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授業科目名 ものづくり実習II
時間割番号 TME208
担当教員名 大原 伸介/孕石 泰丈
開講学期・曜日・時限 後期・水・III-1-IV-1 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 機械工作に関する学問は、機械系技術者を目指す者にとっては、たいへん重要である。機械工学科では、種々の加工法に関する講義が開講されており、それらの実践を体験・学習する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部(~2023年度入学生)>機械工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
ME-A専門機械技術者として社会の要求を満たすための問題を設定しそれらを自力で解決するとともに、持続して自己の能力の向上に努めることができる。
ME-B機械工学の知識・技術に加えて、機械工学に関する最先端の技術を修得し、多様化する社会の要請に応じて、それを利用・応用することができる。
ME-C基礎的・専門的学力や論理的な表現力さらにコミュニケーション能力を修得し、科学的知見と技術を総合して社会的課題を解決する能力を身につける。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
ME
1・各種工作法の概要および各種工作機械の操作を理解すること。ME-A
2・実習内容を通じて、実際に機械加工ができる能力を身に付けることME-B
3・実習内容などについて、正確に記述した報告書を作成できる能力を身に付けること。ME-C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%実技における個別課題評価
225%実技における個別課題評価
350%報告書
合計100% 
<授業の方法>
・受講に必要な情報については、授業第1回目のガイダンスにて説明するので必ず出席すること。ガイダンス開催日時等はCNSに掲示するのでよく注意すること。
・授業計画については、班ごとに異なるため、ものづくり実習I(前期開講)のシラバスも併せて参照すること。
・「実験実習における安全マニュアル」(山梨大学工学部発行)を熟続しておくこと。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・実習では各自が工作機械を実際に操作するため、不注意な行動は大きな怪我につながる可能性があり厳に慎むこと。受講時の着衣については、動きやすく、よごれてもよいもの、なおかつ機械の回転部などに巻き込まれる恐れのないものを準備しておくこと。長髪の者は、帽子をかぶるか髪を束ねること。やけどや切り屑による怪我防止のため、夏場であっても胸元の開いていない長袖上着と長ズボンを着用すること。また、落下物などによる怪我を避けるため、必ず靴を着用すること。サンダルや下駄などを履いたままの受講は絶対に認めないので注意すること。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 機械工作法, コロナ社, ISBN:9784339044812
  2. 機械と工具, 工業調査会,
    (ISSN 0387-1053)

  3. ツールエンジニア, 大河出版,
    (ISSN 0389-4967)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
機械加工についての基礎知識を調べておく
次回の課題についてしらべる
授業内容機械加工の基礎知識と安全に行うための説明
2タイトル溶接(1)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容溶接加工のうちガストーチを利用したガス溶接で試験片を溶接する。
3タイトル溶接(2)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容溶接加工のうち被覆溶接棒を利用したアーク溶接で試験片を溶接する。
4タイトル鍛造
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容鍛造加工について、コークス炉での加熱、ハンマを用いた自由鍛造を通して与えられた課題の作品を製作する。
5タイトル鋳造
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容鋳造加工について、砂型を用いた鋳型の作成、るつぼ炉での溶湯の作成、注湯作業を通して与えられた課題の作品を製作する。
6タイトル放電加工(1)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容Gコードを用いたNCプログラムの作成とワイヤ放電加工機の操作方法を習得する。
7タイトル放電加工(2)
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容自由課題にてワイヤ放電加工機で製作品を作製する。
8タイトル手仕上げ
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容ヤスリを用いた手作業によって直角スコヤを作製する。
9タイトルみがき実習
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成で出た問題点を調べる
授業内容砥粒を用いた研磨加工を手作業で行い、鏡面仕上げを行う。
10タイトルオンデマンド実習(1)
事前学習
事後学習
実習に関連した動画を視聴する。実習前に視聴するのが望ましい。
実習後の報告書作成時の参考にする。
授業内容Moodleにアップロードしている各課題に対応した動画を視聴するとともに、小テストを受ける。
11タイトルオンデマンド実習(2)
事前学習
事後学習
実習に関連した動画を視聴する。実習前に視聴するのが望ましい。
実習後の報告書作成時の参考にする。
授業内容Moodleにアップロードしている各課題に対応した動画を視聴するとともに、小テストを受ける。
12タイトルオンデマンド実習(3)
事前学習
事後学習
実習に関連した動画を視聴する。実習前に視聴するのが望ましい。
実習後の報告書作成時の参考にする。
授業内容Moodleにアップロードしている各課題に対応した動画を視聴するとともに、小テストを受ける。
13タイトルオンデマンド実習(4)
事前学習
事後学習
実習に関連した動画を視聴する。実習前に視聴するのが望ましい。
実習後の報告書作成時の参考にする。
授業内容Moodleにアップロードしている各課題に対応した動画を視聴するとともに、小テストを受ける。
14タイトル報告書作成指導
事前学習
事後学習
報告書を仕上げておく
報告書の修正をする
授業内容実習報告書の書き方について確認を行う。
15タイトル総括とまとめ
事前学習
事後学習
各課題についての振り返りを行う準備をしておく
授業内容各課題についての振り返りを行う
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
実習内容の見直しとともに、オンデマンド実習の導入をする。
<備考>
※「ものづくり実習I(前期)」と「ものづくり実習II(後期)」を通して全ての実習課題に取り組む。

※各実習の実施順序・実施期別(前期/後期)は所属グループによって異なる。

※課題においては関連する山梨県内の製造業について紹介する。


 本実習は、全ての課題について出席とレポート提出が義務づけられてる。やむを得ず欠席する場合は、補講を必ず受けなければならない。また締切期日を遅れて提出した報告書は大幅に減点される。

本授業を受講するには、本学HP(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/4015)で紹介されている「4.学生保険制度について」で案内されているいずれかの保険に加入していること。