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授業科目名 分析化学
時間割番号 UAC253
担当教員名 植田 郁生
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
工学科2年次以上
<授業の目的>
分析化学は、調べたい試料にどのような物質が存在するのか(定性)と、その量はどのくらいか(定量)を明らかにする学問分野です。例えば、環境汚染の程度や経路、環境への影響の評価、環境保全の対策は、すべて分析化学による定性と定量の結果がなければ議論できません。本講義では、基礎的な定性と定量分析の手法として、容量分析、重量分析について理解します。また、実用的な機器分析の一つであるクロマトグラフィ―について原理を理解することを目的とします。そして、3年次の「分析化学実験」で体験する分析の原理と関連させながら、物質を定量的に取り扱えるようにします。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門②専門的知識専門分野の基礎的知識を体系的に理解して説明
工-B⑦理解力・判断力自然現象や社会的事象を理解・分析
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
1キレート滴定法を理解し、滴定曲線が予測できるようにする。工-A
2溶解度積を基にして重量分析法の原理と操作を理解する。工-A
3クロマトグラフィ―分析の原理を理解し、各種クロマトグラフィ―の特徴について理解する。工-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%容量・重量・溶解度等に関する小試験・課題
240%クロマトグラフィ―の基礎・高速液体クロマトグラフィーに関する小試験・課題
330%ガスクロマトグラフィーに関する小試験・課題
合計100% 
<授業の方法>
「基礎分析化学」の学習内容を理解しておくこと。
単元ごとに小試験を行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 小熊幸一, 酒井忠雄編著 ; 石田康行 [ほか] 著, 基礎分析化学, 朝倉書店, ISBN:9784254141023
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル酸と塩基
事前学習
事後学習
高校で学習した酸と塩基やpHについて復習しておく
授業内容講義ガイダンス、水について、酸と塩基、pHについて
2タイトル緩衝溶液
事前学習
事後学習
pHや緩衝作用について復習しておく
授業内容pHと緩衝作用、緩衝溶液について
3タイトル中和滴定、容量分析1
事前学習
事後学習
授業内容中和滴定およびキレート滴定の基礎について
4タイトル容量分析2
事前学習
事後学習
授業内容溶解度積、沈殿滴定について
5タイトル重量分析1
事前学習
事後学習
授業内容重量分析の基礎
6タイトル重量分析2および小試験
事前学習
事後学習
授業内容重量分析の応用および小試験
7タイトル液ー液平衡および溶媒抽出
事前学習
事後学習
授業内容溶媒抽出について
8タイトルクロマトグラフィ―1
事前学習
事後学習
授業内容クロマトグラフィ―の分類と基礎について
9タイトルクロマトグラフィー2
事前学習
事後学習
授業内容クロマトグラフィーの分離パラメータについて
10タイトル液体クロマトグラフィ1
事前学習
事後学習
授業内容液体クロマトグラフィーの基礎について
11タイトル液体クロマトグラフィー2
事前学習
事後学習
授業内容液体クロマトグラフィーの検出器および応用例について
12タイトルガスクロマトグラフィー1
事前学習
事後学習
授業内容ガスクロマトグラフィーの基礎について
13タイトルガスクロマトグラフィー2
事前学習
事後学習
授業内容ガスクロマトグラフィーの検出器および応用例について
14タイトルクロマトグラフィ―の試料前処理
事前学習
事後学習
授業内容クロマトグラフィ―分析のための試料前処理技術について
15タイトル小試験・総括
事前学習
事後学習
授業内容小試験および講義の総括
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
基本的に講義スライドの配布は行いません。
<備考>
(未登録)