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授業科目名
人類遺伝学
担当教員
石黒 浩毅
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA114 1 1 後期
<授業の概要>
一般目標
 医療の現場および、医学研究において必要とされる人の遺伝学およびゲノム科学の基礎知識および態度を身につけること。
行動目標
1.メンデルの法則が説明できる。
2.ハーディーワインベルグの法則を説明できる。
3.遺伝子のセントラルドグマを説明できる。
4.遺伝医療の現場について列挙して、それぞれを説明できる。
5.遺伝性疾患の概念を説明できる。
6.主な遺伝性疾患について説明できる。
7.家系図が書ける。
8.臨床遺伝学における倫理について説明できる。
9.遺伝カウンセリングの重要性を説明できる。
10.ヒトゲノム解析計画と社会との接点について説明できる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A専門1.深い人間愛、医療プロフェッショナリズム及び医の倫理
B2.医学的知識、基本的な診療能力及び患者個々に応じた適切な対応能力
C3.コミュニケーション及びチーム医療の実践力
D4.生涯にわたり学び、地域医療及び国際医療・社会に継続的に貢献する姿勢
E5.世界水準の医療及び医学研究の理解と実践力
F共通情報を適切に活用する力(情報)図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を倫理的、合法的に収集し、収集した文献や資料から適切な情報を選択し、様々な情報を統計学的手法やAI技術なども活用して分析し、的確にまとめて活用できる力を備える
G共創により問題を解決する力(共創)問題設定、多様な解決方法の案出と検討、実現可能な計画の立案、計画に従った問題解決、解決方法や計画の改善などを他者と共働して行う力を備える
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
11.メンデルの法則が説明できる。B
22.ハーディーワインベルグの法則を説明できる。B
33.遺伝子のセントラルドグマを説明できる。B
44.遺伝医療の現場について列挙して、それぞれを説明できる。E
55.遺伝性疾患の概念を説明できる。B
66.主な遺伝性疾患について説明できる。F
77.家系図が書ける。C
88.臨床遺伝学における倫理について説明できる。A
99.遺伝カウンセリングの重要性を説明できる。G
1010.ヒトゲノム解析計画と社会との接点について説明できる。D
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
15%テストにより確認
25%テストにより確認
35%テストにより確認
410%テストにより確認
510%テストにより確認
65%テストにより確認
720%演習(レポート)にて確認
810%テストにて確認
915%レポートにて確認
1015%実習(レポート)にて確認
合計100% 
<授業計画>
1  10月2日  2限  担当 石黒  人類遺伝学基礎1 メンデル遺伝病、多因子疾患
2-3 10月16日 1&2限 担当 矢ヶ崎 家系図聴取演習
4  10月23日 2限  担当 池田  人類遺伝学基礎2 染色体疾患、ミトコンドリア病、集団遺伝学
5-6 10月30日 1&2限 担当 石黒  優生学実習
7  11月6日  2限  担当 三宅  Epigenetics
8  11月13日 2限  担当 奥田  出生前診断
9  11月20日 2限  担当 小川  着床前診断と不妊
10  11月27日 2限  担当 成澤  遺伝外来の実際
11  12月4日  2限  担当 中山  遺伝性腫瘍、ファーマコゲノミクス
12  12月11日 2限  担当 堀内  認定遺伝カウンセリンラーの役割
13  12月25日 2限  担当 石黒  社会との接点とゲノム医療の倫理
14  1月8日  2限  担当 田崎  遺伝性疾患クライエントの支援
15  1月15日  2限  担当 石黒&田崎 ゲノム医療のまとめ


<授業形態>
原則として対面授業

<出席調査>
演習と実習(レポート提出もあり)は成績中合わせて35%として評価する
その他の講義については2/3以上の出席が必要

<講義資料の配布>
講義資料はMoodleに掲示
講義前に各自で目を通しておくこと

<試験>
出席が2/3に満たないものは受験を認めない
<教科書>
  1. 太田亨, 吉浦孝一郎, 三宅紀子著, 遺伝医学への招待 改訂第6版, 南江堂, ISBN:9784524249312,
    (2020年出版)

  2. 水島‐菅野純子著 ; サキマイコ作画, マンガでわかるゲノム医学 : ゲノムって何?を知って健康と医療に役立てる!, 羊土社, ISBN:9784758120876,
    (2018年出版)

  3. トム・ストラッチャン, アンドリュー・リード著 ; 戸田達史, 井上聡, 松本直通監訳, ヒトの分子遺伝学 第5版, メディカル・サイエンス・インターナショナル, ISBN:9784815730321,
    (2021年出版)
<参考書>
  1. Ronald Doron Cohn, Stephen W. Scherer, Ada Hamosh [著], トンプソン&トンプソン遺伝医学・ゲノム医学 第3版, エルゼビア・ジャパン,メディカル・サイエンス・インターナショナル, ISBN:9784815731250,
    (2025年出版)

  2. 玉井真理子編集, 遺伝相談と心理臨床, 金剛出版, ISBN:477240886X,
    (2005年出版)

  3. 中山智祥, 三宅秀彦, 渡邉淳編集 ; 山田崇弘責任編集, 臨床遺伝学総論, 診断と治療社, ISBN:9784787823670,
    (2021年出版 臨床遺伝専門医テキスト, 1)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
遺伝医療に携わる臨床医、認定遺伝カウンセラー、その他の医療実務経験のある教員が講義を行っている。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
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