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授業科目名
周産期ハイリスク実習
担当教員
小林 康江/佐々木 美果/眞嶋 ゆか/高岡 智子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG414 2 4 通期
<授業の概要>
帝王切開術で分娩となる正期産の母子の術後のリスクや、新生児に生じやすい異常に対するケアの実践を通して、周産期ハイリスクに対する援助の基本を習得する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門問題解決力能力
B看護実践力
C連携する力
D自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1妊娠中のハイリスク因子が分娩・産褥経過に及ぼす影響を説明することができる。A
2ハイリスク妊産婦・新生児のケアの原理原則を説明することができる。A
3アセスメントに基づいたケア計画が立案できる。B
4褥婦及び新生児へのケアを助産師の指導を受けながら実践できる。B
5母子分離となった場合には、ファミリーセンタードケアについて基づいた母子分離時の母子関係の促進や、両親への育児支援の実際について説明できる。C
6自己の実践を日々振り返ることで課題を明確にし、課題を解決するための学習を積み、自己研鑽することを習慣付けることができる。D
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
120%妊娠中の経過をふまえハイリスク因子が母子の分娩・産褥経過に及ぼす影響を説明できるか否か周産期ハイリスク実習評価表を使用し評価する。
210%ハイリスク妊産婦・新生児のケアの原理原則についての口頭試問を行う。
325%妊娠・分娩の経過からアセスメントを行い、産褥期のケア計画が立案できるか否かを周産期ハイリスク実習評価表を使用し評価する。
425%立案したケア計画を基に、褥婦及び新生児に対するケアを助産師の指導のもとに実践できたか否かを周産期ハイリスク評価表を使用し評価する。
510%母子分離となった褥婦及び家族に対し、母子関係の促進や育児支援についての口頭試問を行う。
610%文献を用いながら自己の課題に対する解決策を見出し、日々の看護実践ができているか否かを実習記録・実習態度で評価する。
合計100% 
<授業計画>
臨地実習
1)実習期間:令和7年6月3日(火)~8月22日(金)(学生の受け持ちが可能な母子が入院し、産後1か月健診までの期間)
2)実習時間:受持ち期間は、帝王切開前日または当日から産褥入院期間、2週間健診、1か月健診まで。時間は日勤帯とする。
3)実習内容:
・ハイリスク母子のアセスメントに基づいたケア計画を立案する。
・ハイリスク母子へのケアを助産師の指導のもと実践する。
・ファミリーセンタードケアに基づいた母子分離時の母子関係の促進や、両親への育児支援の実際について考察する。
4)実習施設:山梨大学医学部附属病院、山梨市立産婦人科医院
5)事前課題:実習に向けた準備を行う。
<教科書>
  1. 小林康江責任編集, ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア 2024年版, 日本看護協会出版会, ISBN:9784818026179,
    (2024年出版 助産師基礎教育テキスト, 第7巻)

  2. 小林康江, 中込さと子, 荒木奈緒編, 母性看護の実践 第3版, メディカ出版, ISBN:9784840481618,
    (2024年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
指導教員は全員助産師経験を有し、実習施設との指導助産師と連携し、学生の実践力と臨床判断能力の指導を行う。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
新規開設科目につき該当しない。