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授業科目名
解剖学A(組織学講義・実習)
担当教員
篠原 良章/吉﨑 嘉一
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMB206 2 2 前期
<授業の概要>
我々の身体は、元々は1つだった受精卵が37兆個の細胞に分化することで形成されており、個々の細胞は臓器というひとかたまりの単位となって体の中で代謝・循環・生殖・運動などの機能を実現している。組織学は、顕微鏡を用いてこれらの細胞集団を臓器ごとに観察し、それぞれの細胞種の形態学的特徴を理解する学問である。各臓器ごとに細胞は多種多様な形態を取っているが、その形態は臓器に必要とされている機能を実現するためであることを理解することが、この講義の目標であり、その目的で組織学標本の顕微鏡観察とスケッチを行う。さらに各臓器の正常な組織構築を学習することで、病理組織を理解するための観察眼を養う。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシー未選択
1作成法、顕微鏡による解像度など、組織標本に対する基本的な事項を理解し ている。
2各臓器の組織を見て、どの臓器のどの細胞であるか、判別する能力がある。
3自分から主体的に顕微鏡を使って組織像を観察できる。
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
135%中間テストの評価
220%スケッチブック・授業態度・論文精読に対する評価
345%期末テストの評価
合計100% 
<授業計画>
講義・実習の流れ
・組織実習室で講義を行った後、標本の観察(スケッチ)を行う。
・実習中、スケッチについて教官が適宜チェックを行う。
・実習は17時までとする。スケッチが実習中に終わらなかった場合はMoodle上に公開されているvirtual slideを用いて、次回の実習までに終わらせること。スケッチは適宜教員がチェックする。

04-04 (金) PM 人体解剖学講義 (01) 組織学総論1 細胞生物学
04-09 (水) PM 人体解剖学講義 (02) 組織学総論2 上皮組織
04-11 (金) PM 人体解剖学講義 (03) 組織学総論3 結合組織(01)
04-16 (水) PM 人体解剖学講義 (04) 組織学総論4 結合組織 (02) 
04-18 (金) PM 人体解剖学講義 (05) 組織学総論5 筋組織
04-23 (水) PM 人体解剖学講義 (06) 組織学総論6 神経組織
04-25 (金) PM 人体解剖学講義 (07) 組織学各論1 循環器
05-02 (金) PM 人体解剖学講義(08)組織学各論2 呼吸器
05-07 (水) PM 人体解剖学講義 (09) 組織学各論2 皮膚
05-09 (金) PM  予備
05-14 (水) PM 人体解剖学講義 (10) 組織学各論4 造血リンパ系
05-16(金)3限 予備
05-16 (金) 4限  中間試験
05-21(水)PM 人体解剖学講義 (11) 組織学各論5 消化器(I) 
05-23 (金) PM 人体解剖学講義 (12) 組織学各論6 消化器(II)
05-28 (水) PM 人体解剖学講義 (13) 組織学各論7 消化器(III) 
05-30 (金) PM 人体解剖学講義 (14) 組織学各論8 泌尿器
06-04 (水) PM 人体解剖学講義(15)組織学各論9 内分泌(I)
06-06 (金) PM 人体解剖学講義 (16) 組織学各論10 内分泌(II) 
06-11 (水) PM 人体解剖学講義 (17) 組織学各論11 男性生殖器 
06-13 (金) PM 人体解剖学講義 (18) 組織学各論12 女性生殖器
06-17 (火) AM 人体解剖学講義 (19) 組織学各論13 視覚器
06-18 (水) AM 人体解剖学講義 (20) 組織学各論14 聴覚器
06-20(金)3限 予備 
06-20 (金) 4限   定期試験
06-24 (火) PM  予備
07-04 (金)3限 予備
07-04(金)4限   再試験

<実習について>
実習については、組織学標本の観察を行う。実習は全て出席すること。各実習ごとにスケッチ課題を課す。

<進級の必要条件>
中間試験、定期試験を無断で欠席した者および定期試験の得点率15%未満のものは不合格とし、再試験の受験を認めない。
再試験を無断で欠席した者および欠席届に配慮なし(自己都合による欠席)にチェックがあるものは当該科目を不合格とする。
原則として、試験と実習の合計点が60%以上、かつプロフェッショナリズムが備わっているものを合格とする。
<教科書>
  1. 藤田尚男, 藤田恒夫原著 ; 岩永敏彦, 岩永ひろみ, 小林純子改訂, 標準組織学 総論 第6版, 医学書院, ISBN:9784260043496,
    (2022年出版)

  2. 藤田尚男, 藤田恒夫原著 ; 岩永敏彦, 渡部剛改訂, 標準組織学 各論 第6版, 医学書院, ISBN:9784260041324,
    (2022年出版)
<参考書>
  1. Barbara Young [ほか] 著 ; 後藤薫, 和栗聡監訳, ウィーター図説で学ぶ機能組織学, エルゼビア・ジャパン, ISBN:9784860340063,
    (2018年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
教員は研究機関に勤務していた経歴がある。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
前年度と同様に実施