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授業科目名 技術者倫理
時間割番号 TAC206
担当教員名 縄田 幸貴
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
科学技術の進歩を人間社会の適切な発展に結びつける役割を担う技術者には高い倫理観が求められる。これまでの歴史上倫理観の欠如で各種の問題が発生し、今もなお、学術的な論文捏造、公衆を欺く企業倫理に反する事案が発生している。技術者は発展する科学技術に携わるに当たり、一層充実した倫理的自律性が求められる。これまでに発生した事例などから、そこに潜む技術者関与したが過ちを学び、教訓として技術者が持つべき倫理感や倫理問題を解決する方法を学習し、正しい判断を下す能力を養成する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部(~2023年度入学生)>応用化学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
AC-A専門1.人類の福祉と持続的発展可能な社会の実現や安全・安心で快適な低環境負荷社会・循環型社会の実現に、主体的・自律的に取り組むことができる。
AC-B3.化学の基幹分野(無機化学、有機化学、分析化学、物理化学、高分子化学、電気化学、化学工学等)に関する文章を的確に読解できるとともに、卒業論文を論理的に考察・構成・執筆し、発表・討論できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
AC
1技術者としての自己の社会的責任を認識し、それに基づき実際にどう行動すべきかを自ら考えることが出来るようにする。社会との交流によって社会から要請を汲み取り、それを技術的営為の向上につなげることができるようにする。AC-A
2(1) 技術者倫理の意義を理解するAC-A
3(2)技術者が倫理的に適切な役割を果すために必要な原則・義務などを理解するAC-A
4(3)科学技術の各分野の倫理的課題に対する技術者の役割と責任を認識することAC-A
5(4)論文執筆時の注意点や過去に起こった不正の事例からその背景から技術者が直面する課題を学ぶAC-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
135%授業への出席(講義内容の学習)
220%課題の提出
335%期末試験
45%講義内演習(設問)での考察
55%講義内容に関する意見等
合計100% 
<授業の方法>
技術者の不手際や技術の悪用などで発生した社会現象に関心を持ち、見識を深めると共に受講生自らが意見を持ち正しい見方ができる感性を磨く。また、各種社会現象に関して技術者の関与を感知し、その仕事ぶりや考え方が結果に影響を与えていることを認識することを目的とする。
①授業内容の振り返りとなる小問題を出して提出 ②課題レポートを3回程度出題 ③教材(映像)をもとにグループディスカッションを実施
※実際に起こった出来事を事例として学び、そこから技術者が持つべき倫理観を醸成することを目的とする
<受講に際して・学生へのメッセージ>
大学が定める2/3(10回)以上の出席は単位認定の必須としています
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 杉本泰治・高城重厚, 技術者の倫理 入門, 丸善, ISBN:4621075640
  2. 技術倫理 日本の事例と考察, 丸善出版, ISBN:978462108512-7
  3. 畑村洋太郎, 失敗学のすすめ, 講談社文庫
  4. 村松 秀, 論文捏造, 中央公論新社
<授業計画の概要>
1タイトル技術者倫理とは
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容技術者倫理の目的、概要と実際にあった事例の資料映像の視聴して学ぶ
2タイトルCSRと技術者の使命を
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容企業の社会的な責任と技術者の使命とは何かを資料映像の視聴を含め学ぶ
3タイトル法と倫理の関係
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容法は結果があっての後追いで整備されることを認識して、公衆の安全・安心のために技術者に求められる自律した倫理観を資料映像を視聴を含め学ぶ
4タイトル技術の問題点①
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容技術が引き起こした過去の問題を資料映像の視聴を含め学ぶ
5タイトル技術の問題点②
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容技術が引き起こした過去の問題を資料映像の視聴を含め学ぶ
6タイトル技術の問題点③
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容技術が引き起こした過去の問題を資料映像を視聴を含め学ぶ
7タイトル技術者のあり方
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容技術者が直面する社会における葛藤とあるべき姿を資料映像の視聴を含め学ぶ
8タイトル技術者のあり方(GD)
事前学習
事後学習
事前学習は不要
GDで議論した内容と自らの意見を顧みて技術者としてありたい、なりたい姿を創造する
授業内容技術者倫理の教育を目的として製作された資料映像を視聴し、設問に対して3~4人の小グループでディスカッションを行う
9タイトル技術者のあり方
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容技術者が直面する社会における葛藤とあるべき姿を資料映像の視聴を含め学ぶ
10タイトル技術者のあり方
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容技術者が直面する社会における葛藤とあるべき姿を資料映像の視聴を含め学ぶ
11タイトル失敗学①
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容畑村洋太郎先生が提唱した失敗学をもとになぜ失敗が繰り返されるのか資料映像の視聴を含め学ぶ
12タイトル失敗学②
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容畑村洋太郎先生が提唱した失敗学をもとに予測できない未知の出来事から学ぶ大切さを資料映像の視聴を含め学ぶ
13タイトル研究倫理
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容今後直面する研究論文作成における不正防止の留意点や繰り返される不正の背景などを資料映像の視聴を含め学ぶ
14タイトル研究倫理
事前学習
事後学習
事前学習は不要
講義の内容を振り返れるよう抜粋した資料を配付するので読み返す
授業内容今後直面する研究論文作成における不正防止の留意点や繰り返される不正の背景などを資料映像の視聴を含め学ぶ
期末試験に向けての注意点
15タイトル期末試験
事前学習
事後学習
過去に配付した資料の読みM返し(特に14回目の資料は重要)
全体を振り返って受講前と受講後の技術者としての心構えの変化などを自己考察
授業内容期末試験(配布した資料は持込み可)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
民間企業での勤務経験から、企業倫理や社会通念の変化、企業のCSRに常に接しているので、社会の技術者に対する訴求点や心構えなども講義の内容に加える
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)