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授業科目名 電気回路I
時間割番号 UEE204
担当教員名 小川 覚美
開講学期・曜日・時限 前期・月・I 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
本科目では、抵抗、キャパシタ、インダクタ等の回路素子から成る回路網において、直流、または交流の電圧源・電流源を接続したときに、各素子および回路網全体が応答する有様を定常状態について学ぶ。電気回路では正弦波を複素表示した記号法を用いるので、瞬時値、実効値を複素表示に変換することについて学ぶ。また、各種回路解析法を用いて、各素子の電圧、電流や電力を算出する方法について学ぶ。本科目の内容を英語で伝達、議論する素養を身につけるために、英語版の問題集を副教科書として使用する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1電圧、電流の瞬時表示ができ、振幅、位相、進み遅れが説明できる工-A
2電圧源と電流源の相違と特徴を説明できる工-A
3瞬時表示と複素表示の変換ができ、電圧・電流を直角座標表示と極座標表示できる工-A
4オームの法則・キルヒホッフの電流則・キルヒホッフの電圧則を適用できる工-A
5インピーダンスとアドミタンスを求められる工-A
6並列接続回路・直列接続回路の電流・電圧・電力、共振回路の共振条件を求められる工-A
7電力の瞬時表示と平均電力、複素電力、電力と力率を求められる工-A
8相互インダクタンス・変成器が入った回路の電圧・電流・電力を求められる工-A
9重ねの理、最大電力伝達定理、テブナンの定理、ノートンの定理を適用できる工-A
10四端子回路網の諸定数を求めることができる工-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
110%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
210%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
310%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
410%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
510%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
610%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
710%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
810%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
910%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
1010%テストおよびレポート課題で内容の理解を評価する
合計100% 
<授業の方法>
・事前の講義資料の配付にはCNSを用いる
・毎回小テスト行う
・教員が提出された小テストの評価を行いフィードバックする
・小テストの解答例はMoodleに掲示するとともに、次の授業時に解説する
<受講に際して・学生へのメッセージ>
複素数の演算とベクトル表示(基礎電気理論)及び行列の演算(線形代数学I)について十分に復習しておくこと。
分からないことがあれば質問し、前回までの講義内容を十分に復習した上で講義に受けて欲しい。
<テキスト>
  1. 小郷寛原著 ; 小亀英己, 石亀篤司著, 基礎からの交流理論, 電気学会, ISBN:9784886862303
<参考書>
  1. Mahmood Nahvi, Joseph A. Edminister, Schaum's Outline of Electric Circuits, 7th edition, McGraw-Hill Education, ISBN:9781260011968,
    (2018年出版 Schaum's outline series)
<授業計画の概要>
1タイトル授業ガイダンス、直流回路(1):抵抗器、電圧源と電流源、抵抗の直列接続と並列接続
事前学習
事後学習
・事前に第1回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の最初に、この授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の仕方、成績評価の仕方に関するガイダンスを行います
・そのあと、直流回路(1)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
2タイトル直流回路(2):キルヒホッフの法則、正弦波交流(1):正弦波交流電圧の発生、正弦波交流の用語
事前学習
事後学習
・事前に第2回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、直流回路(2)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
3タイトル正弦波交流(2):交流の大きさと波形
事前学習
事後学習
・事前に第3回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、正弦波交流(2)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
4タイトルインピーダンス(1):回路素子、R,L,Cの働き、RL直列/並列回路
事前学習
事後学習
・事前に第4回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、インピーダンス(1)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
5タイトルインピーダンス(2):RC直列/並列回路、RLC直列回路、直列共振
事前学習
事後学習
・事前に第5回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、インピーダンス(2)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
6タイトル複素数による表示法:複素数、正弦波と複素数の対応
事前学習
事後学習
・事前に第6回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、複素数による表示法についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
7タイトル交流回路(1):複素インピーダンス、複素アドミタンス、フェーザ軌跡、ベクトル軌跡
事前学習
事後学習
・事前に第7回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、交流回路(1)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
8タイトル交流回路(2):交流回路の例
事前学習
事後学習
・事前に第8回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、交流回路(2)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
9タイトル交流電力:素子の電力とエネルギー、複素電力
事前学習
事後学習
・事前に第9回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、交流電力についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
10タイトル相互インダクタンスと変成器:基礎式、交流回路での変成器、理想変成器
事前学習
事後学習
・事前に第10回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、相互インダクタンスと変成器についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
11タイトル中間評価・まとめ1
事前学習
事後学習
・事前に、第1回~第8回授業の講義資料、演習問題(小テスト)を参照し、学習内容を確認します
授業内容これまでの授業のまとめを授業中に実施します
12タイトル回路の諸定理(1):重ねの理、テブナンの定理とノートンの定理、ミルマンの定理
事前学習
事後学習
・事前に第12回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、第10回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、回路の諸定理(1)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
13タイトル回路の諸定理(2):最大電力伝達定理、回路方程式:節点方程式、四端子回路網(1):基礎公式
事前学習
事後学習
・事前に第13回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、回路の諸定理(2)、回路方程式、四端子回路網(1)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
14タイトル四端子回路網(2):基礎公式、四端子網の接続、等価回路、対称四端子網と二等分定理
事前学習
事後学習
・事前に第14回授業の講義資料を参照し、学習内容を確認します
・授業後に演習問題(小テスト)の解答例をMoodle上で確認します
授業内容・授業の初めに、前回の演習問題(小テスト)の解説を行います
・そのあと、四端子回路網(2)についての講義を行います
・最後に、その講義内容に関する演習問題(小テスト)に解答し、講義内容の理解度を確認するとともに、講義内容を簡潔に説明できるようにします
15タイトル総括評価・まとめ2
事前学習
事後学習
・事前に、第9回~第10回、第12回~第14回授業の講義資料、演習問題(小テスト)を参照し、学習内容を確認します
授業内容これまでの授業のまとめを授業中に実施します
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開設科目につき該当しない
<備考>
(未登録)