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授業科目名
脳神経外科学 BCC実習
担当教員
木内 博之
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMG536 1 4,5 通期
<授業の概要>
一般学習目標(GIO):
 脳血管を含む神経系の解剖と生理を理解した上で,脳神経外科の診療において患者に実際に応接し,問題解決ができるよう,神経学的診察や神経放射線学的検査を通じて正確な診断と適切な治療選択が行える能力を習得する。

学習行動目標(SBO):
1.医療チームの一員として積極的に参加し,望ましい行動をとる。
2.患者に対して適切に接することができる。
3.患者の病歴が正確に聴取できる。
4.患者の身体所見,神経学的所見を正確にとることができる。
5.患者の画像所見を的確に述べることができる。
6.患者から得た情報の守秘義務を守ることができる。
7.脳神経外科的疾患の鑑別診断を行える。
8.EBMに基づいた脳神経外科治療を説明できる。
9.髄液検査,電気生理学的検査,神経放射線学的検査,など各種検査の内容と適応について説明することができる。
10.血管撮影,血管内外科手術の概略を説明できる。
11.手術を含む治療の適応について説明できる。
12.手術のアプローチ,手術の体位が説明できる.
13.手術に入る場合には,正しく手洗いし,助手として参加する。
14.術中所見が理解できる。
15.術後管理のポイントを説明できる。
16.治療の結果や今後の予後,退院後の治療方針について説明できる。
17.簡単な縫合処置,糸結びができる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A専門2.医学的知識、基本的な診療能力及び患者個々に応じた適切な対応能力
B3.コミュニケーション及びチーム医療の実践力
C共通情報を適切に活用する力(情報)図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を倫理的、合法的に収集し、収集した文献や資料から適切な情報を選択し、様々な情報を統計学的手法やAI技術なども活用して分析し、的確にまとめて活用できる力を備える
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
1チーム医療への参加B
2病歴の聴取と神経診察A
3検査結果から鑑別診断を考えるC
4手術所見と手技の獲得
5術後合併症と予後
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
120%カンファレンスの参加
220%アナムネの聴取と神経診察ができる
320%MRIなどから鑑別診断をあげられる
420%術中所見の理解と糸結びなどの手技が行える
520%術後合併症と予後が予測できる
合計100% 
<授業計画>
実習スケジュールの詳細は手引きを参照のこと。

集合時間・集合場所
 午前9時00分
 6階北病棟カンファレンスルーム

 ※月曜が祝日などで休日の場合
  午前8時00分 
  脳神経外科外来カンファレンスルーム


注意事項
1. 手引きの臨床実習上の注意事項(P5)厳守のこと。
2. 患者資料の持ち出し禁止。特にレポート作成時における匿名性の確保。
3. 実習指導者の指示に従うこと。
<教科書>
  1. 標準脳神経外科学, 医学書院, ISBN:9784260005357
  2. 田崎吉昭, ベッドサイドの神経の見方, 南山堂, ISBN:4521721516
<参考書>
  1. 脳神経外科学, 金芳堂, ISBN:9784765313438
  2. プライム脳神経外科 脳動脈瘤, 三輪書店
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
脳神経外科の臨床に十分な経験を有している教員が担当する。
実務を傍らでともに経験しつつ、フィードバックを加える実践的教育を行っている。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
アンケート結果確認中