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授業科目名 スペイン語初級I
時間割番号 CSB101 C
担当教員名 田坂 建太
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 2
<対象学生>
<授業の目的>
スペイン語の基礎を学びます。発音や綴り方といった基礎に始まり、初等文法を学びながら、様々な単語を覚え、少しでも読んだり書いたり、あるいは会話や聞き取りをしたり、といったことができるようになることを目指します。

スペイン語は、スペインだけでなく(あるいはスペイン以上に)中南米の多くの国々で話されている言語です(アメリカ合衆国にもヒスパニックと呼ばれる多くのスペイン語話者がいます)。こうした広大なスペイン語の世界について、語学そのものと同時に学ぶことも授業の大きな目的です。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
N-A共通多様な人々と調和する力(調和)人や社会の多様性に対する知識と理解を基に自己や社会のあり方について相対的視点を持ち、自らの言葉(日本語、英語)で的確に論評・伝達することで、多様な人々と共働する基礎力を備える
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1スペイン語の基礎的内容を学んだ上で,平易な表現を用いた読み書き,口頭でのやりとりができる。N-A
2スペイン語やスペイン語文化圏に関する様々な事象について説明できる。N-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
190%期末試験50%/小テスト・レポート・授業内演習40%(発音・文法・語彙の3要素を,適切に運用しているか)
210%小テスト・レポート・授業内演習(スペイン語やその文化圏に関する知識を,積極的に得ようとしているか)
合計100% 
<授業の方法>
基本的に面接授業で実施します。
スペイン語に初めて触れる学生を対象に、名詞の性・動詞の変化・基礎的な文の作り方など、スペイン語文法の基礎を順序立てて説明します。語学は基礎からの積み上げが重要です。数回に一度小テストを行いますので、それをペースメーカーにして、学習内容を着実に身につけていくことを期待します。
また、教材の音声はもとより、スペイン語圏の音楽・映画・その他旅番組などを通じて、スペイン語の音の響きに慣れてもらえるよう工夫します。
期末試験による総括的評価と,授業中のアクティビティや小テストによる形成的評価を組み合わせて評価を行います。
試験の詳細については初回授業で説明しますので、必ず出席してください。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
スペイン語の担当教員が気をつけていることとして、学生の皆さんとの対話を大事にしながら、授業を進めていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
なお、教科書は今も本学で教える大橋の他、かつて梨大のスペイン語教育に携わった先生たちも含むメンバーが書いたもので、皆さんの先輩への授業がこの教科書に生かされています。文法事項をやさしく解説すること、そしてスペイン語圏の文化に触れる機会を提供することを大事にしている教科書です。実際の授業は、教科書を用いた学習・練習に加え、プリントなどで適宜教材を補いながら進めます。

皆さんにとって新しい言語を学ぶ授業です。数週間にわたって欠席が続いたり、復習を怠ったりしていると、追いつくのは大変です。
授業の進度はMoodle上に掲示しますので、欠席した場合は必ず確認し、分からない点は早めに教員へ相談するなどして、その分の遅れを取り戻してください(教科書の補助動画も4月にはアップされている予定です)。相談・質問に来たことで減点したり、評価を下げたりすることはありません。

初級の授業と並行して皆さん自身で勉強を進めたいと思って下さる方は、演習の授業を受講したり、教科書の付属のウェブサイトに順次あげていく予定の練習問題をご活用下さい。また、初級では教科書の半分程度しか終わらないので、必修ではなくなりますが(そして甲府キャンパスでしか開講されませんが)、多くの方が来年度、中級の授業を取って下さることを期待しています。
<テキスト>
  1. 大橋麻里子・永田夕紀子・渡辺暁他, ミカサ・トゥカサ ─よくわかるスペイン語文法への招待─, 朝日出版社, ISBN:978-4-255-55135-7
<参考書>
  1. 鼓直 [ほか] 編, プログレッシブスペイン語辞典 第2版 カレッジエディション, 小学館, ISBN:9784095155234,
    (比較的新しい辞書です。カラー刷りで、言語外の情報も豊富です。書店などでも入手しやすいかと思います。)

  2. コトバンク(小学館西和中辞典・小学館和西辞典),
    (https://kotobank.jp ウェブ上で無料で利用できる辞書サイトです。もちろん、自分好みの紙や電子の辞書を手元に置くのが一番ですが、英語を介した二重翻訳や翻訳アプリ等を利用するよりは、こちらのサイトで検索することを推奨します。)

  3. 佐々木直美 著, 旅の指さし会話帳 : 「ペルー」スペイン語, 情報センター出版局, ISBN:9784795829138,
    (以前、演習の教科書に指定していました。「旅の指さし会話帳」シリーズは様々な地域・言語の版があり、楽しく学べます。)
<授業計画の概要>
1タイトル第1回 スペイン語圏の紹介・基本的なあいさつ・発音の概要
事前学習
事後学習
事前学習:スペイン語がどのような地域で使われているのかを調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容授業ガイダンス、スペイン語についての説明。
2タイトル第2回 基本的なあいさつの続きとスペイン語のくわしい発音
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容基本的な挨拶を通してスペイン語文化を理解する。
3タイトル第3回 男性名詞と女性名詞/冠詞の導入
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容名詞の性数変化を理解し、冠詞の使い分けができる様になる。
4タイトル第4回 定冠詞と不定冠詞/「ある」を表す表現hay
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容定冠詞と不定冠詞の違いを理解し、使い分けができる様になる。
5タイトル第5回 Hayを用いた「~がある」の表現
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容存在を表すhayを用いて、自分の身の回りのことを表現できるようになる。
6タイトル第6回 形容詞/be動詞にあたるestar
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容英語との比較を通して、動詞estarを理解する。
7タイトル第7回 もう一つのbe動詞にあたるser
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容英語との比較を通して、動詞serを理解する。
8タイトル第8回 動詞serとestarの詳しい違いについて
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容estarとser動詞の特徴を理解し、使い分けができるようになる。
9タイトル第9回 動詞tener(=have)1:基本的な使い方
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容不規則動詞の活用を通して人称変化を理解する。
10タイトル第10回 動詞tener(=have)2:様々な熟語表現
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容動詞tenerを使った熟語表現を理解し、表現の幅を広げる。
11タイトル第11回 数字やさまざまな語彙
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容数字を覚え、旅行など、実際のシチュエーションを想定した練習をする。
12タイトル第12回 時間の表現
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容数字を応用した時刻表現を覚える。
13タイトル第13回 動詞IRを使った表現
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容動詞IRを使った表現を学ぶ
14タイトル第14回 前期の総まとめ
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容前期のこれまでの内容をまとめる。
15タイトル第15回 総括評価と後期の展望
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:後期授業に向けての学習。
授業内容前回に引き続き、前期のこれまでの内容を復習し、後期への展望(夏休みにやっておいてほしいこと、を含む)を提示する。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
授業進度・スペイン語の音に親しむ学習・Moodleとの連携・評価方法などについては概ね良い評価を得られたので、今年度も継続する。
簡単な文の作文・会話練習の機会を増やしたいとの意見もあったので、授業内活動の方法についてはさらに工夫する。
<備考>
(未登録)