授業科目名
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大学入学から考える多様性とアメリカ社会
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分類 |  |
時間割番号
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CKJ004 R
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担当教員名
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吉田 翔太郎
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開講学期・曜日・時限
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3Q・水・III
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単位数
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1
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<対象学生>
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2024入学生まで(教養科目)
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<授業の目的>
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本授業は、大学入学をきっかけとして、アメリカ社会(近隣アジア諸国・地域の状況を扱うこともある。)を日本との比較を通して検討することにより、「多様性の尊重・推進」に関する相対的な視野を身につけることを目的とする。社会や政治、文化などと同様にアメリカの強い影響下にある日本の大学教育(本授業科目)を通して、「大学入学(入試)」という自らが最初に体験した「大学教育」をきかっけに、多様性に対して先行して試行錯誤してきた「アメリカ社会」を題材に「多様性」について学ぶ。授業では、「多様性」にまつわる様々なトピックを扱うが、人種、ジェンダーについては、本学も推進しているSDGs(4質の高い教育を皆に/5ジェンダー平等を実現しよう)にも深く関係するテーマでもあることから詳細に扱う。
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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全学共通教育科目(~2024年度)向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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A | 共通 | 教養 | 異文化理解と外国語リテラシー | 自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。 | ◎ | B | 汎用能力 | 1・コミュニケーションスキル | 読解力 | 情報の正確さや分析の妥当性などについて吟味しながら学術的な文献を読むことができる。 | ○ | C | 2・情報リテラシー | 情報収集力 | 図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を入手できる。 | ○ | D | 情報選択力 | 収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。 | ○ |
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<到達目標> 到達目標とは
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目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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共通 |
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1 | アメリカや日本の大学入学及び多様性に関する現状や課題に関する資料や文献を集めることができる | C | 2 | アメリカや日本の大学入学及び多様性に関する現状や課題を読み解くことができる | D | 3 | アメリカや日本の大学入学及び多様性に関する現状や課題を読み解くことができる | B | 4 | 読み取いた情報を整理し、自己の経験等を踏まえ発表やレスポンスシート、レポートを作成することでアメリカや日本に関する理解を深めることができる | A |
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<成績評価の方法>
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目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 20% | 毎回のレスポンスシート、中間課題、最終課題により評価する | 2 | 10% | 毎回のレスポンスシート、中間課題、最終課題により評価する | 3 | 10% | 毎回のレスポンスシート、中間課題、最終課題により評価する | 4 | 60% | 毎回のレスポンスシート、中間課題、最終課題により評価する | 合計 | 100% | |
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<授業の方法>
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山梨県立大学との連携開設科目であるためオンラインによるオンデマンド型(一部ライブ型)の授業を行う。毎回書くレスポンスシートで次回冒頭の授業内容(前回の復習・補足)を構成する。また、回によっては関連する動画の視聴や、課題や授業内容に関するディスカッションを取り入れる。なお、複数回設定しているミニレポート発表回は受講人数によって運用を変更することがある。
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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アメリカ社会を題材に「多様性」について共に考える授業である。大学入試でもなじみの深いアメリカを切り口に、多文化共生社会の実態や課題を学ぶ。授業と教材は日本語で行うため、英語力は問わない。学期末には、授業で学んだ多様性の観点を活かし、新しい入試制度を提案してもらう。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 南川文里著, アファーマティブ・アクション : 平等への切り札か、逆差別か, Array, ISBN:9784121028112,
(2024年出版 中公新書, 2811)
- ロジャー・L・ガイガー著 ; 原圭寛 [ほか] 訳, アメリカ高等教育史 : その創立から第二次世界大戦までの学術と文化, Array, ISBN:9784798918518,
(2023年出版)
- 森川美生, 大森一輝著, 「もう差別なんてない」と思っているあなたへ : アメリカの経験から日本の現在 (いま) と未来 (これから) を考える, Array, ISBN:9784867800591,
(2024年出版)
- 李里花編著, アジア系アメリカを知るための53章, Array, ISBN:9784750358345,
(2024年出版 エリア・スタディーズ, 210)
- ロジャー・L・ガイガー著 ; 原圭寛 [ほか] 訳, 第二次世界大戦後のアメリカ高等教育, 東信堂, ISBN:9784798919362,
(2025年出版)
- 木村草太著, 「差別」のしくみ, Array, ISBN:9784022631305,
(2023年出版 朝日選書, 1040)
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<授業計画の概要>
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1 | タイトル | ガイダンス、大学入学と多様性 |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:自己の多様性経験についての小レポート
事後学習:レスポンスシート記入及び関連動画の視聴 |
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授業内容 | 授業の方針、計画の説明、「多様性」に関するディスカッション及び講義。原則リアルタイムオンラインで実施する。 |
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2 | タイトル | 大学入学・入試制度の日米比較 |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:日本の大学入学及び山梨大学の入学概要について、学校基本調査や山梨大学のホームページから情報を得る
事後学習:レスポンスシート記入及び提案する入試制度の構想(履修者数によってはグループ毎) |
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授業内容 | 大学入学・入試制度の日米比較に関する講義 |
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3 | タイトル | 多様性①:年齢・留学生(国籍) |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:授業内容に関する事前調査(前回授業で指示)
事後学習:レスポンスシート記入 |
