授業科目名
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データエンジニアリング基礎
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時間割番号
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TPC309 A
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担当教員名
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安藤 英俊/清水 毅/則竹 史哉/中村 一彦
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開講学期・曜日・時限
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前期・金・I
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単位数
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2
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<対象学生>
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2022年度以降入学生
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<授業の目的>
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インターネットの社会への広範囲な浸透、 情報通信・計測技術の飛躍的発展によって、従来とは質・量ともに全く異なるビッグデータが産み出されるようになった。ビッグデータや人工知能(AI)技術の活用領域は予測、意思決定、異常検出、自動化、最適化など多岐に亘って急速に拡大しており、自動運転、画像認識、医療診断、防犯、コンピュータゲームなど、従来の社会システムの在り方を大きく変えつつある。近年は、ビッグデータやAIの利活用に関し、米国や中国の巨大企業等を中心とした競争が激化しており、国内外の経済成長の要因も従来の労働力・資本・技術革新から、データから価値を生み出す産業領域へと大きくシフトしている。「数理・データサイエンス・AI」は、今後のデジタル社会の基礎知識(いわゆる「読み・書き・そろばん」的な素養)として捉えられ、大学・高専の全ての学生が身に付けておくべき素養である。 これに伴い政府の「AI戦略 2019」では、「我が国が、人口比ベースで、世界で最もAI時代に対応した人材の育成を行い、世界から人材を呼び込む国となること。さらに、それを持続的に実現されるための仕組みが構築されること」が第一の戦略目標とされた。この授業ではリテラシーレベルの教育を補完的・発展的に学修することにより、履修学生が自らの専門分野への数理・データサイエンス・AIの応用基礎力を習得することを目標としている。 この授業ではより具体的には、データサイエンスおよびデータエンジニアリングの基本的な概念と手法、応用例を学ぶことで、データから意味を抽出し、現場にフィードバックするための方法を理解することを目指す。
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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工学部(~2023年度入学生)>機械工学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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ME-A | 共通 | 汎用能力 | 3・数量的リテラシー | さまざまな情報を統計学的手法などにより、数理的に表現・分析できる。 | ◎ |
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工学部(~2023年度入学生)>メカトロニクス工学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | |
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JM-A | 専門 | 1.技術者・研究者にとって必要な数学と物理の基礎知識 | 数学の基礎的事項(微分積分、線形代数、確率統計、フーリエ変換など)の理論と活用方法を説明でき、それらを使った計算ができる。 | ○ | JM-B | 3.三分野のうち、一つ以上のより専門的な技術と知識。少なくとも一分野の技術と知識を十分に身につけ、さらに一つ以上の分野の技術と知識も身につける。 | 3.情報分野 | 動的変数、再帰関数などを用いた線形リスト、木構造、ソートのプログラムが書ける。 | ○ | JM-C | 組込みシステムにおいて、ソフトウェアを開発することができる。 | ◎ | JM-D | 5.研究・開発工程を把握・設計できる基礎技術と、研究・開発遂行に必要なコミュニケーション能力の習得 | 課題を解決するための提案、デザイン、手順を含む構成要素を議論でき、それに基づいて実行できる。 | ○ |
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工学部(~2023年度入学生)>土木環境工学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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CE-A | 共通 | 汎用能力 | 3・数量的リテラシー | さまざまな情報を統計学的手法などにより、数理的に表現・分析できる。 | ◎ |
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工学部(~2023年度入学生)>応用化学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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AC-A | 共通 | 汎用能力 | 3・数量的リテラシー | さまざまな情報を統計学的手法などにより、数理的に表現・分析できる。 | ◎ |
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工学部(~2023年度入学生)>先端材料理工学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | |
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AM-A | 専門 | 3.汎用能力 | 情報リテラシー | ◎ |
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<到達目標> 到達目標とは
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目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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ME | JM | CE | AC | AM |
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1 | データ駆動型社会においてデータサイエンスを学ぶことの意義を説明できる | ME-A | JM-A | CE-A | AC-A | AM-A | 2 | 分析目的に応じ、適切なデータ分析手法、データ可視化手法を選択できる | ME-A | JM-B | CE-A | AC-A | AM-A | 3 | データを収集・処理・蓄積するための技術の概要を説明できる | ME-A | JM-C | CE-A | AC-A | AM-A | 4 | コンピュータでデータを扱うためのデータ表現の基礎を説明できる | ME-A | JM-D | CE-A | AC-A | AM-A |
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<成績評価の方法>
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目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 15% | 中間評価によって目標1の理解度を評価する | 2 | 35% | 中間評価とレポートによって目標2の理解度・応用力を評価する | 3 | 15% | 最終評価によって目標3の理解度を評価する | 4 | 35% | 最終評価とレポートによって目標4の理解度・応用力を評価する | 合計 | 100% | |
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<授業の方法>
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対面授業が可能な場合には「面接授業」による対面形式で講義・演習を行う. オンライン授業となる場合には,「オンデマンド型」と「ライブ型」の併用により反転授業の形式で授業を進める(授業前に講義ビデオによる受講し,授業時間中は講義内容の確認,質疑応答等を行う)
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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本科目は,以下の知識を有していることを前提に授業を行う。 ・リテラシーレベルでの数理・データサイエンス・AIに関する知識 ・確率、ベクトルと行列、関数等の数学に関する基礎的な知識 ・プログラミング・アルゴリズム等に関する基礎的な知識
また,数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアムの推奨する内容について学習しますので,視聴動画が英語の場合もあります.
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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- 北川 源四郎 他, 応用基礎としてのデータサイエンス AI×データ活用の実践 (データサイエンス入門シリーズ), 講談社, ISBN:4065307899
