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授業科目名 基礎工学実験I
時間割番号 TAM206
担当教員名 武井 貴弘/米崎 功記/長尾 雅則/齋藤 典生
開講学期・曜日・時限 前期・水・III-1-V-1 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 材料は、無機系および有機系材料に大別されるが、それぞれ種々の化学組成や状態があり、それらの特性に応じた用途に使用されている。新たな材料を開発・デバイス化する際には、その材料の特性を正しく理解・分析する必要がある。本実験では、主に化学的な観点で重要な無機および有機材料に絞り、それらの作製と代表的なキャラクタリゼーションを実験する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部(~2023年度入学生)>先端材料理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
AM-A専門1.基礎的知識化学
AM-B2.専門的知識・技術量子デバイス
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
AM
1基本的な無機材料および有機材料の作製手法、化学的な分析手法、電池等の電気化学実験手法の4つを実習する。AM-A
2無機材料および有機材料を作製でき、化学的分析手法、電気化学的分析手法やその他の分析手法により材料を分析できる。AM-B
3積極的に実験を実施し、自発的に操作・測定できる。AM-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
165%実験の出欠状況を評価する
225%各テーマのレポートにより評価する
310%実験中の態度や積極性を評価する
合計100% 
<授業の方法>
実験の科目であるため、対面で行う。5つのテーマについて実験と分析・評価を行う。各テーマごとにレポートを提出する。
材料科学およびその実験に対する基礎的な知識を涵養する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
白衣・防護メガネが必要です。必ずマスク着用でお願いします。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンスと化学実験の基礎知識
事前学習
事後学習
化学実験の基礎知識をまとめておく
授業内容基礎工学実験Iについての全体の説明を行う
2タイトル電気化学的手法による陽極酸化膜の作製
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
行った実験のまとめをする。
授業内容電気化学的手法により陽極酸化膜を作製する
3タイトル陽極酸化膜の微細構造観察
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
実験レポートを作成する。
授業内容作製した陽極酸化膜を電子顕微鏡で観察する
4タイトルハイドロキシアパタイトの合成
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
行った実験のまとめをする。
授業内容ハイドロキシアパタイトを作製する
5タイトルハイドロキシアパタイトイオン吸着特性
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
実験レポートを作成する。
授業内容作製したハイドロキシアパタイトのイオン交換特性を評価する
6タイトルポリアニリンの合成準備
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
行った実験のまとめをする。
授業内容ポリアニリンの合成準備を行う
7タイトルポリアニリンの重合
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
実験レポートを作成する。
授業内容ポリアニリンンの重合を行う
8タイトル合成したポリアニリンのキャラクタリゼーション
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
行った実験のまとめをする。
授業内容ポリアニリンの赤外吸収スペクトルを測定する
9タイトル合成したポリアニリンの電気伝導度測定
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
実験レポートを作成する。
授業内容ポリアニリンの電気伝導度を測定する
10タイトルミョウバン結晶の合成
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
行った実験のまとめをする。
授業内容ミョウバン結晶を作製する
11タイトルミョウバン結晶の溶解度測定
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
実験レポートを作成する。
授業内容ミョウバン結晶の溶解度を測定する
12タイトル無機蛍光体の作製
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
行った実験のまとめをする。
授業内容無機蛍光体材料を作製する
13タイトル無機蛍光体の結晶構造と蛍光特性
事前学習
事後学習
あらかじめ実験の意義や実験方法を読んでおく。
実験レポートを作成する。
授業内容無機蛍光体材料のXRDを測定し結晶構造や蛍光特性を評価する
14タイトル予備および補足の実験
事前学習
事後学習
実験レポートを作成する
授業内容実験できていなかった部分を補足実験する。
レポートを提出する
15タイトル総括評価:まとめ
事前学習
事後学習
特になし
実験評価の確認を行う。
授業内容レポートを確認し、すべての実験の総括を行う。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
一部の実験について実務経験がある教員が行う
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・おおむねわかりやすい、という意見がたくさんあった。一方で座学をちゃんとしないとわからないという意見もあった
→実験方法などの説明部分は本来は予習課題として設定しているので、予習をしっかりと行うよう徹底する。
<備考>
本講義は実験であるため、対面授業にて行う。