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授業内容 | 講義:社会人入学や留学生受け入れから考える多様性 |
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4 | タイトル | 多様性②:ジェンダー(女子大学や性的イノリティ) |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:授業内容に関する事前調査(前回授業で指示)
事後学習:レスポンスシート記入 |
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授業内容 | 講義:ジェンダー(女子大学や性的マイノリティ)から考える多様性
※第4回か5回にてリアルタイム回を設け、提案する入試制度の構想について発表会を行う。 |
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5 | タイトル | 多様性③:障害と社会経済状況 |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:授業内容に関する事前調査(前回授業で指示)
事後学習:レスポンスシート記入 |
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授業内容 | 講義:大学における障害学生の受け入れから考える多様性、大学生の社会経済的状況(主に奨学金問題)から考える多様性 ※第4回か5回にてリアルタイム回を設け、提案する入試制度の構想について発表会を行う。 |
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6 | タイトル | 多様性④:人種・民族 |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:授業内容に関する事前調査(前回授業で指示)
事後学習:レスポンスシート記入 |
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授業内容 | 講義:アメリカの人種差別問題の歴史や日本などにおける民族問題から考える多様性 |
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7 | タイトル | 多様性⑤:宗教と政治、反DEI |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:授業内容に関する事前調査(前回授業で指示)
事後学習:レスポンスシート記入最終発表会の準備 |
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授業内容 | 講義:キリスト教の歴史やアメリカにおけるキリスト福音派、近年の反DEIから考える多様性の今後 |
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8 | タイトル | 総括評価:最終課題構想発表会およびまとめ |
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事前学習 事後学習 | 事前学習:最終レポートの構成案作成
事後学習:レスポンスシート記入 |
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授業内容 | 提案する入試制度の構想最終発表、学びのふりかえり、最終まとめの講義。原則リアルタイムオンラインで実施する。 |
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9 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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10 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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11 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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12 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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13 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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14 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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15 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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16 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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17 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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18 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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19 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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20 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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21 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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22 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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23 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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24 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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25 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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26 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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27 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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28 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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29 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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30 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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<実務経験のある教員による授業科目の概要> |
本学の入試課において事務職員として入試実務に携わっていたことに加え、現在もアドミッションセンターにおいて高大接続事業や入試広報活動に従事している。それらの実体験等を講義内容に反映させる。 |
<前年度授業に対する改善要望等への対応> |
アンケート結果確認中だが、これまでのアンケート結果やレスポンスシートの結果から、内容の理解度を担保する試みを加えながらオンデマンドを維持しつつ、ライブ型での参加者間のディスカッションの機会も設ける。アンケートおよびレスポンスシート結果を踏まえ、授業冒頭のレスポンスシートへの回答は継続する。昨年度の課題として挙がった生成AIの利用に対し、レスポンスシート内容について受講者間でオンラインディスカッションを行い、また課題では根拠となるデータの提示や受講者自身の経験との関連付けを求めるなど、中間課題および最終レポート課題を再構成する予定である。 |
<備考>
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(未登録)
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