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授業科目名 機械加工及び実習
時間割番号 TEE322
担当教員名 猿渡 直洋/教育主任
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV-V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 電気系の技術者・研究者が新たな製品の設計・開発・製作に取り掛かるとき、機械工作の基本を熟知していると大変有益である。そこで本科目では、基本的な機械加工からCAD/CAMを用いた最新の加工まで幅広い実習に取り組み、各種機械工作法の概要を理解し加工技術・技能の習得に努める。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部(~2023年度入学生)>電気電子工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
EE-A共通論理的かつ柔軟に思考する力(思考)問題を細分化して多面的・客観的にとらえ、専門分野や文理を問わない幅広い知識に基づき様々な観点から考察し、結果を筋道立てて根拠を示しながら説明できるようにすることで、論理的かつ状況の変化に対して柔軟に対応できる思考力を備える
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
EE
1・簡単な機械図面の読み描きができ、各種工作法の原理などをある程度理解したうえで、各種工作機械の基本操作ができること。EE-A
2・実習内容を他者に説明することができ、さらにはそれらをまとめた報告書を作成する能力を身に付ける。EE-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%個別課題評価
250%報告書
合計100% 
<授業の方法>
 実習では各自が工作機械を実際に操作するため、不注意な行動は大きな怪我につながる可能性があり厳に慎むこと。受講時の着衣については、動きやすく、よごれてもよいもの、なおかつ機械の回転部などに巻き込まれる恐れのないものを準備しておくこと。長髪の者は、帽子をかぶるか髪を束ねること。やけどや切り屑による怪我防止のため、夏場であっても胸元の開いていない長袖上着と長ズボンを着用すること。また、落下物などによる怪我を避けるため、必ず靴を着用すること。サンダルや下駄などを履いたままの受講は絶対に認めないので注意すること。
 その他必要な事項についてはガイダンスで説明するので、必ず出席すること。ガイダンス開催日時等はCNSに掲示するので留意しておくこと。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 機械工作法, コロナ社, ISBN:9784339044812
  2. 機械と工具, 工業調査会,
    (ISSN 0387-1053)

  3. ツールエンジニア, 大河出版,
    (ISSN 0389-4967)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
機械加工についての基礎知識を調べておく
次回の課題についてしらべる
授業内容機械加工の基礎知識と安全に行うための説明
2タイトル機械図面の読み方・描き方
事前学習
事後学習
機械製図についての基礎知識を調べておく
次回の課題についてしらべる
授業内容機械製図の基礎知識とその読み方と書き方の説明
3タイトル旋盤実習(1)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容旋盤:段付き丸棒の加工、テーパー加工、ねじ切り加工などを習得し、与えられた課題の作品を製作する。
4タイトル旋盤実習(2)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容旋盤:段付き丸棒の加工、テーパー加工、ねじ切り加工などを習得し、与えられた課題の作品を製作する。
5タイトルフライス実習(1)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容フライス盤:立フライス盤を使って往復台や継ぎ目無し鎖などを製作する。
6タイトルフライス実習(2)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容フライス盤:立フライス盤を使って往復台や継ぎ目無し鎖などを製作する。
7タイトル穴加工実習(1)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容切断・穴あけ加工:切断機、ボール盤、タップ等の加工を利用した品物を製作する。
8タイトル穴加工実習(2)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容切断・穴あけ加工:切断機、ボール盤、タップ等の加工を利用した品物を製作する。
9タイトル板金・溶接実習(1)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容溶接:ガス溶接、アーク溶接で試験片を溶接する。
10タイトル板金・溶接実習((2)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容溶接:ガス溶接、アーク溶接で試験片を溶接する。
11タイトル報告者作成指導
事前学習
事後学習
報告書を仕上げておく
報告書の修正をする
授業内容報告書の作成方法の確認と各課題についての振り返りを行う。
12タイトルものづくり講義(1)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容さまざまな加工方法について説明する。
13タイトルものづくり講義(2)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容機械設計の考え方や手順について説明する。
14タイトル機械製作実習
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容工作機械を使って簡単な部品を製作する。
15タイトル総括とまとめ
事前学習
事後学習
報告書を仕上げておく
報告書の修正をする
授業内容報告書の書き方について説明をする
各課題についての振り返りを行う
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
実習に必要なものについて、ガイダンスで明示する。
<備考>
※各実習およびものづくり講義はグループ毎に分かれて受講するため、受講順序はグループによって異なる。

 本科目では、講義および各実習課題のすべての出席と報告書提出が義務づけられている。やむを得ない理由で欠席した場合は、補講を必ず受けること。