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授業科目名 書の様式と鑑賞
分類人文科学
時間割番号 CKH013 B
担当教員名 清水 文博
開講学期・曜日・時限 2Q・火・V 単位数 1
<対象学生>
2025以降入学生(工・生)
<授業の目的>
日本の書の歴史と表現形式を理解し書を鑑賞する。また、手紙を書くことを通して書写力を高める。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
N-A共通論理的かつ柔軟に思考する力(思考)問題を細分化して多面的・客観的にとらえ、専門分野や文理を問わない幅広い知識に基づき様々な観点から考察し、結果を筋道立てて根拠を示しながら説明できるようにすることで、論理的かつ状況の変化に対して柔軟に対応できる思考力を備える
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1日本の書の表現形式や様式を理解することができることN-A
2手紙の書式を理解し、硬筆で書くことができることN-A
3日本の書について基礎的事項を適切に解説し、説明することができることN-A
4進んで書の鑑賞について学び、記述することができることN-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%課題で日本の書の表現形式や様式を理解し、自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
230%課題で手紙の書式を理解し、硬筆で書くことができたか否かを評価する
320%課題で日本の書について基礎的事項を適切に解説し、説明することができたか否かを評価する
420%課題で進んで書の鑑賞について学び、記述することができたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
ライブ型とするが、オンデマンド型を取り入れる場合もある。オンデマンド型にする場合は、事前に通知する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 名児耶明監修, 日本書道史 : 決定版, 芸術新聞社, ISBN:9784875861669,
    (2009年出版)

  2. 全国大学書写書道教育学会編, 国語科書写の理論と実践, 萱原書房, ISBN:9784860121020,
    (2020年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション・文字の伝来
事前学習
事後学習
書を学んだ経験を振り返る。
日常に見られる書等を確かめ、日本の書の鑑賞を学ぼうとする意識を持つ。
授業内容共に生きる社会基盤に関連する諸問題の解決に必要な知識について考える。日本の書を学ぶ意義等を考え、文字の伝来についても講義する。
2タイトル三筆と三跡
事前学習
事後学習
空海など日本の能筆について調べておく。
三筆と三跡の書やその生涯について復習する。
授業内容三筆と三跡の書の特徴について知る。万葉仮名についても解説する。
3タイトル女手の発達と書流
事前学習
事後学習
仮名の書について作品の画像検索等で予習する。
高野切等代表的な古筆を復習する。
授業内容かなの発達の基礎と古今集写本等、学書に用いられやすい古筆を中心に解説する。
4タイトル寛永の三筆、和様と唐様
事前学習
事後学習
世尊寺流と墨蹟について調べておく。
古筆をE国宝等で鑑賞する。気に入った墨蹟について調べる。
授業内容寛永の三筆の書の魅力および和様書と唐様書について講義する。
5タイトル近代の書と書教育
事前学習
事後学習
政治家の書など、近代の書について調べておく。
気に入った書について文章にまとめておく。
授業内容古法帖の学書、展覧会の開催など書の近代について、また書教育について講義する。
6タイトル現代の書
事前学習
事後学習
現代の書と書の批評について考える。
書の鑑賞用語を用いて鑑賞のレポートを作成する。
授業内容現代における書のあり方と書の鑑賞用語を解説する。
7タイトル文字の整え方の基礎と行書
事前学習
事後学習
小中学校国語科書写の内容を振り返っておく。
行書の書き方を復習する。
授業内容鉛筆を準備し中学校国語科書写の内容を中心に硬筆で練習する。
8タイトル手紙を書く・まとめ
事前学習
事後学習
手紙と様式について考えておく。
手紙の書き方を復習する。
授業内容前回の内容を生かし、行書で手紙を書く。全体のまとめを行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)