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授業科目名 中等保健体育科の教材研究と授業構想
時間割番号 KSU546
担当教員名 鈴木 健一/金澤 翔一
開講学期・曜日・時限 後期・月・I 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
中等保健体育科の内容・方法にかかわる先行研究をふまえるとともに,体育科教育や周辺領域の知見を活かして,保健体育科の教材研究・開発とカリキュラム・単元・1単位時間の授業づくりのための実践的な力を高める。
<到達目標>
【ストレートマスター】
?保健体育科における教材の機能と役割を踏まえた教材研究を行い,保健体育科の授業(単元)を構想し実践することができる。
【現職教員学生】
?各領域を視点にこれまでの保健体育科の授業を分析・評価し,改善案を示すことができる。
<授業の方法>
面接授業(講義・演習)
・中等教育における保健体育科の目標達成に向けて,中学校学習指導要領解説保健体育編に示された内容ならびに各種の運動技術と運動の機能的特性をふまえ,学習者のつまずきを起点にその問題を解決するための教材づくりと授業構想の視点を教授する。
・先行研究の概観から問題点を見出し,担当教員と受講学生によるディスカッションを通して教材開発を試み,それらの教材を用いた授業プランを作成する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %先行研究の抄読ならびに教材研究・開発・実践を総括し,より良い授業づくりに向けた考えを示すことができる。 
2受講態度 10  %先行研究の成果と課題から問題を見出し,その解決のための具体的な方法についての考えを表明することができる。 
3発表/表現等 40  %教材の実践から得た成果と課題をふまえ,その改善方法を説明することができる。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・各回の講義では,受講学生の生徒としての経験の想起から発せられる素朴な疑問が教材研究・開発における活発なディスカッションを支えるため,積極的な発話を求める。
・教材を検証する演習授業では,運動に適した服装で臨み,体育館用シューズと飲料を準備しておくこと。
<テキスト>
  1. 文部科学省, 中学校学習指導要領解説 保健体育編, 東山書房, ISBN:9784827815603
<参考書>
  1. 授業中に提示する
<授業計画の概要>
第1回:オリエンテーション:保健体育科の目標と内容(鈴木)
第2回:体育理論の授業づくり(鈴木)
第3回:運動指導方法と授業づくり1:運動の習熟位相(鈴木)
第4回:運動指導方法と授業づくり2:運動構造(鈴木)
第5回:運動指導方法と授業づくり3:運動技術(鈴木)
第6回:水泳の教材研究・開発と授業構想(金澤)
第7回:球技の教材研究・開発と授業構想(金澤)
第8回:球技の教材の検証(金澤)
第9回:陸上競技(走り幅跳び)の教材研究・開発と授業構想(鈴木)
第10回:陸上競技(走り幅跳び)の教材の検証(鈴木)
第11回:器械運動(マット運動:翻転系)の教材研究・開発と授業構想(鈴木)
第12回:器械運動(マット運動:翻転系)の教材の検証(鈴木)
第13回:器械運動(跳び箱運動:回転系)の教材研究・開発と授業構想(鈴木)
第14回:器械運動(跳び箱運動:回転系)の教材の検証(鈴木)
第15回:教材研究・授業構想の発表(鈴木)
定期試験は実施しない
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中