授業科目名
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電気電子工学実験II
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時間割番号
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TEE308 B
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担当教員名
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本間 聡/古田 敏/山口 正仁/小野 哲男
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開講学期・曜日・時限
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前期・木・III-IV
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単位数
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2
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<対象学生>
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(未登録)
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<授業の目的>
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電気・電子工学実験IIでは,前半にトランジスタ増幅器・パルス回路・ディジタル回路・A/D,D/A変換回路の4つのテーマに関して設計から始めて製作・測定までの一貫した流れを体験する.後半に電子回路を利用したシステムを開発するPBL(問題解決型学習)を実施する.学生がチームを組んで,指定された要件を満たし課題を解決するシステムを設計,製作し,さらに開発したシステムの評価試験を行う.またその過程で,学生自ら問題点を発見し,またその解決手法を調査,考案しなければならない.最後に,開発したシステムの概要および製作過程,発見した問題点,解決手法などをまとめ,プレゼンテーションを行う.このように,学生が主体的実践的に取り組むことが求められる.本実験の目標は,各種回路の原理を理解するとともに,実際にそれらを設計・製作・測定できるようになることである.
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<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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工学部(~2023年度入学生)>電気電子工学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
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EE-A | 専門 | 4.アナログ回路 | トランジスタを用いた電圧・電力増幅回路の動作原理を説明でき、設計できる。 | | ○ | EE-B | 5.ディジタル回路 | 基本的な論理回路の動作を説明でき、設計できる。 | | ○ | EE-C | 6.信号とシステム | さまざまなセンサ、プリアンプ、フィルタとAD/DA変換、マイコンを組み合わせて基本的な計測システムを設計できる | | ○ | EE-D | 共通 | 汎用能力 | 5・問題解決力 | 課題設定力 | 課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。 | ◎ |
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<到達目標> 到達目標とは
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目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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EE |
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1 | トランジスタ負帰還増幅回路の設計・製作ができ,周波数特性の測定ができる。 | EE-A | 2 | マルチバイブレータ,微分・積分回路,スイッチング回路の設計・製作ができ,測定結果を元にその動作を説明できる。 | EE-A | 3 | 同期カウンタ,セグメントLED表示回路の設計・製作ができ,その動作を説明できる。 | EE-B | 4 | マイクロプロセッサの基本的な使い方が説明でき,アナログ信号とデジタル信号を変換する方法,標本化定理が説明できる。 | EE-C | 5 | グループのメンバーと協力して,与えられた課題を解決する方法を調査,考案し,そのシステムをデザインできる。 | EE-D | 6 | 自身の役割分担を明確にし,各種センサやアンプ,フィルタやマイコンなどを組み合わせてシステムを設計・制作でき、その性能について実験により評価できる。 | EE-C | 7 | プロジェクトの全体像(事前調査結果,仕様,システム構成,動作結果他)をグループで協力して一編の報告書にまとめ,プレゼンテーションできる。 | EE-D |
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<成績評価の方法>
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目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 12% | トランジスタ負帰還増幅回路の設計・製作ができ,周波数特性の測定ができる。 | 2 | 12% | マルチバイブレータ,微分・積分回路,スイッチング回路の設計・製作ができ,測定結果を元にその動作を説明できる。 | 3 | 12% | 同期カウンタ,セグメントLED表示回路の設計・製作ができ,その動作を説明できる | 4 | 12% | マイクロプロセッサの基本的な使い方が説明でき,アナログ信号とデジタル信号を変換する方法,標本化定理が説明できる。 | 5 | 20% | グループのメンバーと協力して,与えられた課題を解決する方法を調査,考案し,そのシステムをデザインできる。 | 6 | 20% | 自身の役割分担を明確にし,各種センサやアンプ,フィルタやマイコンなどを組み合わせてシステムを設計・制作でき、その性能について実験により評価できる。 | 7 | 12% | プロジェクトの全体像(事前調査結果,仕様,システム構成,動作結果他)をグループで協力して一編の報告書にまとめ,プレゼンテーションできる。 | 合計 | 100% | |
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<授業の方法>
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前半はA「トランジスタ増幅回路・負帰還増幅回路の設計・製作」,B「パルス回路・スイッチング回路の設計・製作」,C「ディジタル回路・セグメントLED表示回路の設計・製作」,D「マイコンによるA/D,D/A変換」のテーマの実験に2週ごとに取り組む。ただし,全体を4つのグループに分け,各班が異なるテーマの実験を行うように2週間ごとにローテーションしながら取り組むことになる。後半は数名のグループに分かれて,グループ単位でシステムデザインプロジェクトに取り組む。
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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前半は個人で取り組む実験,後半はグループで取り組むPBLとなっている。特に後半は,電気回路,電子回路,信号処理等の広範な知識を必要とする。これまでの講義で習った内容を復習しておくと良い。
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<テキスト>
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(未登録)
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<参考書>
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(未登録)
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<授業計画の概要>
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1 | タイトル | トランジスタ増幅回路1 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | 負帰還増幅回路の設計・製作,周波数特性の測定 |
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2 | タイトル | トランジスタ増幅回路2 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | 負帰還増幅回路の設計・製作,周波数特性の測定 |
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3 | タイトル | パルス回路1 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | スイッチング回路,マルチバイブレータ,微分回路,積分回路 |
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4 | タイトル | パルス回路2 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | スイッチング回路,マルチバイブレータ,微分回路,積分回路 |
