山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教員
基礎腫瘍学特論
宮澤 恵二/齋藤 正夫/副島 研造/近藤 哲夫
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PMN707 1 (未登録) 1 後期 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
30年以上にわたり日本人の死亡原因の1位となっている悪性腫瘍を細胞生物学的・病理学的に理解することを目的に講義を行う。最初に、がん細胞を特徴づける8つの性質について、最新の研究動向も含めながら解説し、続いて甲状腺がんを主な例として、悪性腫瘍の病理学を説明する。さらに、転移・浸潤や抗がん剤耐性など、悪性形質の発現機構について細胞生物学的側面から解説し、最後に分子標的薬等、新しい治療法の原理と方向性を議論する。講義を通して深い洞察力を身につけることをを目指す。
[到達目標]
悪性腫瘍に関する基礎研究の最新の動向を理解し、専門性の高い知識を身につける。
深い洞察力により、新しい治療法・診断法開発の問題点や方向性を考える力を身につける。
[必要知識・準備]
講義を理解するためには、基礎的な生化学・分子生物学・細胞生物学・組織学の知識が必要である。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %レポート:新しい治療法・診断法開発の問題点や方向性を考える洞察力の深さを評価する。 
2発表/表現等 20  %プレゼンテーション:講義の進行に伴い、受講者で討論する機会をもうけ、論理に基づく戦略的な主張を高く評価する。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. Robert A. Weinberg, The Biology of Cancer (second edition), Garland Science, ISBN:978-0-8153-4220-5
  2. Devita, Lawrence, Rosenberg, Cancer Principles & Practice of Oncology, Wolters Kluwer, ISBN:978-1-4963-1063-7
  3. Lauren Pecorino, Molecular Biology of Cancer 4th Edition, Oxford, ISBN:978-0-19-871734-8
[講義項目]
第1回 Hallmarks of cancer(宮澤 恵二)
第2回 がん細胞の代謝(宮澤 恵二)
第3回 悪性腫瘍の病理学(1)(近藤 哲夫)
第4回 悪性腫瘍の病理学(2)(近藤 哲夫)
第5回 上皮間葉転換(転移と浸潤)(齋藤 正夫)
第6回 上皮間葉転換(抗がん剤耐性と幹細胞性)(齋藤 正夫) 
第7回 がんの分子標的治療(1)(副島 研造)
第8回 がんの分子標的治療(2)(副島 研造)
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
アンケート結果確認中