取り扱い方を学び,実際に機械部品の製作を行う加工実習を行う なお,第3回~第14回の各実習はグループ毎に実施するため,授業計画の概要に記載した順序と各実習の実施日は異なる.
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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加工実習では各自が工作機械を実際に操作するため,不注意な行動は大きな怪我につながる可能性があり厳に慎むこと.受講時の着衣についてはとくに定めないが,動きやすく,よごれてもよいもの,なおかつ機械の回転部などに巻き込まれる恐れのないものを準備しておくこと.長髪の者は,帽子をかぶるか髪を束ねること.やけどや切り屑による怪我防止のため,夏場であっても胸元の開いていない長袖上着と長ズボンを着用すること.また,落下物などによる怪我を避けるため,必ず靴を着用すること.サンダルや下駄などを履いたままの受講は絶対に認めないので注意すること.その他必要な事項についてはガイダンスで説明するので,必ず出席すること.ガイダンス開催日時等はCNSに掲示するので留意しておくこと.
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<テキスト>
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- 植松育三, 高谷芳明, 松村恵理子共著, 初心者のための機械製図 第5版, 森北出版, ISBN:9784627664357,
(2020年出版)
- 吉澤武男編著 ; 堀幸夫 [ほか] 著, 新編JIS機械製図 第6版, 森北出版, ISBN:9784627661165,
(2023年出版)
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<参考書>
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- 大西清著 ; 津村利光閲序, JISにもとづく機械設計製図便覧 第13版, オーム社, ISBN:9784274227875,
(2021年出版)
- 吉本成香 [ほか] 共著, 機械設計 : 機械の要素とシステムの設計 第2版, オーム社, ISBN:9784274221453,
(2017年出版)
- 日本機械学会著, 機械要素設計 第2版, 日本機械学会, ISBN:9784888983426,
(JSMEテキストシリーズ)
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<授業計画の概要>
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1 | タイトル | ガイダンス,ものづくり基礎講義,基礎製図(復習) |
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事前学習 事後学習 | ガイダンス資料と教科書を一通り読み,不明な点を事前に確認すること
加工実習時の安全,および機械製図法について復習すること |
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授業内容 | 加工法および製図の基礎(線と文字,図形の表現(三角法,断面図),寸法の表現,公差,表面性状)に関する学習 |
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2 | タイトル | 加工実習図面の作成 |
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事前学習 事後学習 | 教科書を一通り読み,不明な点を事前に確認すること
出題された製図課題を仕上げること |
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授業内容 | 旋盤およびフライス盤で製作する部品図面の作成 |
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3 | タイトル | [実習1] 旋盤(基礎) |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポート作成のための整理をすること |
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授業内容 | 旋盤の基礎的な使用法の習得 |
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4 | タイトル | [実習2] 旋盤(実践) |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポートを作成すること |
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授業内容 | 旋盤の実践的な使用法の習得 |
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5 | タイトル | [実習3] フライス盤(基礎) |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポート作成のための整理をすること |
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授業内容 | フライス盤の基礎的な使用法の習得 |
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6 | タイトル | [実習4] フライス盤(実践) |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポートを作成すること |
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授業内容 | フライス盤の実践的な使用法の習得 |
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7 | タイトル | [実習5] 切断・穴あけ |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポートを作成すること |
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授業内容 | 切断・穴あけ加工の基礎的な習得 |
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8 | タイトル | [実習6] 鋳造 |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポートを作成すること |
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授業内容 | 鋳造の基礎的な習得 |
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9 | タイトル | [実習7] 溶接(ガス・アーク) |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポートを作成すること |
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授業内容 | ガス溶接とアーク溶接の基礎的な習得 |
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10 | タイトル | [実習8] CAD/CAM&MC |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポートを作成すること |
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授業内容 | CAD/CAMとMCの基礎的な習得 |
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11 | タイトル | [実習9] 手仕上げ・みがき(基礎) |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポート作成のための整理をすること |
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授業内容 | 手仕上げ・みがきの基礎的な習得 |
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12 | タイトル | [実習10] 手仕上げ・みがき(実践) |
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事前学習 事後学習 | 実習内容を事前に確認すること
実習レポートを作成すること |
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授業内容 | 手仕上げ・みがきの実践的な習得 |
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13 | タイトル | [実習11] 機械製図1(サイズ公差,組立図・部品図) |
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事前学習 事後学習 | 教科書を一通り読み,不明な点を事前に確認すること
出題された製図課題を仕上げること |
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授業内容 | サイズ公差・はめあいの必要性
サイズ公差の用語と定義
公差の表し方
はめあい種類・表し方
製図実習(豆ジャッキ) |
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14 | タイトル | [実習12] 機械製図2(幾何公差,歯車の図示法) |
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事前学習 事後学習 | 教科書を一通り読み,不明な点を事前に確認すること
出題された製図課題を仕上げること |
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授業内容 | 幾何公差の必要性,用語,種類
幾何公差の表し方
製図実習(歯車の設計変更) |
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15 | タイトル | 評価(総括とまとめ) |
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事前学習 事後学習 | 各実習で不明な点を事前に確認すること
今後,実習内容が活用できるように復習すること |
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授業内容 | 総括とまとめ |
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16 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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17 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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18 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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19 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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20 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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21 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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22 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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23 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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24 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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25 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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26 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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27 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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28 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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29 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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30 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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<実務経験のある教員による授業科目の概要> |
機械設計の実務経験者が図面指導を実施する. |
<前年度授業に対する改善要望等への対応> |
新規開設科目につき該当しない |
<備考>
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本実習は,全ての課題について出席とレポート提出が義務づけられている.やむを得ず欠席する場合は,補講を必ず受けなければならない. ※授業実施の様態は,原則として以下の通りです. ・機械加工実習:対面 ・機械製図実習:対面、またはオンライン(ライブ型)
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