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授業科目名 自然災害と都市防災
分類自然科学
時間割番号 CKE009 A
担当教員名 宮本 崇/佐藤 史弥
開講学期・曜日・時限 1Q・月・III 単位数 1
<対象学生>
2025以降入学生(工・生)
<授業の目的>
災害が多発する我が国を取り巻く自然環境と自然災害の発生メカニズムを説明した上で,都市防災の事前、事後対策について概説する。本講義では,防災の基本知識を身につけ、自助、共助、公助の役割について理解してもらうことを目的とする。山梨県の自然災害に関する内容を含む。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
N-A共通情報を適切に活用する力(情報)図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を倫理的、合法的に収集し、収集した文献や資料から適切な情報を選択し、様々な情報を統計学的手法やAI技術なども活用して分析し、的確にまとめて活用できる力を備える
N-B論理的かつ柔軟に思考する力(思考)問題を細分化して多面的・客観的にとらえ、専門分野や文理を問わない幅広い知識に基づき様々な観点から考察し、結果を筋道立てて根拠を示しながら説明できるようにすることで、論理的かつ状況の変化に対して柔軟に対応できる思考力を備える
N-C共創により問題を解決する力(共創)問題設定、多様な解決方法の案出と検討、実現可能な計画の立案、計画に従った問題解決、解決方法や計画の改善などを他者と共働して行う力を備える
N-Dより良く生きるための力(福利)心身の健康を維持増進して国際社会の一員として暮らすために必要な知識技能を備え、自己と社会の理解に基づき人生設計する力を備える
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
11.地震災害、台風・豪雨災害、火山災害の発生メカニズムと特徴を説明することができる。N-C
22.土木工学や地球科学の中での防災の位置づけを説明できる。N-D
33.山梨の災害リスクを概説することができる。N-B
44.山梨のハザードマップに関する情報を収集できる。N-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%中間評価および期末評価において,項目を正しく説明できたか否かを評価する
225%中間評価および期末評価において,項目を正しく説明できたか否かを評価する
325%中間評価および期末評価において,項目を正しく説明できたか否かを評価する
425%中間評価および期末評価において,項目を正しく説明できたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
「ライブ型」を基本とする.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
自然災害の脅威や災害対策の現状を学びながら、個人、家庭、地域で今から実施すべき防災・減災対策、そして将来、皆さんが就職してから組織で行われる防災・減災対策について、基本知識を身につけてもらいたい。また、皆さんがこれから学生生活を送る地元・山梨の自然災害について知ってもらい、自助に役立ててもらいたい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルイントロダクション:我が国の災害環境
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容・授業全体の到達目標,授業の進め方,課題提出の仕方,成績評価の仕方について説明する.
・我が国を取りまく自然災害の環境について講義を行う.
2タイトル地震防災
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容・地球の内部構造,プレートテクトニクス,プレート境界地震,活断層,地震事例,プレート境界と活火山,地表地震断層
3タイトル災害と水インフラ
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容災害時の水インフラの被害、復旧について能登半島地震の事例から説明する.
4タイトル構造物の免震・制振
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容・過去の地震災害での建物や橋梁などの構造物の被害事例を説明する.
・この授業では,地震による構造物の被害を低減するための手段として近年,普及してきた免震・制振について説明する.
5タイトル地盤災害と防災
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容・山梨県の地形・地質・地盤について説明する.
・地震による地盤災害の実例について説明する.
6タイトル水害と防災
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容・水害リスクの現状,水害の発生過程,過去の水害の実例について説明する.
7タイトルソフト防災
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容・災害情報、ハザードマップといったソフト防災対策の事例と課題について説明する.
8タイトル評価と総括
事前学習
事後学習
予習:次回の講義内容に関する資料をe-learning上で読むこと.
復習:講義ノートや板書内容を元に講義で扱った内容を確認すること.
授業内容期末評価とまとめを行う.
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
大槻:土木研究所に在勤時に,全国の災害復旧の現場での指導補助や個別河川の多自然川づくりに関する技術相談・技術指導を実施していた.その経験を授業に生かしている.
佐藤:防災専門家として自治体向けの防災研修や災害対応支援業務の実務経験を有している.
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・e-learningを活用して予習・復習をより促していく.
<備考>
(未登録)