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授業科目名 建設材料学及び演習
時間割番号 UCE201
担当教員名 齊藤 成彦/佐藤 賢之介
開講学期・曜日・時限 前期・火/金・II/III 単位数 3
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
持続可能な社会の実現に貢献するために、社会基盤施設の構築に広く用いられている建設材料であるコンクリートと鋼材について学習する。
コンクリートに関しては、その構成材料の特性、フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリートの性質について理解することを目的とする。
鋼に関しては、軽量である割に強いことから、軟弱地盤の多い我が国では比較的多く用いられている。本講義では、土木構造物、特に鋼製の橋に用いられる鋼材の力学的特性や長所・短所、鋼材の接合方法について理解することを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
工-B④問題解決力地域や産業ニーズを理解し課題・問題の解決案を提案
工-C⑥自律的かつ継続的学修能力時代変化に対応しつつ自律的継続的な学修で社会的課題解決に貢献
工-D⑧論理的思考力問題や課題を論理的思考で解決
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1建設用材料の基本的性質を理解し、説明できる(フレッシュコンクリートや硬化コンクリート、鋼材の性質を説明できる)工-A
2建設用材料を利用する際の課題を理解し、対応策を説明できる(コンクリートや鋼材の施工性について説明できる)工-B
3建設用材料の耐久性について説明できる(コンクリートや鋼材の劣化要因やその対策について説明できる)工-C
4建設用材料の自然や社会への影響を考慮し、適切に選択できる(コスト等の制約条件の下で、いかに耐久性の高い構造物を建設できるか考察が行える。)工-D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%小テスト/レポートで授業内容の理解度により評価する。
225%小テスト/レポートで授業内容の理解度により評価する。
325%期末試験にて、授業理解力、論理的思考能力、知的好奇心と探求力により評価する。
425%期末試験にて、授業理解力、論理的思考能力、知的好奇心と探求力により評価する。
合計100% 
<授業の方法>
教員が講義を行い、コンクリートと鋼の各内容に関する必要知識を教授する。
Moodle等を使用して小テスト/レポートを解答・提出することにより理解が深まるようにする。
状況によっては、対面形式での講義からオンラインでの双方向ライブ講義へと切り替える可能性がある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
コンクリートに関して:応力やひずみに関する基礎知識を必要とする。
鋼に関して:力の作用により物体に生じる断面力や応力の算出に関する知識を必要とする。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 藤野陽三監修, プロが教える橋の構造と建設がわかる本, ナツメ社, ISBN:978-4-8163-5202-7
  2. 小林一輔, 最新コンクリート工学, 森北出版, ISBN:4627430957
<授業計画の概要>
1タイトルコンクリート(1)
事前学習
事後学習
予習:身の回りのコンクリートを探してみる。
復習:授業後、身近にあるコンクリート構造物を見つけてみる。
授業内容セメントコンクリートの歴史およびコンクリートの一般的性質について講義を行う。
2タイトル鋼(1)
事前学習
事後学習
予習:身の回りの鉄を探してみる。
復習:授業後、身近にある鋼構造物を見つけてみる。
授業内容鋼材とはどのような材料かについて講義を行う。
3タイトルコンクリート(2)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容セメントの種類と組成について講義を行う。
4タイトル鋼(2)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材や鋼構造の歴史について講義を行う。
5タイトルコンクリート(3)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容セメントの水和反応について講義を行う。
6タイトル鋼(3)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼の製造方法について講義を行う。
7タイトルコンクリート(4)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容骨材の特性と含水状態について講義を行う。
8タイトル鋼(4)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼の金属学的性質(炭素量と鋼の性質、熱処理、鋼の欠陥)について講義を行う。
9タイトルコンクリート(5)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容混和材料について講義を行う。
10タイトル鋼(5)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の力学的性質(応力とひずみ)について講義を行う。
11タイトルコンクリート(6)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容フレッシュコンクリートの性質について講義を行う。
12タイトル鋼(6)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の力学的性質(弾性係数、降伏強度)について講義を行う。
13タイトルコンクリート(7)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容材料分離とブリージングについて講義を行う。ここまでで、フレッシュコンクリートの特性について理解できる
ようにする。
14タイトル鋼(7)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の力学的性質(ポアソン比)について講義を行う。
15タイトルコンクリート(8)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容圧縮強度と水セメント比について講義を行う。
16タイトル鋼(8)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の破壊とねばり強さについて講義を行う。
17タイトルコンクリート(9)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容圧縮強度と養生条件について講義を行う。
18タイトル鋼(9)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の接合方法について講義を行う。
19タイトルコンクリート(10)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容硬化コンクリートの変形特性(応力・ひずみ関係)について講義を行う。
20タイトル鋼(10)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の疲労(疲労破壊とS-N曲線)について講義を行う。
21タイトルコンクリート(11)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容クリープと収縮について講義を行う。
22タイトル鋼(11)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の疲労(疲労等級)について講義を行う。
23タイトルコンクリート(12)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容マスコンクリートと温度ひび割れについて講義を行う。
24タイトル鋼(12)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼材の腐食について講義を行う。
25タイトルコンクリート(13)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容コンクリートの経年劣化(凍害・塩害)について講義を行う。
26タイトル鋼(13)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容鋼構造物の維持管理について講義を行う。
27タイトルコンクリート(14)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容コンクリートの経年劣化(中性化・アルカリシリカ反応)について講義を行う。ここまでで、硬化コンクリート
の特性について理解できるようにする。
28タイトル鋼(14)
事前学習
事後学習
予習:講義で新出の用語について調べておく。
復習:講義で学んだ内容について理解を深めておく。
授業内容複合構造物について講義を行う。
29タイトルコンクリート(15)
事前学習
事後学習
予習:講義で学んできた内容を総括しておく。
復習:総括評価の内容を振り返っておく。
授業内容評価(総括・まとめ)を行う。
30タイトル鋼(15)
事前学習
事後学習
予習:講義で学んできた内容を総括しておく。
復習:総括評価の内容を振り返っておく。
授業内容評価(総括・まとめ)を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・実際の材料を持ち込む等して、理解が深まるように工夫する。
・小テストのフィードバックを行い、内容の理解と知識の定着を図る。
<備考>
(未登録)