山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
精神看護実践の基礎
担当教員
坂井 郁恵/宮田 知子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNL301 2 3 前期
<授業の概要>
◎精神疾患、治療、専門職の役割等を理解し、精神看護の実践に求められる基本的知識と態度、技術を習得し、看護を展開する能力を養う。
◎メンタルヘルス上の問題の予防、早期発見、治療、リカバリー(回復)について、当事者の生きる力と強さに着目しながら支援するために必要な看護の役割と課題を学ぶ。
◎視聴覚教材や精神保健医療福祉の領域で活躍している専門職による講義等を通じて、精神疾患を抱えた方がその人らしく入院生活や地域生活を送ることができるようになるために必要な看護実践の視点や考え方、多職種連携における看護師の役割について学ぶ。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門豊かな人間性
B問題解決力能力
C看護実践力
D連携する力
E地域ケアに貢献する力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1対象者のもつ「力」や「その人らしさ」を尊重した行動の必要性について説明することができるA
2患者-看護者関係の成立と発展の過程について説明できるB
3精神疾患の病態、疾患による生活障害について説明できるB
4精神疾患が日常生活に与える影響と対象者のストレングスについて理解し、それらの視点をもったアセスメント・看護問題を検討することができるC
5精神保健医療福祉における看護の機能と看護活動のあり方について説明できるE
6精神科でのチーム医療における看護及び他職種の役割を理解し、対象者を中心とした協働のあり方について説明することができるD
7プロセスレコードの活用方法・目的を正しく理解し、プロセスレコードを記載することができるA
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
110%講義への出席・受講態度および、筆記試験、グループワークでの討議内容から、自らの言葉で適切な内容を説明できたか否かを評価する
220%講義への出席・受講態度および筆記試験によって、理解度や知識の定着度合い・正確性を評価する
330%講義への出席・受講態度および、筆記試験やグループワークでの討議内容から理解度や知識の定着度合い・正確性を評価する
415%講義への出席・受講態度および、筆記試験、グループワークでの討議内容によって、理解度や知識の定着度合い・正確性を評価する
510%講義への出席・受講態度および、筆記試験、グループワークでの討議内容から、自らの言葉で適切な内容を説明できたか否かを評価する
610%講義への出席・受講態度および、筆記試験、グループワークでの討議内容から、自らの言葉で適切な内容を説明できたか否かを評価する
75%講義への出席・受講態度および、筆記試験によって理解度や知識の定着度合い・正確性を評価する
合計100% 
<授業計画>
1. 4月 8日(火) 13:10-16:20 精神科看護実践の基礎とセルフケア理論(坂井)
2. 4月15日(火) 13:10-16:20 精神科救急・急性期の治療と看護(坂井)
3. 4月22日(火) 13:10-16:20 統合失調症を病む人への看護(坂井)
4. 4月30日(水) 13:10-16:20 気分障害を病む人への看護(坂井)
5. 5月13日(火) 13:10-16:20 神経症性障害・ストレス関連障害、身体表現性を病む人への看護、症状性を含む器質性精神障害(坂井)
6. 5月20日(火) 13:10-16:20 摂食障害(生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群)、精神疾患患者の身体合併症の看護(宮田)
7. 5月27日(火) 13:10-16:20 パーソナリティ障害、発達障害を病む人への看護(坂井)
8. 6月 3日(火) 13:10-16:20 依存症を病む人への看護、習慣および衝動の障害(宮田)
9. 6月10日(火) 13:10-16:20 精神科リハビリテーションと看護(坂井) 
10. 6月12日(木) 13:10-16:20 心理社会的療法と多職種連携における看護師の役割(宮田)
11. 6月17日(火) 13:10-16:20 精神科臨床における医師の役割(長坂)
12. 6月24日(火) 13:10-16:20 リエゾン精神専門看護師の役割と活動(田久保)
13. 7月 1日(火) 13:10-16:20 薬物療法、グループダイナミクスと看護(坂井) 
14. 7月 8日(火) 13:10-16:20 プロセスレコード(宮田)
15. 7月15日(火) 13:10-16:20 看護過程の展開(統合失調症)、実習資料配布(坂井)
16.7月22日(火) 14:50-16:20 総括評価(坂井 他)
※非常勤講師の予定等により、講義内容は前後で移動する場合があります

<授業形態>
授業は面接授業にて行います
授業形態等の変更がある場合は事前にCNS掲示板にて連絡します

<出席調査>
講義について、2/3以上の出席が必要となります。

<総括評価(試験)>
講義の出席が2/3に満たない者は、受験を認めません(再試験も不可)。
受講態度について教職員により教育的配慮から正当な注意・指導を行っても改善が見られない場合、成績評価に反映します。
<教科書>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
授業を担当する教員は、臨床(精神科等)での看護実践の経験をもつ者に加えて、地域で実際に精神保健医療福祉に携わっている者が授業を担当することで、看護対象者が抱える問題や生活上の困難に対して多角的な視点をもって対象者を捉え、その対象者に必要とされる、最適な看護実践を考える能力を養うことを目指す。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
・講義資料について、重要なポイントをより分かりやすく示すことができるように検討します。
・授業中に適宜、国家試験の過去問等を用いて授業内容の理解度を確認していきます。