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授業科目名 生活設計論
分類社会科学
時間割番号 CKJ006 A
担当教員名 志村 結美
開講学期・曜日・時限 1Q・月・II 単位数 1
<対象学生>
2025以降入学生(教・医)
<授業の目的>
現代社会の変動の中で我々の生活は大きく変容し、様々な生活課題が顕在化している。その生活の変容の過程と諸問題を浮き彫りにし、生活形態、生活意識の多様性を理解するとともに、現代社会において必要な主体的な生活設計・ライフデザインについて認識を深める。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
N-A共通論理的かつ柔軟に思考する力(思考)問題を細分化して多面的・客観的にとらえ、専門分野や文理を問わない幅広い知識に基づき様々な観点から考察し、結果を筋道立てて根拠を示しながら説明できるようにすることで、論理的かつ状況の変化に対して柔軟に対応できる思考力を備える
N-B多様な人々と調和する力(調和)人や社会の多様性に対する知識と理解を基に自己や社会のあり方について相対的視点を持ち、自らの言葉(日本語、英語)で的確に論評・伝達することで、多様な人々と共働する基礎力を備える
N-Cより良く生きるための力(福利)心身の健康を維持増進して国際社会の一員として暮らすために必要な知識技能を備え、自己と社会の理解に基づき人生設計する力を備える
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1現代社会、家族、生活の抱える課題を多面的・批判的に捉え、自らの言葉で分析・検討して述べることができることN-A
2生活設計に関する課題の解決を考え、他者に伝えると共に他者の考えを受け止めて、考えを深めることができること。N-B
3自らの生活設計について、客観的・具体的・長期的に考え、説明することができること。N-C
4生活課題を取上げ、その背景、要因等、分析・検討した学術的な文章を書く事ができること。N-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%授業への積極的態度とその場で生じた問題に対する思考・推論・創造する力を評価する。毎回の小課題を評価に加える。
220%授業への積極的態度と発表・表現・伝達する力を評価する。毎回の小課題を評価に加える。
320%授業への積極的態度と発表・表現・伝達する力を評価する。毎回の小課題を評価に加える。
440%レポート(思考・分析・検討する力)により評価する。
合計100% 
<授業の方法>
講義と演習(複数回のグループディスカッション)、発表、討議などを組み合わせた授業を行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
参加型授業ですので、積極的、主体的にプレゼンテーションやディスカッションを行うことを期待します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 山田昌弘, 小林盾編 ; 辻竜平 [ほか著], ライフスタイルとライフコース : データで読む現代社会, 新曜社, ISBN:9784788513846,
    (2015年出版 成蹊大学アジア太平洋研究センター叢書)

  2. 一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同著, ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた : あなたがあなたらしくいられるための29問, 明石書店, ISBN:9784750348520,
    (2019年出版)

  3. 岩上真珠著, ライフコースとジェンダーで読む家族 第3版, 有斐閣, ISBN:9784641173965,
    (2013年出版 有斐閣コンパクト)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス・生活設計とは 自己分析1ダイヤモンドランキング
事前学習
事後学習
(準備学習)シラバスに目を通す。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・授業の目的、到達目標、授業方法、評価方法、授業計画についての説明を行う。
・生活設計の概念と指標について講義を行い、グループディスカッションをする。
2タイトル社会変動とライフコース 自己分析2ライフロール 
事前学習
事後学習
(準備学習)10年後の自分について考えてくる。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・生活設計の意味・意義と生活設計(ライフデザイン)の変遷について講義を行なう。
・現在の自分のライフロールと10年後のライフロールを課題用紙に記入し、グループ内で発表し合う。
3タイトルライフデザイン 自己分析3アサーション
事前学習
事後学習
(準備学習)自分の将来について大まかに考えてくる。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・アサーションに関するグループワークを行う
4タイトル現代社会の生活課題1
事前学習
事後学習
(準備学習)現代社会の家族に関わる生活課題をリストアップしてくる。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・家族形態の変化、家族の抱える課題について講義を行う。
5タイトル現代社会の生活課題2
事前学習
事後学習
(準備学習)ジェンダーについて疑問に思ったことをメモする。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・ジェンダー的課題について講義を行う。
・ロールプレイを行ない、ジェンダーについてグループディスカッションをする。
6タイトル現代社会の生活課題3
事前学習
事後学習
(準備学習)自分のレポート課題を分かりやすく伝えるための準備をする。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・レポート課題を発表する。最初に同じ課題を調べた人のグループ(エキスパート班)で自分のレポート内容を発表し、次に元のグループ(エキスパート班)に戻って深めた課題内容を他のメンバーに伝える。
7タイトル現代社会の生活課題4
事前学習
事後学習
(準備学習)消費者トラブルの解決方法をリストアップしてくる。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・各班で選んだ「大学生の消費生活トラブル事例」を読み、グループで解決策を考えて発表する。
8タイトル現代社会の生活課題5
事前学習
事後学習
(準備学習)SDGsの観点から自分の衣食住について振り返ってみる。
(復  習)指示される小課題の作成・提出
授業内容・衣・食・住生活の課題について講義を行う。
・持続な可能な衣・食・住生活についてグループディスカッションをする。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
・担当教員は生活設計を学校教育で中心的に指導する高等学校家庭科教員を15年近く経験している。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開設科目につき該当しない
<備考>
学生の興味関心や実態、授業の進度によって、授業の順番が前後したり変更したりする場合があります。