山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 子ども文化論
分類人文科学
時間割番号 CKJ010 O
担当教員名 栗田 真司
開講学期・曜日・時限 3Q・火・I 単位数 1
<対象学生>
2024入学生まで(教養科目)
<授業の目的>
誰の記憶の中にも子どもの頃夢中になっていた遊びやおもちゃなどの流行現象があるはずだが、その多くが実は大人が仕掛けたモノである。この授業では、企画する大人の側と受けとめ発展させる子どもの側の諸現象を追いながら、それらを質的研究の視点によって読み解き、子どもを取り巻く社会と子どもの内的世界との新たな関係を論考する。特にここでは、何人かで徒党を組んで行動するようになる10 歳以降の子どもの文化の特性について理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目(~2024年度)向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
C汎用能力2・情報リテラシー情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1現在の自分につながる子ども時代の考え方、感じ方について振り返ることができる。A
2大人が考えてきた子ども観について考察できること。B
3子どもが主体的に生み出した文化と子ども産業が生み出した文化の特性と差異に気付くことができる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%現在の自分につながる子ども時代の考え方、感じ方について振り返ることができる。(小レポート)
250%大人が考えてきた子ども観について考察できること。(試験)
330%子どもが主体的に生み出した文化と子ども産業が生み出した文化の特性と差異に気付くことができる。(小レポート)
合計100% 
<授業の方法>
対面での講義と演習形式で授業を行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 栗田真司著, 子どもの心を育てるコミュニケーション, 学術研究出版, ISBN:9784865842395,
    (2017年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル「子どもとは何歳までか」大人の都合で変わる子どもの年齢
事前学習
事後学習
羽仁説子について調べてきてください
授業内容Convention on the Rights of the Childの精神、児童文化から子ども文化へ、子ども観の変遷、「子供」→「子ども」→「子供」 
2タイトル昔の子どもと今の子どもは違うのか
事前学習
事後学習
授業中に提示する。
授業内容うさぎやにわとりを学校で飼育している理由、鉛筆が削れない子どもたち
誰もがつくり手になれる時代、コミケット、コスプレ
3タイトル怪奇・妖怪ブーム、怪獣ブーム、ロボットブーム
事前学習
事後学習
授業中に提示する。
授業内容子ども文化の中のキャラクターブーム、幽霊や恐竜ではなく妖怪や怪獣だったのはなぜか
4タイトルカバヤ文庫とアトムシール
事前学習
事後学習
授業中に提示する。
授業内容紅梅キャラメルからはじまった食玩ブーム
レアもの、コンプリート、大人買い、交換
5タイトルメディアの変遷と子どもの想像力
事前学習
事後学習
授業中に提示する。
授業内容ボディーランゲージ→口承→文字+図→ラジオ→映画・テレビ→インターネット
6タイトル「かわいい」にみる少女の眼差し
事前学習
事後学習
授業中に提示する。
授業内容なぜ「かわいい」は拡散したのか、なぜ「かっこいい」は廃れたのか
本当は「かわいそう」だった「かわいい」
7タイトル昨今のマンガやアニメを考察
事前学習
事後学習
授業中に提示する。
授業内容学校で学ぶ内容になったマンガとアニメーション、「葬送のフリーレン」、「SAKAMOTO DAYS]、『つみきのいえ」の共通点
8タイトル総括:シェアリングと解説
事前学習
事後学習
授業中に提示する。
授業内容なぜ10歳がメインターゲットだったのか、子どもだけのものではなくなったマンガとアニメーション
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
「新規開設科目につき該当しない」
<備考>
(未登録)