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授業科目名
地域医療学1
担当教員
針井 則一
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA121 2 1 通期
<授業の概要>
早期臨床体験(ECE: Early Clinical Exposure)・低学年実習は、入学したばかりの学生の動機づけを目的とした実習である。
これらの実習は医学的知識や技能の修得を目的としたものではなく、看護師や様々な診療部門の働きを通して患者の身体的・精神的・社会的苦悩を知り、また医療が多職種の連携により成り立っていることを理解することで、学修のモチベーションを高め、将来医師となるべき学生諸君がこれから何をすべきかを自覚することである。また医療の現場は多様であり大学病院の医療だけではなく、自らの進路を決めるためにも大学病院以外の様々な医療現場を知る必要がある。実習の事前学習として、地域のさまざまな医療現場で活躍されている医師を招いての講義、また実習への参加に最低限必要な臨床倫理(医の倫理)や接遇マナーについての研修も実施する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシー未選択
1医療を実感し勉学への動機を高める。
2地域医療に貢献している医師の活動を理解し概説できる。
3積極的に体験したことを話し合い報告できる。
4ECE(講義・実習)ならびに低学年病院実習の目的を理解し概説できる。
5患者に対する人格の尊重、思いやり、共感の態度を身につけ、医療スタッフや患者とのコミュニケーションをとることができる。
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
115%実習レポート
215%講義レポート
310%接遇研修・報告会出席、態度、グループワーク
430%出席点・受講態度
530%実習先からの評価(360度評価)
合計100% 
<授業計画>
山梨県の地域医療を担う病院にて2日間、5名前後のグループで看護師の補助を行う(日程A・Bあり)。病院により実習内容に多少の違いはあるが医療スタッフや患者とのコミュニケーションが上手くとれることを期待している。病院はすべて公共交通手段および徒歩等で到達できる。

【講義予定】木曜日4限
 1.4月17日:「医学部卒業後のキャリアパス」   臨床研修センター       矢ヶ崎教授
 2.4月24日:「病院における医療安全」      医療安全学講座        荒神教授
 3.5月1日: 聴診器説明会・レポートの解説   地域医療学・総合診療学講座      
 4.5月8日:「地域病院における医師の役割-1」 きたむらクリニック      北村院長 
 5.5月15日:「割地域病院における医師の役-2」 山梨市立牧丘病院       小澤医師 
 6.5月22日:「地域病院における医師の役割-3」 げんきキッズクリニック    宮本院長  
 7.5月29日:「地域病院における医師の役割-4」 あすか在宅クリニック     高添院長
 8.6月5日:「地域病院における医師の役割-5」 南部町医療センター      市川所長          
 9.6月12日:「地域病院における医師の役割-6」 国立甲府病院         沢登副院長
 10.6月19日:「地域病院における医師の役割-7」 山梨県立中央病院       塚本副院長 
 11.6月26日:「病院における看護師の役割」    山梨大学医学部付属病院    杉田看護部長 
 12.7月3日:「総合診療とは」          地域医療学・総合診療学    針井教授

  (※上記内容で予定しているが、都合により変更になることがある)

【実習期間】
  接遇研修  :9月8日(月) 3・4限
  グループA :9月9日(火)~ 10日(水)
  グループB :9月11日(木)~ 12日(金)

【報告会】
  9月26日(金)3・4限
  (※詳細については後日掲示する)

実習の全容については令和7年度早期臨床体験(ECE)の手引きを参照のこと(7月初旬~中旬頃配布予定)。
「接遇・実習前研修」を欠席した者は実習を受けることができないので注意すること(実習不参加は単位修得不可)。
レポートの提出、報告会への出席も必須事項である。特段の理由なくレポート未提出、報告会を欠席の場合は単位の修得が困難になる。
また実習先での評価は単位取得に直接反映される。「不可」等の悪い評価がついた場合には再実習あるいは単位取得が困難となる。

外部講師による講義については別途レポートの提出を求める。事前に割り当てらえて当該講師2名についてのレポート提出を必須とする。
全日程終了後にレポート提出用のテンプレートと提出要綱をCNSならびにMoodleにアップロードするので、要綱に沿った内容で提出する。
当該講義を欠席した場合は公欠届の提出をもって当該講義変更を認めるものとする。
要綱に添って提出できているかも評価の対象としている。
録音を聞いて書かれたレポート・剽窃レポートは受理しない。

講義・実習に関わる連絡などは随時CNSならびにMoodleにて案内するので必ず確認すること。


【授業形態】
「対面講義」にて実施予定。

※この科目は地域医療学・総合診療講座が事務担当しているが、ECE講義は医学部教育委員会、低学年病院実習はカリキュラム委員会が主催となっている科目であり、最終的な判定は両委員会が行う。
<教科書>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
医師として実務経験のある教員が講義を行っている。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
学生の意見を講義者にフィードバックし講義内容の充実をはかるよう努める