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授業科目名 エネルギー工学概論
時間割番号 UEE207
担当教員名 二宮 啓/チェン リー チュイ
開講学期・曜日・時限 前期・水・I 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
近年,世界規模での極端な気象変動や地球温暖化の問題がクローズアップされ,その原因として化石燃料の大量消費に伴って排出される二酸化炭素などの温室効果ガスが挙げられる.一方,化石燃料をはじめ様々なエネルギー資源から変換して得られる電気エネルギーは社会生活のありとあらゆる場面で使用されており,電気なしでは現代社会が成立しえない.そこで,近年の世界と日本におけるエネルギー事情を把握するとともに,現在の主たる電気エネルギーに関連した工学技術とその課題,および新しいエネルギー関連技術について学習する.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1世界と日本のエネルギー事情を把握し,エネルギー問題の現状について説明できる.工-A
2熱力学の基本法則を把握し,エネルギーに関する計算ができる.工-A
3現在主に利用されている電気エネルギーを得る仕組みについて説明できる.工-A
4エネルギー問題の解決手段として期待される再生可能エネルギーについて説明できる.工-A
5エネルギーの伝送や貯蔵技術について説明できる.工-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%テスト・課題で,エネルギー事情やエネルギー問題の現状を説明できたか否か評価する.
220%テスト・課題で,熱力学の基本法則を用いてエネルギーに関する計算ができたか否か評価する.
320%テスト・課題で,電気エネルギーを得る仕組みを説明できたか否か評価する.
420%テスト・課題で,再生可能エネルギーについて説明できたか否か評価する.
520%テスト・課題で,エネルギーの伝送や貯蔵技術について説明できたか否か評価する.
合計100% 
<授業の方法>
授業実施形態は「面接授業」形式とする.
ただし、新型感染症等の拡大状況によっては「ライブ型」にて実施する可能性がある.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
昨今のエネルギー問題に関心をもって授業に臨んでください。また高校で学習した数学,物理,化学を復習しておいてください.
<テキスト>
  1. 授業中に適宜資料を配布する.
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル世界のエネルギー事情とエネルギー資源 (二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:世界のエネルギー事情について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,この授業の進め方や成績評価に関するガイダンスを行います.その後,世界のエネルギー事情とエネルギー資源について講義します.
2タイトル日本のエネルギー事情とエネルギー資源 (二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:日本のエネルギー事情について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,日本のエネルギー事情とエネルギー資源について講義します.
3タイトル熱力学とエネルギー1(二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:高校物理の熱力学について復習しておく.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,熱力学分野の熱力学第一法則やエンタルピーなどについて講義します.
4タイトル熱力学とエネルギー2(二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:高校物理の熱力学について復習しておく.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,熱力学分野の気体の状態変化,カルノーサイクルなどについて講義します.
5タイトル熱力学とエネルギー3(二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:高校物理の熱力学について復習しておく.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,熱力学分野の熱力学第二法則,エントロピー,自由エネルギーなどについて講義します.
6タイトル火力エネルギー(二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:火力発電について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,石油・石炭・天然ガスなどを利用する火力エネルギーについて講義します.
7タイトル原子力エネルギー(二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:原子力発電について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,核分裂や核融合を利用する原子力エネルギーについて講義します.
8タイトル中間期評価・まとめ(二宮)
事前学習
事後学習
事前学習:前回までの講義内容を復習する.
事後学習:中間期評価で計算や説明のできなかった課題を復習する.
授業内容中間期評価として記述式試験を実施します.終了後,試験問題の出題意図等について簡単に解説します.
9タイトル再生可能エネルギー1(チェン)
事前学習
事後学習
事前学習:水力発電について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,この授業の後半の進め方や成績評価に関するガイダンスを行います.その後,水力発電や揚水発電について講義します.
10タイトル再生可能エネルギー2(チェン)
事前学習
事後学習
事前学習:地熱、風力、海洋発電について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,地熱・風力・海洋などの発電について講義します.
11タイトル再生可能エネルギー3(チェン)
事前学習
事後学習
事前学習:太陽光発電について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,太陽光発電や太陽電池について講義します.
12タイトル電池(チェン)
事前学習
事後学習
事前学習:電池について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,リチウムイオン電池や燃料電池などについて講義します.
13タイトルバイオエネルギーとエネルギー関連技術(チェン)
事前学習
事後学習
事前学習:バイオエネルギーについて調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,バイオエネルギーやエネルギー関連技術について講義します.
14タイトルエネルギーの伝送と貯蔵(チェン)
事前学習
事後学習
事前学習:エネルギーの伝送と貯蔵について調査する.
事後学習:講義内容を復習し,課題を課された場合にはそれに取り組む.
授業内容授業の最初に,前回授業の内容を簡単に振り返ります.その後,エネルギーの伝送と貯蔵について講義します.
15タイトル期末期評価・まとめ(チェン)
事前学習
事後学習
事前学習:前回までの講義内容を復習する.
事後学習:期末期評価で計算や説明のできなかった課題を復習する.
授業内容期末期評価として記述式試験を実施します.終了後,試験問題の出題意図等について簡単に解説します.
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度非開講科目(工学科電気電子工学コースでの初開講)につき該当しない.
<備考>
(未登録)