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授業科目名 心理学への誘い
分類社会科学
時間割番号 CKH010 D
担当教員名 小澤 理恵子
開講学期・曜日・時限 2Q・月・II 単位数 1
<対象学生>
2025以降入学生(工・生)
試験を実施するため、教室の試験定員以内の人数とする
<授業の目的>
心理学をはじめて学ぶ学生が、心理学の歴史をたどり、多様な心理学領域でこれまで行われてきた研究内容、ならびに研究に
基づく知見を理解し、①自己理解を深めるために活用できること、②自らの日常生活を向上させるために応用できること、また③社会的な課題に対する解決方法を提案する際に活用できる力を身につけることを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
N-A共通論理的かつ柔軟に思考する力(思考)問題を細分化して多面的・客観的にとらえ、専門分野や文理を問わない幅広い知識に基づき様々な観点から考察し、結果を筋道立てて根拠を示しながら説明できるようにすることで、論理的かつ状況の変化に対して柔軟に対応できる思考力を備える
N-Bより良く生きるための力(福利)心身の健康を維持増進して国際社会の一員として暮らすために必要な知識技能を備え、自己と社会の理解に基づき人生設計する力を備える
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1心理学の知見や理論を的確に理解し、それを説明できるN-A
2人間の行動および心理について、心理学の知見や適切な資料・情報を根拠に説明できるN-A
3心理学の研究から得られた知見を基にして、自らの生活上の課題、あるいは社会的な課題の解決策を考え説明できるN-B
4心理学の研究から得られた知見を基にして自己理解を深め、自らの生活課題や人生設計に活用することを考え説明できるN-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%期末試験により心理学の知見や理論を的確に理解し、それを説明できたか否かを評価する。
240%期末試験により人間の行動および心理について、心理学の知見や適切な資料・情報を根拠に説明できたか否かを評価する
310%小レポートにより心理学の研究から得られた知見を基にして、社会的な課題の解決策を考え説明できたか否かを評価する
410%小レポートにより心理学の研究から得られた知見を基にして自己理解を深め、自らの生活課題や人生設計に活用することを考え説明できたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
1授業は「面 接 授 業」、即ち、教室において対面で行う。2 授業前に、Moodle上に、講義で使用する資料をアップロードを行う。3 授業内で心理テスト等を実施して学習内容に結びつけて解説する。4 授業内容について質問がある場合は、授業中あるいは授業終了前に質問を受け付け、解説を行う。5期末試験を授業教室にて実施し、実施後に解説を行う。6Moodle上に、小レポート課題を提示する。決められた期日までに小レポート課題を提出する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
心理学の基本的な学習を中心とした講義内容です。
配布資料の熟読をはじめ、授業内容を自らの体験や社会的事象、また社会的課題と結びつけて理解し、活用する力を身につけることを目指して受講することを望みます。
<テキスト>
  1. なし(Moodleに授業使用資料をアップし、それを基に授業を進めます)
<参考書>
  1. 板口典弘, 相馬花恵編著, 心理学入門 : こころを科学する10のアプローチ, 講談社, ISBN:9784061548084,
    (2017年出版 ステップアップ心理学シリーズ)
<授業計画の概要>
1タイトル科学としての心理学・心理学の研究方法
事前学習
事後学習
事前学習 次回の授業資料に目を通して概要をおさえておく。理解が難しい個所をチェックしておく。(40分)
事後学習 資料を再読し、理解不十分な個所が無いかを確認し、理解できていない場合は補充したり、次回の質問を用意をする。(40分)
授業内容・「心を捉えることの難しさ」「科学とは」について理解し、説明できるようにする。・人間の心を捉える研究方法(観察法、実験法、調査法など)の長所と短所を説明できるようにする。
