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授業科目名
担当教員
応用倫理・死生学特論
秋葉 峻介
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
PIM718 2 (未登録) 1 前期 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
生/死をめぐる諸問題について、応用倫理・死生学の領域においてどのように議論されてきた/議論されているかを中心に講義を行い、生/死に関する多様なアプローチを学び、学際的思考を身につける。
キーワードとしては「ケアの倫理」「看取り」「終末期」「死生観」「安楽死/尊厳死」などを念頭に置き、参加者の研究課題も考慮しながら、必要に応じて関連する文献を選定して講読/解説する。
講義全体を通じて、生/死をめぐる諸問題における論点を自らの視点で発見し、批判的に検討する力を身につけることを目標とする。
[到達目標]
・生/死をめぐる諸問題について、その歴史的背景や重要概念について理解し・説明できる。
・応用倫理・死生学の観点から、医学・医療に関する課題を批判的に検討し、その論点や解決策を示すことができる。
・修得した知識やアプローチを個別の問題に敷衍し、適切に表現(記述)できる。
[必要知識・準備]
大学院修士課程レベルの「生命倫理学」の知識を備えていることが望ましい
あるいは受講にあたって応用倫理・死生学の知識を積極的に修得する意思があること

※他専攻の学生(学部生含む)で聴講等を希望する場合も含め、受講に関する相談は随時受け付ける
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 60  %生/死をめぐる諸問題について、問題の背景を正確に理解し、自らの視点で論点を批判的に検討できているかどうか 
2受講態度 20  %真摯な態度で受講したかどうか 
3発表/表現等 20  %ディスカッションにおいて講義内容を踏まえた発言ができているか 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 島薗進, 竹内整一編, 死生学とは何か, 東京大学出版会, ISBN:9784130141215,
    (2008年出版 死生学 / 島薗進, 竹内整一, 小佐野重利責任編集, 1)

  2. ボリス・グロイス著 ; 河村彩訳, ケアの哲学, 人文書院, ISBN:9784409031230,
    (2023年出版)

  3. 榊原哲也, 西村ユミ編 ; 孫大輔 [ほか] 著, 医療とケアの現象学 : 当事者の経験に迫る質的研究アプローチ, ナカニシヤ出版, ISBN:9784779517464,
    (2023年出版)

  4. アラン・ケレハー著, コンパッション都市 : 公衆衛生と終末期ケアの融合, 慶應義塾大学出版会, ISBN:9784766428261,
    (2022年出版)

  5. Vladislav Suvk, Care of the Self: Ancient Problematizations of Life and Contemporary Thought, Brill Academic Pub,
    (2017年出版)
[講義項目]
第1回     死生学概論
第2回~第3回  ケアの倫理/ケアの哲学
第4回~第5回  医療・ケアにおける「対話」
第6回~第7回  医療・ケアにおける意思決定主体
第8回~第9回  公衆衛生と終末期ケア
第10回~第11回 生/死と尊厳
第12回~第14回 古代~現代の思想における自己への配慮
第15回     総括

※授業の進度や受講生の関心にあわせて授業内容を変更する場合がある
※各回のテーマに合わせて講義・映像資料等の視聴・ディスカッションを行う場合がある
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
新規開設科目につき該当しない