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授業科目名
倫理学・プロフェッショナリズム
担当教員
秋葉 峻介
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA302 1 3 前期
<授業の概要>
生命・医療倫理、医師として求められる基本的資質・能力及び社会の中における医療のあるべき姿を認識することを目標とする。

※全体の2/3以上の出席がない場合評価対象とならなない(単位認定不可)ため十分に注意すること。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門1.深い人間愛、医療プロフェッショナリズム及び医の倫理
B3.コミュニケーション及びチーム医療の実践力
C4.生涯にわたり学び、地域医療及び国際医療・社会に継続的に貢献する姿勢
D5.世界水準の医療及び医学研究の理解と実践力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
1・医学科ディプロマポリシーが医師として求められる基本的な事柄であることを理解し、それらに関連する基礎的な能力を身につける。また、生命・医療倫理の歴史・重要概念を理解し、倫理的問題を批判的に把握・検討・対応するための基礎的な知識・能力を身につける。A
2・医療の質や医療安全における「安全性の確保」「医療上の事故等への対処と予防」「医療従事者の健康と安全」等について理解し、適切に対応・説明するために必要な見方・考え方を身につける。A
3・医療の現場における多職種連携やチーム医療の実践をはじめとするコミュニケーションの重要性(医師-患者、医師-医療者)理解し、それを実践に活かすための基礎的な能力を身につける。B
4・医師として求められる基本的な資質・能力、ワークライフバランスやキャリア形成・継続における課題を理解し、それらが医師として生涯にわたって自己研鑽を積むことに関係していることを踏まえて、医師としての自らのあり方を考え、展望する基礎的な能力を身につける。C
5・社会の中における医療の役割やあり方を理解し、自ら問題を発見・検討することを通じて解決策を立案・説明するための基礎的な能力を身につける。C
6・講義で扱われる各領域の最新の知見に触れ、世界水準の医療や医学研究の動向を理解し、適切に説明できる。D
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
150%受講態度を重視し、授業への積極性(グループワーク、ディスカッション、演習、小レポート等を含む)とあわせて評価する。
210%受講態度を重視し、授業への積極性(グループワーク、ディスカッション、演習、小レポート等を含む)とあわせて評価する。
310%受講態度を重視し、授業への積極性(グループワーク、ディスカッション、演習、小レポート等を含む)とあわせて評価する。
410%受講態度を重視し、授業への積極性(グループワーク、ディスカッション、演習、小レポート等を含む)とあわせて評価する。
510%受講態度を重視し、授業への積極性(グループワーク、ディスカッション、演習、小レポート等を含む)とあわせて評価する。
610%受講態度を重視し、授業への積極性(グループワーク、ディスカッション、演習、小レポート等を含む)とあわせて評価する。
合計100% 
<授業計画>
生命・医療倫理及び医師として求められる基本的資質・能力を理解するため、オムニバス形式で講義を行う。
原則として対面形式で開講するが、状況により実施形態を変更する可能性があるため、随時掲示板を参照されたい。
各回の講義テーマ(予定)は以下のとおり。

・生命・医療倫理の成立と展開(総合医科学センター・秋葉講師)
・生命・医療倫理の4原則(総合医科学センター・秋葉講師)
・患者の権利と医師の倫理・法的責任(総合医科学センター・秋葉講師)
・臨床倫理:患者にとっての最善をめぐる倫理(総合医科学センター・秋葉講師)
・命の始まりをめぐる諸問題(総合医科学センター・秋葉講師)
・医療倫理と医療関連法(けやき通り法律事務所・中村弁護士)
・移植医療の倫理(泌尿器科学講座・三井教授)
・高齢者医療・人の死に関わる倫理(麻酔科学講座・飯嶋病院教授)
・医学研究と倫理(臨床研究支援講座・望月教授)
・医薬品・医療機器等の開発と倫理(臨床研究支援講座・望月教授)
・患者安全を推進するコミュニケーションと医療チームのあり方(医療安全学講座・荒神教授)
・医学的知識と問題対応能力(地域医療学・総合診療学講座・針井教授)
・基本的臨床技能(臨床教育部・板倉特任教授)
・医療におけるICT、AIの利活用(眼科学講座・柏木教授)
・災害医療とリスクマネジメント(仮)(救急集中治療医学講座・森口教授)
・山梨県の貧困家庭の子どもたちの教育の状況(NPO法人 base with Youth・芦澤様)
・「薬害」講義(全国薬害被害者団体連絡協議会・小山様)

※ディプロマポリシーに対応する講義については小テスト、レポート課題を実施する場合がある。
<教科書>
(未登録)
<参考書>
  1. 三重野雄太郎, 秋葉峻介編, 概説 生命倫理学, 大学教育出版, ISBN:9784866923390,
    (2025年出版)

  2. 川畑信也著, 医師が知っておきたい倫理学・医療倫理 : その医療行為は倫理に適っていますか?, 中外医学社, ISBN:9784498148369,
    (2023年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
オムニバス形式で、
 ・医学部附属病院の医師でもある本学の教員が臨床実務経験を活かした講義を行う。
 ・弁護士である外部講師が法曹実務経験を生かした講義を行う。
 ・様々な社会的問題に対する支援活動を行うNPO法人の理事である外部講師がその実務経験を生かした講義を行う。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
・講義内容の理解・定着を確認するため、数問程度の確認問題演習の時間を適宜設ける場合がある
・学生参加型授業として簡単なグループワークやディスカッション等を適宜行う場合がある