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授業科目名 | 中等英語科の教材研究と授業構想 | ||||||||||||||||||
時間割番号 | KSU549 | ||||||||||||||||||
担当教員名 | 蕨 知英/奥村 直史/田中 武夫/加藤 千晶/磯部 美和/久保 佑輔 | ||||||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 後期・金・V | 単位数 | 2 | ||||||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||||||
1・2年 | |||||||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||||||
中等英語科教育に関わる学問領域の理論,特に第二言語習得論や英語科に関連する学問領域,特に英語学や英米文学の知識を身につけることで,それに基づく教材分析の視点を得て,言語教育と不可分な言語自体への興味や異文化への理解を慈養するような具体的な授業つくりのための実践力を養う。 | |||||||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||||||
・中等英語科における「教材」の機能と役割を理解し,教材を授業にどのように具体化すべきか,その方法を理論的に裏打ちさせながら選択することができる。 ・自己の授業経験より,学習者の英語能力や認知レベル,さらには指導目的に合った教材や授業のあり方を模索しながら,授業案を提示でき,さらに授業改善も行うことができる (現職教員)。 ・中等英語科の教育実態を把握しながら,授業の具体案を単元単位で計画,実施モデルを提案でき,授業構想における根拠を説明することができる(ストレートマスター)。 |
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<授業の方法> | |||||||||||||||||||
講義・演習 中等英語科の実態や学習者の学習困難点に関する情報を集めたり,関連学問領域の知見を学習しながら,教材のあり方を議論したうえで,授業実践例の教材研究と授業づくりを教科教育と教科専門の視点から分析する。そして,自己の授業実践プランを提案し,その実施における考慮点や改善点を吟味しながら,中等英語科に関わる方法論や総合的な授業実践力を育成する。 前半は、時間毎のテーマに関する理論的な講義、その後、テーマに関するレポートを行ってもらい、その後、議論や演習を行う。授業は研究者教員と実務家教員とのティーム・ティーチングで行う。 |
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<成績評価の方法> | |||||||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||||||
毎回の授業テーマについての知識をまずは深めてもらいたい。次に、理論をどのように実践に生かすかをよく考えて学んでもらいたい。また、実践に関する自己のアイディアを大切にしてもらいたい。授業改善の方法も学んでもらいたい。 | |||||||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||||||
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<参考書> | |||||||||||||||||||
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<授業計画の概要> | |||||||||||||||||||
第1回:イントロダクション: 学習指導要領に見る中等英語科の教育目標と現状の到達点について考える。<蕨> 第2回:中等英語科の教育における課題と解決に向けての議論: つまずきやすいポイントや入試改革およびAIの台頭といった社会の変化に伴う影響について情報共有し、解決策を議論する。<蕨> 第3回:中等英語科に関する学問領域: 第二言語習得論と学習者の多様性について理解した上で、理論に基づいた実践や個別対応の方法について議論する。<蕨> 第4回:中等英語科に関する学問領域: 言語学・英語学・統語論 言語の普遍性と個別性に関わる項目に焦点を当て、英語と日本語の共通点や固有の特徴について議論する。<磯部> 第5回:中等英語科に関する学問領域: 英米文学。教科書に掲載された文学教材について議論する。<奥村 > 第6回: 中等英語科に関するカリキュラム設計と指導方法: 代表的なカリキュラムや指導方法の紹介し、それぞれの利点・欠点について議論する。<蕨> 第7回:中等英語科に関する評価論と評価法:<久保> 第8回:中等英語科の授業構成と授業分析の方法: 授業動画から授業構成の型と改善点等について議論し、授業を分析する方法を学ぶ。<蕨> 第9回:授業構想:ライティング指導<久保> 第10回:教材研究: イギリス文学作品の講読・分析により異文化・外国語理解の深化を促進する。<加藤> 第11回:授業構想: 文法教材を用いた授業構想について。<田中> 第12回:授業構想: 物語教材を用いた授業構想について<田中> 第13回:中等科の授業のケーススタディ: 動画による授業分析と分析の視点について議論をする。<蕨> 第14回:授業案の発表と指導技能の向上: 各自が作成した授業指導案をもとに、タスクを中心としたコミュニケーション授業を行うためのスピーキング・ライティング指導と、それらのフィードバック方法について考える。<蕨> 第15回:授業案の発表と指導技能の向上: 各自が作成した授業指導案をもとに、内容理解を目的としたリスニング・リーディング指導スキルの向上に向けて議論をする。<蕨> |
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<前年度授業に対する改善要望等への対応> | |||||||||||||||||||
前年度と同様に実施 |