2タイトル精神物理学・ゲシュタルト心理学
事前学習
事後学習
事前学習 次回の授業資料に目を通して概要をおさえておく。(40分)
事後学習 資料を再読し復習。不明点・疑問点を中心に復習する。理解不十分な個所が無いかを確認し、理解できていない場合は補充したり、次回の質問する用意をする。(40分)
授業内容・ウェーバーの法則、フェヒナーの法則、刺激閾、弁別閾、認知閾など精神物理学の基本的な概念について説明できるようにする。・心理学研究の歴史から、ゲシュタルト心理学の台頭の意義を理解し、説明できるようにする。・ゲシュタルト心理学の理論について具体的な例を基にして説明できるようにする。
3タイトル行動主義心理学 条件づけのメカニズム
事前学習
事後学習
事前学習 次回の授業資料に目を通して概要をおさえておく。(40分)
事後学習 資料を再読し復習。不明点・疑問点を中心に復習する。理解不十分な個所が無いかを確認し、理解できていない場合は補充したり、次回の質問する用意をする。(40分)
授業内容・行動主義心理学研究の背景(主観を排除・科学としての心理学の追求)を理解し、説明できるようにする。・パブロフ型条件づけのメカニズムを理解し、説明できるようにする。・スキナー型条件づけのメカニズムを理解し、説明できるようにする。・条件づけにおける、強化、消去、弁別について理解し、説明できるようにする。
4タイトル精神分析学 フロイトの生涯と自己分析
事前学習
事後学習
事前学習 次回の授業資料に目を通して概要をおさえておく。(40分)
事後学習 資料を再読し復習。不明点・疑問点を中心に復習する。理解不十分な個所が無いかを確認し、理解できていない場合は補充したり、次回の質問する用意をする。(40分)
授業内容・フロイトの生涯に関する資料をもとにしてフロイトの無意識の考え方を説明できるようにする。・フロイトの構造論(エス、自我、超自我)・防衛機制について理解し、説明できるようにする。
5タイトルユングのタイプ論・普遍的無意識
事前学習
事後学習
事前学習 次回の授業資料に目を通して概要をおさえておく。(40分)
事後学習 資料を再読し復習。不明点・疑問点を中心に復習する。理解不十分な個所が無いかを確認し、理解できていない場合は補充したり、次回の質問する用意をする。(40分)
授業内容・タイプ論について理解し、具体的に説明できるようにする。・ユングの普遍的無意識、元型について理解し、説明できるようにする。・個性化の過程について理解し、説明できるようにする。・ユングとフロイトを対比して理解し、説明できるようにする。
6タイトル状況が個人に与える影響:同調と服従
事前学習
事後学習
事前学習 次回の授業資料に目を通して概要をおさえておく。(40分)
事後学習 資料を再読し復習。不明点・疑問点を中心に復習する。理解不十分な個所が無いかを確認し、理解できていない場合は補充したり、次回の質問する用意をする。(40分)
授業内容・同調発生の諸条件を、実験の手続きおよびその結果を理解して、それに基づいて説明できるようにする。・同調の抑制について検討し説明できるようにする。・権威に対する服従について、実験の手続きおよびその結果を理解して、それに基づいて説明できるようにする。・同調・服従の抑制について検討し、説明できるようにする。
7タイトル状況が個人に与える影響:役割行動・学習性無力感
事前学習
事後学習
事前学習 次回の授業資料に目を通して概要をおさえておく。(40分)
事後学習 資料を再読し復習。不明点・疑問点を中心に復習する。理解不十分な個所が無いかを確認し、理解できていない場合は補充したり、次回の質問する用意をする。(40分)
授業内容・閉鎖的、抑圧的環境が個人に与える影響を、実験手続きおよびその結果に基づいて説明できるようにする。・学習性無力感の発生について、実験の手続きを理解しそれに基づいて説明できるようにする。・学習性無力感の解消について検討し、その方法を検討・提案できるようにする。
8タイトル総括評価:まとめ
事前学習
事後学習
事前学習 期末試験に向けてこれまでの授業内容を振り返り理解を深めておく。(40分)
事後学習 試験を振り返り、理解不十分な個所を補充する。(40分)
授業内容これまでの授業内容に関する試験を実施し、解説を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開設科目のため該当しない
<備考>
(未登録)