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授業科目名 電気電子工学実験II
時間割番号 UEE251 B
担当教員名 内山 和治/鈴木 雅視/永田 純一/矢野 侑太郎
開講学期・曜日・時限 後期・木・III-IV 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
情報通信、エレクトロニクスからなる多くのシステムは「電気回路」、「電子回路」、「電子物性」などを基礎として構築されている。それゆえ、これらを学ぶ者にとっては、単に講義による理論だけではなく、関連する物理現象を実際に目で見て、手で触れて、現象と理論との結びつきを身にもって体験し、それらについて考察することが重要である。本科目では、「電気回路」、「電子回路」、「電子物性」に関する重要な物理現象をオシロスコープ、信号発生器、電圧計、電流計、テスターなどの各種計測器を用いて測定できること、その結果を理論値と比較し考察できるようになることを第一の目的とする。また、その結果と考察をレポートとしてまとめる能力、プレゼンテーション能力を養う。さらに、マイコンを活用したPBL(問題解決型学習)を実施する。学生がチームを組んで、指定された要件を満たし課題を解決するシステムを設計、製作し、開発したシステムの評価試験を行う。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
工-B③数理データ分析力ICT等により多様な情報を適切に収集し数理的に分析
工-C④問題解決力地域や産業ニーズを理解し課題・問題の解決案を提案
工-D⑤協調力・コミュニケーション力目標達成に向け周囲と対話-協調しながらリーダーや構成員などの立場に応じて行動
工-E⑥自律的かつ継続的学修能力時代変化に対応しつつ自律的継続的な学修で社会的課題解決に貢献
工-F⑦理解力・判断力自然現象や社会的事象を理解・分析
工-G⑧論理的思考力問題や課題を論理的思考で解決
工-H⑨創造的思考力・デザイン総合的な知見・専門知識・学科学的修経験による創造的思考で課題解決
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1オシロスコープを用いて交流電圧波形の振幅と位相を測定することができる。工-A
2R,L,Cよりなる簡単な回路の接続状態の急変に伴って生じる過渡現象を測定でき、その振る舞いを説明することができる。工-A
3ダイオードを用いた整流回路とコンデンサを用いた平滑回路の諸特性を測定でき、それらの動作原理を説明できる。工-A
4マックスウェルブリッジを用いて未知のインダクタンス測定ができ、ヘイブリッジを用いて未知のキャパシタンス測定ができる.また,それらの原理を説明できる。工-A
5光電管と光電子増倍管の諸特性を測定することができ、その動作原理を説明できる。工-A
6ダイオードの諸特性を測定でき、それらの動作原理を説明できる。工-A
7トランジスタの諸特性を測定でき、それらの動作原理を説明できる。工-A
8LED、フォトダイオードの諸特性を測定でき、それらの動作原理を説明できる。工-A
9トランジスタ増幅回路の諸特性を測定でき、それらの動作原理を説明できる。工-A
10演算増幅回路の諸特性を測定でき、それらの動作原理を説明できる。工-A
11実験データを適切に取得し、整理、表およびグラフ化ができる。工-B
12各テーマにおける産業ニーズを理解し、解決案を提案することができる。工-C
13プレゼンテーションソフトを用いて他者に口頭で報告することができる。工-D
14事前および事後学習により自律的継続的な学修を継続することができる。工-E
15実験データに対して自らの考察を加えることができる。工-F
16実験データを元に自らの考察を加えた報告書をまとめることができる。工-G
17マイコン等を活用して各種センサ制御やデータ通信ができる。工-H
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
15%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する(割合は1-17の合計)
25%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
35%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
45%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
55%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
65%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
75%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
85%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
95%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
105%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
115%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
125%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
135%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
145%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
1510%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
1610%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
1710%レポート・発表・受講態度で該当する項目を達成できたか否かを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
第1回目 ガイダンス・共通実験「各種測定装置の取り扱い」(講義)
第2-4回目 PBL型実験(マイコンの活用(ADC、センサ、通信))
第5回目 発表会① PBL型実験に関する口頭発表を行う.
第6-14回目 数名程度ずつに班分けをして各班で下記の個別実験の中から各週で1項目を行う.
第15回目 発表会② 各班が実際に実施した個別実験に関する口頭発表を行う.

個別実験
①過渡現象
②各種整流回路と平滑回路
③交流ブリッジ
④光電効果
⑤ダイオード特性
⑥トランジスタ特性
⑦トランジスタ増幅回路
⑧演算増幅回路(オペアンプ)
⑨光電変換(LED、フォトダイオード)

*「対面授業」を基本とするが,新型コロナウイルス感染状況により,ZoomやMicrosoft Teamsを用いたオンライン「ライブ型授業」を併用する.「対面授業」の際は,マスク着用・換気・手指消毒を徹底し,さらに必要に応じて実施場所・時間を分散するなどで,新型コロナウイルス感染防止対策とする.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
電磁気学、電気回路、電子物性等の基礎知識を復習しておいてください。
週ごとに割り当てられている実験項目の目的と実験手法について指導書をよく読み、何のために、何をどのように測定するかをある程度理解しておいてください。
<テキスト>
  1. 山梨大学工学科電気電子工学コース, 学生実験指導書:「電気電子工学実験 II」,
    (作成中)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス、共通実験(各種計測機器の使い方)
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容オシロスコープや発振器などの各種計測機器の使い方について学習する。
2タイトルPBL型実験① マイコンの活用(ADC、センサ、通信) 説明、準備、計画
事前学習
事後学習
事前学習:PBL課題に関係する事前学習
事後学習:実験後のレポート作成・提出
授業内容PBL型実験の概要説明。PBL型実験の準備・計画を実施する。
3タイトルPBL型実験② マイコンの活用(ADC、センサ、通信) 実験その1
事前学習
事後学習
事前学習:PBL課題に関係する事前学習
事後学習:実験後のレポート作成・提出
授業内容PBL型実験を実施する。
4タイトルPBL型実験③ マイコンの活用(ADC、センサ、通信) 実験その2
事前学習
事後学習
事前学習:PBL課題に関係する事前学習
事後学習:実験後のレポート作成・提出
授業内容PBL型実験を実施する。
5タイトルPBL型実験④ 発表、考察
事前学習
事後学習
事前学習:発表資料準備
事後学習:質疑応答に対する回答
授業内容各自が実際に実施したPBL型実験に関する発表、考察を行う。
6タイトル個別実験①
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
7タイトル個別実験②
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
8タイトル個別実験③
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
9タイトル個別実験④
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
10タイトル個別実験⑤
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
11タイトル個別実験⑥
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
12タイトル個別実験⑦
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
13タイトル個別実験⑧
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
14タイトル個別実験⑨
事前学習
事後学習
事前学習:テキストと事前資料による事前学習
事後学習:共通実験に関するレポート作成・提出
授業内容授業方法に記された個別実験の中から班ごとに指定されたものを実施する。
15タイトル個別実験発表会
事前学習
事後学習
事前学習:発表資料準備
事後学習:質疑応答に対する回答
授業内容各班が実際に実施した個別実験に関する発表、考察を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度非開講科目(工学科電気電子工学コースでの初開講)につき該当しない.
<備考>
(未登録)