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授業科目名 水圏植物の生物学
分類自然科学
時間割番号 CKE005 U
担当教員名 芹澤 如比古
開講学期・曜日・時限 4Q・月・III 単位数 1
<対象学生>
2024入学生まで(教養科目)
<授業の目的>
水圏植物(水域に生育する酸素発生型光合成生物)及びその他の生物(動物,菌類,山梨県の生物)について学び,あまり知られていない水圏植物の本質,重要性,我々人間との関わりについて理解する。また,生命の誕生から人類の出現に至る生物の歴史の中で,水圏植物の果たしてきた大きな役割や,その分類・生態・利用について理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目(~2024年度)向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B汎用能力2・情報リテラシー情報収集力図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を入手できる。
C情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1水圏植物を例として生物または生命現象の一様性と多様性を説明できるA
2水圏植物の分類,生態,利用の概要を説明できるC
3その他の生物の多様性の概要を説明できるB
4山梨の自然と生物について説明できるB
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%定期試験と毎回のレポートにおいて,生物または生命現象の一様性と多様性を説明できるかを評価する
225%定期試験と毎回のレポートにおいて,水圏植物の分類,生態,利用の概要を説明できるかを評価する
325%定期試験と毎回のレポートにおいて,その他の生物の多様性の概要を説明できるかを評価する
425%定期試験と毎回のレポートにおいて,山梨の自然と生物について説明できるかを評価する
合計100% 
<授業の方法>
講義中心で対面授業を行う。毎回,小レポートを課し,最後に定期試験を実施する。欠席または小レポートの未提出課題が5回以上となった場合は,定期試験の受験資格なしとする。定期試験75%,毎回のレポート25%で評価するが,定期試験の得点が60点未満の場合は不合格とする。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
幅広い内容を扱うので,プロジェクターの映写によりできるだけ多くの水圏植物や他の生物の写真を交えて授業を進めます。少し早く感じるかもしれませんが,しっかりとついてきてください。毎回の小レポート課題を通して,予習・復習を毎回欠かさずに行ってもらいます。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 井上勲著, 藻類30億年の自然史 : 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版, Array, ISBN:9784486017776,
    (2007年出版)

  2. 田中法生著, 異端の植物「水草」を科学する : 水草はなぜ水中を生きるのか?, Array, ISBN:9784860643287,
    (2012年出版 Beret science)

  3. ルース・カッシンガー著 ; 井上勲訳, 藻類 : 生命進化と地球環境を支えてきた奇妙な生き物, Array, ISBN:9784806716051,
    (2020年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル第1回 生命の歴史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容生命の誕生とその前提条件,および藍藻類の出現から人類出現に至る生命の歴史の概説
2タイトル第2回 生物学・生物とは?
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容生物と無生物の違い,ウイルスとファージ,生物学的種概念,生物の大分類,三ドメイン説と生物五界説の概説
3タイトル第3回 細胞と細胞小器官
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容細胞と細胞小器官の構造と機能,細胞と葉緑体の成り立ち(一次共生と二次共生)の概説
4タイトル第4回 海藻類
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容緑藻,褐藻,紅藻類の概説
5タイトル第5回 単細胞性真核藻類1
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容灰色藻類,クリプト藻類,ハプト藻類の各論
6タイトル第6回 単細胞性真核藻類2
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容渦鞭毛藻類,クロメラ植物,ユーグレナ藻類,クロララクニオン藻類の各論
7タイトル第7回 菌類,原生動物,後生動物
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容菌類,原生動物,後生動物の概説
8タイトル第8回 山梨県の生物と総括評価
事前学習
事後学習
定期試験を実施しますので,本時までの振り返りと,全レポート課題の振り返りによる事前学習を十分行ってください。
授業内容山梨県の花,木,鳥,獣の紹介と,総括評価,まとめ
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開設科目につき該当しない
<備考>
(未登録)