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授業科目名 交通計画・設計
時間割番号 TCE229
担当教員名 武藤 慎一
開講学期・曜日・時限 後期・金・II 単位数 2
<対象学生>
2020年度以降入学生
<授業の目的>
交通計画・設計は,土木環境工学における計画系科目の応用分野の中心的科目の一つである.交通計画・設計では,まず交通計画の立案に必要な交通需要の将来予測手法と,どの交通計画案を採用するかを決定するための費用便益分析に関する理解を深め,それを踏まえて都市交通計画の基本的な流れを学習する.次に交通設計のための交通流モデルの理論と,道路計画および道路設計の基礎的知識に対する理解を深め,道路設計の基本的な流れを学習する.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部(~2023年度入学生)>土木環境工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
CE-A専門(C)専門基礎学力土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
CE-B(F)問題の把握および専門知識の応用力基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
CE
10.本講義は,専門基礎学力,問題の把握および専門知識の応用力を身につけることを目標とする.CE-A
21.交通計画立案のための調査について,それぞれの特徴が説明できる.CE-B
32.段階的交通需要予測手法の各段階の内容を理解し,各段階で用いられるモデルを用いた需要予測計算が行える.CE-A
43.費用便益分析の概要が説明でき,交通計画実施による便益計算が行える.CE-B
54.自動車交通の渋滞等の交通現象のメカニズムを理解し,交通流モデルの計算が行える.CE-A
65.道路設計の流れを理解し,実際の設計に必要な各種諸元の計算が行える.CE-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
110%平常点,演習への取組によって評価
210%演習への取組と中間の総括・まとめによって評価
320%演習への取組と中間の総括・まとめによって評価
420%演習への取組と中間の総括・まとめによって評価
520%演習への取組と期末の総括・まとめによって評価
620%演習への取組と期末の総括・まとめによって評価
合計100% 
<授業の方法>
必要知識として計画に関する基礎科目としての「計画学基礎」,「都市計画」を受講することが望ましい.それ以外にも,微分・積分,確率・統計といった数学の基礎知識,経済学や社会学といった社会科学の教養および時事問題に対する関心を持つことが望ましい.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 秋山孝正,奥嶋政嗣,武藤慎一,井ノ口弘昭, すぐわかる応用計画数学, コロナ社, ISBN:9784339028799
<参考書>
  1. 久保田尚,大口敬,高橋勝美, 読んで学ぶ交通工学・交通計画, 理工図書, ISBN:9784844607540
<授業計画の概要>
1タイトル1.交通計画・設計の総論と交通調査
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容交通計画・設計の概要と交通調査の内容を説明する.
2タイトル2.段階的交通需要予測の概要と生成,発生,集中交通量予測
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容段階的交通需要(生成,発生,集中交通量)予測を説明し,その予測計算の演習を行う.
3タイトル3.分布交通量と分担交通量の予測
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容段階的交通需要(分布,分担交通量)予測を説明し,その予測計算の演習を行う.
4タイトル4.交通ネットワーク分析
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容交通ネットワーク分析の概要を説明し,利用者均衡配分,システム最適化配分の計算に係る演習を行う.
5タイトル5.最短経路探索と交通量配分
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容最短経路探索の概要を説明し,その計算に係る演習を行う.
6タイトル6.費用便益分析のための交通需要行動
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容費用便益分析のための交通需要行動の概要を説明し,需要計算に係る演習を行う.
7タイトル7.費用便益計算
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容費用便益分析の概要を説明し,費用便益計算に係る演習を行う.
8タイトル8.中間評価:中間総括・まとめ
事前学習
事後学習
中間評価のための学習をしておく.
授業内容前半の総合演習を実施し評価を行う.
9タイトル9.交通流とそのモデル化
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容交通流モデルの概要を説明し,交通流計算に係る演習を行う.
10タイトル10.道路の交通容量と需要超過割合
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容交通容量,需要超過割合の概要を説明し,その計算に係る演習を行う.
11タイトル11.平面交差点の容量と制御
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容平面交差点の容量と制御の概要を説明し,その計算に係る演習を行う.
12タイトル12.ルート選定の概要
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容ルート選定の概要を説明する.
13タイトル13.道路設計のための諸元計算
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容道路設計の概要を説明し,その諸元計算に係る演習を行う.
14タイトル14.道路の平面設計計算
事前学習
事後学習
事前配布資料を確認しておく.
授業の内容の理解を深めておく.
授業内容道路の平面設計の概要を説明し,その諸元計算に係る演習を行う.
15タイトル15.期末評価:総括・まとめ
事前学習
事後学習
期末評価のための学習をしておく.
授業内容後半の総合演習を実施し評価を行う.
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
本科目は以下のような位置づけである.
 計画学基礎および演習 → 都市計画 → 交通計画・設計 → 景観工学 → エンジニアリングデザイン