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授業科目名 医工学と現代社会
分類健康福祉
時間割番号 CKE014 X
担当教員名 岸上 哲士/古里 咲綺乃
開講学期・曜日・時限 2Q・火・V 単位数 1
<対象学生>
2024入学生まで(教養科目)
<授業の目的>
生命科学は、20世紀の後半から現在までめざましい進歩を遂げ、現代社会に大きな影響を及ぼしている。その研究の成果は、人々の生活への応用という面で現代の医学や工学と連動し、「医工学」ともよばれるようになっている。医工学は、人の健康や社会生活に貢献する一方、多くの複雑な課題や葛藤を現代社会につきつけている。
 本講義は、こうした現代の生命科学(一般にライフサイエンスと呼ばれる)の研究成果と社会への影響や倫理について広く学び考える機会とする。教材として、生殖補助医療技術による生命操作、抗生物質と耐性菌、原発等がどのようなものであるかを種々の事例を上げて理解する。そして、それらが現代のわたしたちの生活においてどのように応用され、また影響を与えつつあるか等について論理的に論じる力を身に付ける。本講義により、医工学と現代社会の諸問題について正確でかつ広汎な知識を身につけ、さらにライフサイエンスへの興味およびそれらの諸問題や生命倫理への強い問題意識を醸成する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目(~2024年度)向け
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシー未選択
1社会に関わる医工学の必要な情報について、図書館やインターネットを通じて入手し、活用できる。
2社会に関わる医工学の基礎的事項や考え方を説明できる。
3社会に関わる医工学に関わる最先端技術に対して、利点とリスクを説明でき、さらに自分の考えを理由とともに論理的に説明できる。
4社会に関わる医工学の課題を明らかにし、解決すべき「問い」を明示できる。
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%各回のレポート・小テスト・グループワークを通じて到達目標の達成度を評価する。
225%各回のレポート・小テスト・グループワークを通じて到達目標の達成度を評価する。
330%各回のレポート・小テスト・グループワークを通じて到達目標の達成度を評価する。
420%各回のレポート・小テスト・グループワークを通じて到達目標の達成度を評価する。
合計100% 
<授業の方法>
講義を主体とし、講義中に出す医工学の課題に対して自分の意見を書く作業を通じて、自分の考えをまとめる。また自ら社会問題の背景や医工学の技術を調べることが求められる。
この講義は、主としてライブ・オンデマンド混用型(山梨大学の学生、山梨県立大学の学生ともオンライン授業)で行う予定です。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
本講義の課題に強い興味をもって参加する学生を歓迎します。
<テキスト>
  1. 西沢いづみ著, 生物と生命倫理の基本ノート : 「いのち」への問いかけ 改訂2版, Array, ISBN:9784765315586,
    (2013年出版)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル医工学の概説(科学とどう向き合うか) 担当:岸上
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容さまざまな情報の中から、限りなく信頼できる情報を選び取る科学的思考について学ぶ。
2タイトルゲノム医療とゲノム編集技術 担当:岸上
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容新しいゲノム医療や遺伝子検査、ゲノム編集を含む遺伝子操作とその活用の意味を学ぶ。
3タイトル放射線と人体 担当:小澤・岸上
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容エネルギー、原子力・放射線の基礎、核燃料サイクルの現状と課題について学ぶ(小澤正基東工大名誉教授による講義)。
4タイトル医工学に関わるのグループワーク 担当:岸上
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容講義前半で学んだ医工学についてグループワークを行い、その問題点について意見交換をすることで様々な意見を知ることで視野を広げ理解を深める。
5タイトル現代社会と生殖1:生殖補助医療技術(生殖補助医療)担当:古里
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容生殖補助医療の現状や技術について学び、その問題点について考える。
6タイトル現代社会と生殖2:生殖補助現状技術(ドナーを使用する生殖補助医療と倫理問題)担当:古里
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容第三者の卵子、精子、胚、子宮を使用した生殖補助医療について学びその問題点について考える。
7タイトル現代社会と生殖3:生殖補助医療技術(出生前に行われる検査および診断と倫理問題)担当:古里
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容出生前に行われる検査および診断について学び、その問題点について考える。
8タイトル生殖に関わるのグループワーク 担当:古里
事前学習
事後学習
Moodleを参照
授業内容講義後半で学んだ生殖医療についてグループワークを行い、その問題点について意見交換をすることで様々な意見を知ることで視野を広げ理解を深める。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
グループワークでもっと活発に話し合いができるように分かりやすく手順を説明してほしいという要望が多いことから、活発なグループワークができるように事前の説明をしっかり行う。
<備考>
(未登録)