授業科目名	食料問題とグローバル経済
時間割番号	LSS312
担当教員名	佐藤　惣哉
開講学期・曜日・時限	前期・金・II	単位数	2
＜対象学生＞
(未登録)
＜授業の目的＞
本科目の目的は、学生が、以下の知識と能力を習得できるように講義を実施することである。 1.グローバル社会における特徴的な経済活動の仕組みを理解することができる。 2.国際経済（国際貿易）に関する基礎的な理論と考え方を理解し説明することができる。 3.世界と日本の食料供給と需要の現状を理解し説明することができる。 4.グローバル経済と食料問題に関する歴史的背景と現状の課題を理解することができる。
＜本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー＞（能力・資質）
生命環境学部>地域社会システム学科向け 記号 コンピテンシー（能力・資質） 説明   SS-A 専門 社会科学系の基礎 社会のしくみを体系的かつ多面的に理解し、社会科学の基礎的な概念を用いて説明できる。 ○ SS-B 経済学の基礎と発展 経済活動の仕組みや市場の役割を理解し、経済政策や制度の意義を基礎的な専門知識を用いて説明できる。 ◎ SS-C 共通 教養 異文化理解と外国語リテラシー 自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。 「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。 「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。 ○ SS-D 汎用能力 ４・論理的思考力 情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。 ○
＜到達目標＞  到達目標とは
目標NO 説明 コンピテンシーとの対応 SS 1 グローバル経済に関する理論や諸問題について、授業内容を踏まえて記述することができる。 － 2 グローバル経済の現状を理解することができる。 SS-A 3 国際経済学の理論を説明することができる。 SS-B 4 世界や日本の食料問題の現状を説明することができる。 SS-C 5 食料問題とグローバル経済に関する現実経済の諸問題について説明することができる。 SS-D
＜成績評価の方法＞
目標No 割合 評価の観点 1 20% 授業後の課題。授業内容を理解して説明しているかどうか。 2 20% 試験。グローバル経済の現状を正しく説明できるか。 3 20% 試験。国際経済学の理論を正しく説明できるか。 4 20% 試験。世界や日本の食料問題の現状について正しく説明できるか。 5 20% 試験。現実経済の諸問題について講義内容を踏まえて論じることができるか。 合計 100%
＜授業の方法＞
本科目は、面接授業にて実施する。 担当者が講義内容をまとめた資料（PDFファイル）を用意し、授業の前日までにアップロードするので、授業開始までに資料を読み予習を行い、疑問点を明確にしておくこと。また、講義資料とは別に授業内容と関連する補足資料などを適宜、配信することもある。 なお、講義の主な内容は教科書の内容に即しているが、完全には一致しない。 適宜、補足や修正がなされた内容で講義が実施される。 詳細については初回の授業で説明するので、可能な限り出席することが望ましい。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
グローバル化の進展により、私たちの生活において海外との関わりは不可欠なものになっている。世界中の人々がグローバル化のメリットを享受している一方で、デメリットが徐々に明らかになり、世界で様々な対立や問題が起こっている。本科目では国際貿易に関する基礎的な理論を学んだ上で、グローバル経済について食料問題という観点から理解を深める。食料は私たちが生きていくためには必要不可欠なものであり、日常生活に大きな影響を及ぼすものであるため、身近な問題であるといえる。 国際経済学に限らず経済学に関する講義全般に言えることであるが、講義で扱った内容が現実経済ではどのようになっているのか、身近な例で考えることが理解する上で非常に大事である。そのため、普段から新聞記事やニュースなどに目を向けることが望ましい。 なお、経済学を専門としない学生の履修は可能であるが、ミクロ経済学・マクロ経済学の基礎的な知識を理解していることを前提に授業を行うため、すでに履修済みであることが望ましい。 出席については評価の対象とはしないが、単位取得のためには必須であるので注意すること。
＜テキスト＞
伊藤萬里, 田中鮎夢著, 現実からまなぶ国際経済学, 有斐閣，2023年, ISBN:9784641200012, (※主に、第1回から第11回までの国際経済学に関する内容で使用する。)
＜参考書＞
参考書については授業中に適宜紹介する。
＜授業計画の概要＞
1 タイトル 初回ガイダンス（授業の概要説明）／グローバル経済とは何か（イントロダクション） 事前学習 事後学習 事前学習：講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 グローバル経済とは何かを理解し、講義の全体像を把握する。 2 タイトル 世界経済をデータで見る(1)／国際貿易の拡大とその背景 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 世界経済のデータを確認し、国際貿易の拡大とその背景について学ぶ。 3 タイトル 世界経済をデータで見る(2)／生産要素の移動と国際経済取引の新しい形態 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 国際経済取引の新しい形態について、統計データを確認しながら理解を深める。 4 タイトル グローバル化と保護主義(1)／保護主義の歴史と台頭する背景 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 グローバル化と保護主義の関係について、歴史や背景を理解しながら学ぶ。 5 タイトル グローバル化と保護主義(2)／保護主義の新しい展開 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 近年の保護主義の新しい展開について理解を深める。 6 タイトル 企業のグローバル化(1)／外国直接投資に関する議論 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 企業の外国直接投資について、種類や役割について理解を深める。 7 タイトル 企業のグローバル化(2)／海外生産と国際分業 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 グローバル企業の海外生産と国際分業について理解を深める。 8 タイトル 比較優位と絶対優位 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 比較優位と絶対優位の考え方や理論について、数値例を用いて理解を深める。 9 タイトル 貿易の部分均衡分析(1)／貿易政策の評価 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 貿易政策について、余剰分析を用いて評価する方法を学ぶ。 10 タイトル 貿易の部分均衡分析(2)／輸入・輸出に対する政策の効果 事前学習 事後学習 事前学習：教科書の該当ページや講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 輸入や輸出を制限する政策について、余剰分析を用いて評価する方法を学ぶ。 11 タイトル グローバル経済（国際経済）についてのまとめ 事前学習 事後学習 事前学習：これまでの講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 これまでのグローバル経済（国際経済）に関する内容の総復習とまとめを行う。 12 タイトル 食料問題の現状(1)（世界の食料問題、食料経済学とは） 事前学習 事後学習 事前学習：講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 世界の食料問題の現状や、食料経済とは何かについて学ぶ。 13 タイトル 食料問題の現状(2)（日本の食料問題） 事前学習 事後学習 事前学習：講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 日本における食料問題について、データや資料を用いて理解を深める。 14 タイトル 時事問題から食料問題を考える（フードロスに関わる問題） 事前学習 事後学習 事前学習：講義資料を読み、全体像を把握した上で、不明な点を明確にしておく。 事後学習：講義資料などを読み返し復習を行う。さらに授業課題を行い、理解度をチェックする。 授業内容 フードロスに関わる時事問題を取り上げ、食料問題について理解を深める。 15 タイトル 全体のまとめと質疑応答 事前学習 事後学習 事前学習：これまでの講義資料を読み、不明な点を明確にしておく。 事後学習：これまでの講義資料などを読み返し復習を行う。試験に向けて総復習も行う。 授業内容 グローバル経済と食料問題についての全体のまとめを行う。また、質疑応答も行う。 16 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 17 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 18 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 19 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 20 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 21 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 22 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 23 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 24 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 25 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 26 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 27 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 28 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 29 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 30 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容
＜前年度授業に対する改善要望等への対応＞
担当者変更。
＜備考＞
(未登録)