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<授業計画の概要>
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1 | タイトル | 第1回 データ駆動型社会とデータサイエンス |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | データサイエンスを学ぶことの意義,データを活用するプロセス,未来社会について学ぶ |
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2 | タイトル | 第2回 分析設計 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | データ分析の進め方の考え方と基本事項,分析方法の特徴や必要関連知識について学ぶ |
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3 | タイトル | 第3回 データ観察 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | 収集したデータを俯瞰的に観察する手法,データを観察する上で注意すべき点について学ぶ |
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4 | タイトル | 第4回 データ分析(1) |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | データ分析手法の典型例として様々な回帰分析?法を学ぶ |
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5 | タイトル | 第5回 データ分析(2) |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | 時系列分析,クラスター分析,パターン発見の方法を学ぶ |
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6 | タイトル | 第6回 データ可視化 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | データをグラフにして観察する方法を学ぶ |
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7 | タイトル | 第7回 数学基礎 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | データサイエンスに必須となる統計的仮設検定の基礎を修得する |
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8 | タイトル | 第8回 アルゴリズム |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | データ・AI利活用に必要なアルゴリズムの基礎を学び,代表的なアルゴリズムである探索と整列について修得する |
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9 | タイトル | 第9回 ビッグデータとデータエンジニアリング |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | ICTの進展とビッグデータについて,またビッグデータの活用事例について学ぶ |
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10 | タイトル | 第10回 データ表現 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | コンピュータでデータを扱うためのデータ表現の基礎を修得する |
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11 | タイトル | 第11回 データ収集 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | Webサイトやエッジデバイスからのデータ収集方法を修得する |
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12 | タイトル | 第12回 データベース |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | データベースから必要なデータを抽出し,データ分析のためのデータセットを作成する技術を修得する |
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13 | タイトル | 第13回 データ加工 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | Excelによるデータ加工の基本を学び,中規模のデータをプログラムで加工処理できるようになる |
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14 | タイトル | 第14回 IT セキュリティ |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | ITセキュリティの概略・用語・関連技術について学ぶ |
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15 | タイトル | 第15回 プログラミング基礎 |
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事前学習 事後学習 | ビデオの視聴・確認テスト |
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授業内容 | Python言語でプログラミングの基礎知識を学ぶ |
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16 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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17 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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18 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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19 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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20 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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21 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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22 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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23 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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24 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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25 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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26 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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27 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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28 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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29 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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30 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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<実務経験のある教員による授業科目の概要> |
授業担当者は長年データ解析,データ可視化,セキュリティ,データベース等を実務で活用してきており,教育経験も豊富である.理論だけでなく実務経験に基づく実践的な演習内容を提供する. |
<前年度授業に対する改善要望等への対応> |
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<備考>
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(未登録)
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