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授業科目名 多様性生物論
時間割番号 EEN221
担当教員名 田中 克彦
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
生物の多様性を、主に海産無脊椎動物の多様性と繁殖生態を例に,地球環境変化や生物の進化を交えながら概説する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
C持続的変態力教師として学び続ける意志と課題探求力を身につけている。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1動物を例として生物または生命現象の一様性と多様性を説明できるA
2動物の分類と系統の概要を説明できるB
3動物の多様性と生態の概要を説明できるC
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
134%定期試験及び毎回のレポートにおいて,動物を例として生物または生命現象の一様性と多様性を説明できるかを評価する
233%定期試験及び毎回のレポートにおいて,動物の分類と系統の概要を説明できるかを評価する
333%定期試験及び毎回のレポートにおいて,動物の多様性と生態の概要を説明できるかを評価する
合計100% 
<授業の方法>
講義。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高等学校の生物の内容程度の知識が必要。
<テキスト>
  1. 〈テキスト〉プリントを配布。
<参考書>
  1. 白山義久編集, 無脊椎動物の多様性と系統 : 節足動物を除く, 裳華房, ISBN:9784785358280,
    (2000年出版 バイオディバーシティ・シリーズ, 5)

  2. 松井正文編, 脊椎動物の多様性と系統, 裳華房, ISBN:4785358300,
    (2006年出版 バイオディバーシティ・シリーズ, 7)

  3. 佐々治寛之著, 動物分類学入門, 東京大学出版会, ISBN:4130631241,
    (1989年出版 UP biology, 74)

  4. 上田恵介, 佐倉統監修, 動物たちの気になる行動 2 恋愛・コミュニケーション篇, 裳華房, ISBN:4785387440,
    (2002年出版 ポピュラーサイエンス, 243-244)

  5. 日本生態学会編, 行動生態学, 共立出版, ISBN:9784320057388,
    (2012年出版 シリーズ現代の生態学 / 日本生態学会編, 5)
<授業計画の概要>
1タイトル1,動物とは何か?
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容動物の特徴や位置づけについてあらためて見渡しながら、生物の多様性を俯瞰する。
2タイトル2,海綿動物・刺胞動物
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容動物中でもっとも単純な体制をもつ海綿動物門、イソギンチャク・サンゴやクラゲを含む刺胞動物門の形態的・生態的特徴について概説する。
3タイトル3,環形動物
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容ミミズやゴカイの仲間から成る環形動物門の形態的・生態的特徴について概説する。
4タイトル4,軟体動物
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容いわゆる貝類である軟体動物門の形態的・生態的特徴について概説する。
5タイトル5,節足動物
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容昆虫類やエビ・カニ類を含む節足動物門の形態的・生態的特徴について概説する。
6タイトル6,棘皮動物
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容ウニやヒトデに代表される棘皮動物門の形態的・生態的特徴について概説する。
7タイトル7,脊索動物・その他の動物
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容我々のような脊椎動物を含む脊索動物門、およびその他の動物門の形態的・生態的特徴について概説する。
8タイトル8. 動物の分類学
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容多様な生物を理解するためには、種やグループを分類し、体系化する必要がある。動物の分類を主眼とする動物分類学とその背景について紹介する。
9タイトル9,動物の行動生態学
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容動物の行動に関して、行動生態学的なアプローチについて紹介する。
10タイトル10,性別、性表現
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容多くの動物には雄と雌がある。また、動物によっては性転換や雌雄同体などの性表現もみられる。性別やそれぞれの性表現の進化的意義について考えてみる。
11タイトル11,様々な繁殖システム
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容生命の本質の一つである繁殖に関連して、生涯繁殖回数や繁殖システムの観点から、動物の生活史の多様性に触れる。
12タイトル12,代替交配行動、雌雄間の対立
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容繁殖に関連して、一つの種内に異なる形態・行動を示す個体が存在することがある。また、種内の雌雄間で対立がみられることがある。種内の同性間、異性間でみられる行動等の多様性を考える。
13タイトル13,親子関係
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容動物の中には産みっぱなしのものもいれば、子の保護を行うものもいる。繁殖戦略の多様性を理解する一環として、動物の親子関係について例示し、その進化的意義に触れる。
14タイトル14,社会性の進化
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容動物にみられる社会行動のタイプについて概説し、その進化に関する考え方を紹介する。
15タイトル15,動物の形態と生態の多様性の振り返り,総括評価,まとめ
事前学習
事後学習
単位認定試験も実施しますので,本時までの振り返りと,全レポート課題の振り返りによる事前学習を十分行ってください。
授業内容動物の形態と生態の多様性を振り返り,総括評価,まとめを行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
担当者変更
<備考>
(未登録)