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5 | タイトル | ディジタル回路1 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | 同期カウンタ,7セグメントLED表示回路 |
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6 | タイトル | ディジタル回路2 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | 同期カウンタ,7セグメントLED表示回路 |
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7 | タイトル | A/D,D/A変換回路1 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | マイコンによるA/D変換,R-2Rラダー抵抗回路によるD/A変換,標本化定理とエイリアシング |
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8 | タイトル | A/D,D/A変換回路2 |
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事前学習 事後学習 | 予習課題の実施,レポートの作成 |
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授業内容 | マイコンによるA/D変換,R-2Rラダー抵抗回路によるD/A変換,標本化定理とエイリアシング |
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9 | タイトル | 問題解決型学習(PBL)1 |
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事前学習 事後学習 | サブシステムの仕様の検討 |
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授業内容 | システムデザイン,役割分担 |
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10 | タイトル | 問題解決型学習(PBL)2 |
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事前学習 事後学習 | 必要部品調査 |
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授業内容 | サブシステムデザイン,回路設計 |
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11 | タイトル | 問題解決型学習(PBL)3 |
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事前学習 事後学習 | サブシステムの及び単体試験の検討 |
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授業内容 | サブシステム回路作製・単体試験1 |
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12 | タイトル | 問題解決型学習(PBL)4 |
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事前学習 事後学習 | サブシステムの及び単体試験の検討 |
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授業内容 | サブシステム回路作製・単体試験1 |
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13 | タイトル | 問題解決型学習(PBL)5 |
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事前学習 事後学習 | システム接続試験の検討,最終発表の準備 |
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授業内容 | システム接続試験,最終発表の準備1 |
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14 | タイトル | 問題解決型学習(PBL)6 |
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事前学習 事後学習 | システム接続試験の検討,最終発表の準備 |
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授業内容 | システム接続試験,最終発表の準備2 |
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15 | タイトル | 問題解決型学習(PBL)7 |
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事前学習 事後学習 | ポスターの作成,レポートの作成 |
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授業内容 | 開発したシステムについて発表会(ポスターツアー形式)を行う |
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16 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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17 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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18 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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19 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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20 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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21 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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22 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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23 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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24 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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25 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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26 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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27 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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28 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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29 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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30 | タイトル | |
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事前学習 事後学習 | |
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授業内容 | |
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<前年度授業に対する改善要望等への対応> |
問題解決型学習については評価が高いため引き続き同様の形式で行う.ADDA変換の内容については少し知識を補う形でテキストを修正することを検討する. |
<備考>
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実験前に行うべき予習課題を課したり,エンジニアリングデザインプロジェクトの成果についてポスターツアー形式で発表を課す
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