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授業科目名 材料力学II
時間割番号 TME212
担当教員名 鍵山 善之
開講学期・曜日・時限 前期・木・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
材料力学は機械工学の勉強の中で最も重要な学問体系の一つである.機械の強度設計にあたっては材料力学の知識が不可欠となっている,本講義では材料力学の基礎事項の確認に始まり,はりのたわみ,組み合わせ応力,エネルギ法と破壊などについて勉強する.特に基礎事項を理論的に考える方法と計算能力の養成を目標とする.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部(~2023年度入学生)>機械工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
ME-A専門機械技術者として社会の要求を満たすための問題を設定しそれらを自力で解決するとともに、持続して自己の能力の向上に努めることができる。
ME-B機械工学の知識・技術に加えて、機械工学に関する最先端の技術を修得し、多様化する社会の要請に応じて、それを利用・応用することができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
ME
11.はりに分布荷重が作用したときのたわみを求めることができる.ME-A
22.棒部材に組合せ応力が作用したときの応力と変形を求めることができる.ME-A
33.棒やはりに静的および衝撃的な荷重が作用したとき,それらに蓄えられるひずみエネルギーを求めることができる.ME-A
44.材料の強さと破壊に関連して,構造材料の破壊形式,応力集中,繰返し荷重による破壊,クリープなどの現象を理解できる.ME-A
55.以上の内容を基礎に,講義内容を実際の問題に応用して考える能力を養うことができる.ME-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
135%理解度を測る小テストと中間総括評価により評価する
235%理解度を測る小テストと期末総括評価により評価する
310%理解度を測る小テストと期末総括評価により評価する
410%理解度を測る小テストと期末総括評価により評価する
510%理解度を測る小テストと中間総括評価,期末総括評価により評価する
合計100% 
<授業の方法>
『基礎教育』部門に相当する科目の中で特に「数学(微積分学)」と「物理(力学)」に関しての基礎知識を修得しておくこと.また,『基礎工学』部門の中で「材料力学」に関する講義内容を修得していることが望ましい.具体的な科目名と必要知識を以下に列挙する.
1)微分積分学I,II
2)微分方程式(同時履修することが望ましい)
3)基礎物理学I
4)材料力学I
後続科目として,材料力学IIIがある.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 邉,藤井,川田, 最新 材料の力学, 培風館, ISBN:978-4-563-06783-0
<参考書>
  1. 宮本,菊池, 材料力学, 裳華房, ISBN:4-7853-6011-9
<授業計画の概要>
1タイトル講義の進め方の説明・はりの曲げ
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容はりの変形と応力
2タイトルはりの曲げ・はりの曲げ変形
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容はりに生じるせん断応力・はりのたわみ曲線
3タイトルはりの曲げ変形
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容静定はりのたわみ
4タイトルはりの曲げ変形
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容不静定はりの変形と断面力分布
5タイトルはりの種々の問題
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容軸方向力が同時に作用する真直はり
6タイトルはりの種々の問題
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容簡単なラーメン,段付きはり,積層はり
7タイトル組み合わせ応力と破壊
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容応力の座標変換
8タイトル中間総括評価・まとめ
事前学習
事後学習
・ 授業前に、1~7回の内容を復習する(60分)
・ 授業後に、分からなかったところの確認をする(20分)
授業内容総括評価
9タイトル組み合わせ応力と破壊
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容応力の座標変換
10タイトル組み合わせ応力と破壊
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容モールの応力円,ひずみ円,一般化されたHookeの法則
11タイトル組み合わせ応力と破壊
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容破壊基準とその応用,ひずみゲージと各種計測
12タイトルエネルギ法
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容ひずみエネルギ,垂直応力の弾性ひずみエネルギ,せん断応力の弾性ひずみエネルギ
13タイトルエネルギ法
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容曲げの弾性ひずみエネルギ,一般応力状態のひずみエネルギ,エネルギ法による衝撃と変形
14タイトルエネルギ法・柱
事前学習
事後学習
・ 授業前に、教科書で授業予定範囲を予習し、例題を取り組む(20分)
・ 授業後に、課題に取り組み、Moodleに提出する(30分)
授業内容エネルギ法による衝撃応力と変形,衝撃荷重とエネルギ法,カスティリアノの定理,相反定理・柱の座屈
15タイトル期末総括評価・まとめ
事前学習
事後学習
・ 授業前に、9~14回の内容を復習する(60分)
・ 授業後に、分からなかったところの確認をする(20分)
授業内容総括評価
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・昨年度は途中から方針を変更したが,今年度は初回からスライド資料の配布等を実施する.
<備考>
・オフィスアワー:金曜日第V限
・不正行為は厳禁,不正行為があった場合は,学内措置に従って対処する.
・他人のコピーの類と認定される場合,単位は与えられない.
・欠席者・遅刻者の代返(代わりに出席したと名乗る行為)を行ったものは,単位を与えられない.