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授業科目名 無機化学
時間割番号 UCL201
担当教員名 武井 貴弘/長尾 雅則/米崎 功記
開講学期・曜日・時限 前期・水・I 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
 本講義では、基礎的な無機化学と、さらに専門課程で必要な固体化学や無機化合物の各論について学ぶ。特に無機化合物を理解する上で必要な化学結合および結晶構造などの基礎を習得し、無機材料の諸性質を理解できるようにする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
工-B③数理データ分析力ICT等により多様な情報を適切に収集し数理的に分析
工-C⑦理解力・判断力自然現象や社会的事象を理解・分析
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1無機化学に関する基礎的知識を説明できる工-A
2無機化学に関するデータ解析手法を説明できる工-B
3環境や種々の現象と無機化学との関係性を説明できる工-C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%各講義での小テストなどによる知識習得度について評価
230%講義中での練習問題などによる解析手法の理解度について評価
320%無機化学で改善可能な課題の探索に関する課題について評価
合計100% 
<授業の方法>
原則「面接授業」を実施する.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 1年後期で開講されている基礎無機化学を履修し、その単位を修得していることが望ましい。
 受講前に教科書に目を通して予習をしておく必要がある。
<テキスト>
  1. 田中勝久, 中平敦, 平尾一之著, 無機化学 : その現代的アプローチ 第3版, 東京化学同人, ISBN:9784807920563,
    (2023年出版)
<参考書>
  1. 掛川一幸 [ほか] 著, 結晶化学, Array,Array, ISBN:9784872119213,
    (基礎から理解する化学, 2)

  2. P.A. Cox著 ; 魚崎浩平 [ほか] 訳, 固体の電子構造と化学, 技報堂出版, ISBN:4765503712,
    (1989年出版)

  3. 内田希 [ほか] 著, 無機化学, 朝倉書店, ISBN:4254146124,
    (2000年出版 ニューテック・化学シリーズ)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス・授業の概要説明
事前学習
事後学習
授業計画を見て準備を行う 
授業内容授業の概要の説明をする。
2タイトル結晶構造の対称性
事前学習
事後学習
資料を閲覧し予習を行う
小テストに解答し復習する。
授業内容結晶構造について、特に対称性について学習する。
3タイトル結晶構造と格子エネルギー、非晶質
事前学習
事後学習
資料を閲覧し予習を行う
小テストに解答し復習する。
授業内容結晶質と非晶質、および結晶構造の格子エネルギーについて学習する。
4タイトル生命・環境と無機化学
事前学習
事後学習
資料を閲覧し予習を行う
小テストに解答し復習する。
授業内容生命や環境に関する無機化学を学修する。
5タイトル元素の性質 1-2,18族元素
事前学習
事後学習
講義前の事前予習
講義後の事後復習
授業内容典型元素である1-2,18族元素の性質
6タイトル元素の性質 12-17族元素
事前学習
事後学習
講義前の事前予習
講義後の事後復習
授業内容主に典型元素である12-17族元素の性質
7タイトル元素の性質 遷移元素
事前学習
事後学習
講義前の事前予習
講義後の事後復習
授業内容遷移元素の性質
8タイトル中間評価
事前学習
事後学習
第2回から第7回までの講義内容を復習する。
中間評価の結果を受け、理解が不十分な内容について復習し、理解を深める。
授業内容第2回から第7回までの講義内容の振り返りを行う。
9タイトル溶液化学 溶液の束一的性質,酸・塩基
事前学習
事後学習
授業前に教科書中の該当箇所を読んでおく。また講義資料をダウンロードし試料内に問題が提示されていれば解いておく。
講義内容の応用例を教科書で勉強する
授業内容溶液の束一的性質(沸点上昇,凝固点降下,浸透圧)の導出過程と結論を理解する。
酸塩基の定義や強弱について理解する。
10タイトル溶液化学 酸・塩基反応,酸化還元反応
事前学習
事後学習
授業前に教科書中の該当箇所を読んでおく。また講義資料をダウンロードし試料内に問題が提示されていれば解いておく。
講義内容の応用例を教科書、参考書で勉強する
授業内容酸塩基反応における定量計算を習得する。緩衝溶液の作用を理解するとともに計算方法を習得する。
11タイトル配位化学 錯体の配位化学
事前学習
事後学習
授業後に講義内容について教科書で復習する
授業内容配位子に取り囲まれた金属イオン中の電子のエネルギーの変化について理解する。
12タイトル結晶格子の振動と熱的性質・誘電的性質
事前学習
事後学習
教科書の該当箇所を読み、疑問点を明らかにしておく。すでに学習済みの内容で関連事項について復習しておく。
参考書を参照するなどより深い理解に努める。
授業内容結晶格子の振動と熱的性質と誘電的性質について概説する。
13タイトル固体の電気手伝導
事前学習
事後学習
教科書の該当箇所を読み、疑問点を明らかにしておく。すでに学習済みの内容で関連事項について復習しておく。
参考書を参照するなどより深い理解に努める。
授業内容固体の電気伝導に関してバンド理論などを概説する。
14タイトル固体の磁気的性質・超伝導
事前学習
事後学習
教科書の該当箇所を読み、疑問点を明らかにしておく。すでに学習済みの内容で関連事項について復習しておく。
参考書を参照するなどより深い理解に努める。
授業内容様々な磁気的性質並びに超伝導について概説する。
15タイトル総括評価
事前学習
事後学習
第9回から第14回までの講義内容を復習する。
総括評価の結果を受け、理解が不十分な内容について復習し、理解を深める。
授業内容第9回から第14回までの講義内容の振り返りを行う。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
産業界において無機化学を応用した業務の経験
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
初年度のため特になし
<備考>
(未登録)