授業科目名
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フランス現代思想
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分類 |  |
時間割番号
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CKH023 A
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担当教員名
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小林 成彬
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開講学期・曜日・時限
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1Q・水・II
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単位数
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1
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<対象学生>
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2025以降入学生(教・医)
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<授業の目的>
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この授業の目的は、「フランス現代思想」(French theory)を学ぶことである。代表的な論者として、本授業ではミシェル・フーコー(1926-1984)とジャック・デリダ(1930-2004)を扱い、とくにその言語思想に注目をする。また、「フランス現代思想」を理解するための前提として、フェルディナン・ド・ソシュール(1857-1913)の言語学の基礎知識も学ぶ。彼らの思想を理解することを通して、「近代的学問」を批判的に理解し、それに基づいて論理的文章を表現できるようになることである。
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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全学共通教育科目向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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N-A | 共通 | 論理的かつ柔軟に思考する力(思考) | 問題を細分化して多面的・客観的にとらえ、専門分野や文理を問わない幅広い知識に基づき様々な観点から考察し、結果を筋道立てて根拠を示しながら説明できるようにすることで、論理的かつ状況の変化に対して柔軟に対応できる思考力を備える | ◎ |
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<到達目標> 到達目標とは
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目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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共通 |
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1 | フランス現代思想の基本的な論点を理解することができる。 | N-A | 2 | フランス現代思想の基本的な論点について、批判的思考力をもって論理的文章として表現することができる。 | N-A |
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<成績評価の方法>
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目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 50% | リアクションペーパーで授業の内容を理解できていたら80点。 | 2 | 50% | レポートで授業の内容を理解し、批判的思考力をもって論理的文章が書けていけば80点。 | 合計 | 100% | |
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<授業の方法>
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・対面授業でおこないます。 ・授業は講義形式で行います(ただし、受講人数によってはより双方向的になる可能性もあります)。 ・毎回リアクションペーパーを書いてもらいます。 ・歴史学×思想×言語学を横断(crossover)していく学際的(interdisciplinary)なことを学びます。
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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・受講生の対象は、思想や哲学に関心があるけれども、ほとんど知らないという人です。 ・シラバスに上げられている思想家たちの名前や専門用語の意味を事前に知っている必要はありません。 ・特定の教科書は使用しません。「参考書」にあげたものを購入する必要はありません。 ・主体的に問題関心をもって参加してください。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 丸山圭三郎著, ソシュールの思想, 岩波書店, ISBN:4000012207,
(1981年出版)
- 互盛央著, フェルディナン・ド・ソシュール : 「言語学」の孤独、「一般言語学」の夢, 作品社, ISBN:4861822432,
(2009年出版)
- フェルディナン・ド・ソシュール著 ; 影浦峡, 田中久美子訳, ソシュール一般言語学講義 : コンスタンタンのノート, 東京大学出版会, ISBN:413080250X,
(2007年出版)
- ミシェル・フーコー著 ; 渡辺一民, 佐々木明訳, 言葉と物 : 人文科学の考古学 : 新装版, 新潮社, ISBN:4105067087,
(2020年出版)
- ミシェル・フーコー著 ; 慎改康之訳, 知の考古学, 河出書房新社, ISBN:4309463770,
(2012年出版 河出文庫)
- ジャック・デリダ著 ; 足立和浩訳, 根源の彼方に : グラマトロジーについて 上, 現代思潮社, ISBN:4329000296,
(1972年出版)
- デリダ著 ; 守中高明訳, 他者の単一言語使用 : あるいは起源の補綴 (プロテーゼ), 岩波書店, ISBN:4003860225,
(2024年出版 岩波文庫, 青N(38)-605-1)
- 酒井直樹著, 希望と憲法 : 日本国憲法の発話主体と応答, 以文社, ISBN:4753102602,
(2008年出版)
- 岸本美緒, 鈴木淳 [ほか] 著, 歴史総合 : 近代から現代へ, 山川出版社, ISBN:4634701111,
(2023年出版)
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<授業計画の概要>
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1 | タイトル | イントロダクション:フランス現代思想への招待 |
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事前学習 事後学習 | とくになし。
自分なりに授業を振り返る。 |
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授業内容 | 「フランス現代思想」(French Theory)を現代日本において学ぶ意義を歴史的背景とともに考える。 |
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2 | タイトル | ソシュール『一般言語学講義』I |
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事前学習 事後学習 | ソシュールについて自分なりに調べてくる。
自分なりに授業を振り返り、ソシュール言語学の基本概念の基本的な応用を出来るようになる。 |
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授業内容 | ソシュール言語学の基本的な区分「ラング/ランガージュ/パロール」を学ぶ。 |
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3 | タイトル | ソシュール『一般言語学講義』II |
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事前学習 事後学習 | 20世紀初頭の「西洋」の歴史的状況を「歴史総合」などの高校の教科書を使って振り返る。
近代国民国家と「国語」の成立、ならびに「言語学」の成立の同時性について考える。 |
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授業内容 | ソシュールの「一般言語学」の成立と挫折を「近代」の枠組みの中で再考する。 |
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4 | タイトル | フーコーにおける「エピステーメー」 |
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事前学習 事後学習 | ミシェル・フーコーについて自分なりに調べてくる。
授業で配布した一節を、授業をもとに再読し、「エピステーメー」の意味を自分なりに述べられるようにする。 |
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授業内容 | ミシェル・フーコー『言葉と物』の一節から「近代的学知」を成立させる「実践系」(regime)とは何かを考える。 |
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5 | タイトル | フーコーにおける「言説」 |
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事前学習 事後学習 | 前回の授業を振り返る。
授業で配布した一節を、授業をもとに再読し、「言説」の意味を自分なりに述べられるようにする。 |
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授業内容 | ミシェル・フーコー『知の考古学』の一節から「実践系」(regime)と「言説」(discourse)の関係を学ぶ。 |
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6 | タイトル | デリダと「グラマトロジー」 |
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事前学習 事後学習 | ジャック・デリダについて自分なりに調べてくる。
授業で配布した一節を、授業を下に再読し、「グラマトロジー」の意味を自分なりに述べられるようにする。 |
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授業内容 | ジャック・デリダ『グラマトロジーについて』の一節からデリダのソシュール解釈を紹介し、「グラマトロジー」を学ぶ。 |
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7 | タイトル | デリダの言語論から脱植民地主義へ |
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事前学習 事後学習 | 前回の授業を自分なりに振り返る。
デリダの言語論から、「国語」と「植民地主義」についての関係を自分なりに述べられるようにする。 |
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授業内容 | ジャック・デリダ『他者の単一言語使用』の一節から「言語」の多義性を学び、近代とその帝国主義の関係について考える。 |
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8 | タイトル | まとめ:近代的学知の諸限界および希望 |
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事前学習 事後学習 | これまでの授業を振り返る。
「近代的学知」を普遍的言説としてではなく、歴史的理解をともなって批判的に学ぶにはどうすればいいかを考える。 |
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授業内容 | ソシュール・フーコー・デリダの三者のこれまでの議論を要約し、「近代的学知」をその時代において再把握し、「同一性」(identity)を超えていく「希望」を素描する。 |
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9 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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10 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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11 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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12 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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13 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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14 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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15 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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16 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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17 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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18 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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19 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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20 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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21 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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22 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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23 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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24 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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25 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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26 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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27 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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28 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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29 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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30 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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<前年度授業に対する改善要望等への対応> |
新規開設科目で該当しない。 |
<備考>
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(未登録)
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