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授業科目名 共生科学入門
時間割番号 LPC100 B
担当教員名 山村 英樹/三木 健夫/岩田 智也/稲田 和也/喜多川 進/菊地 淑人/鈴木 堅太郎
開講学期・曜日・時限 前期・火・IV 単位数 2
<対象学生>
工学部1年次
<授業の目的>
「生命科学」、「食物科学」、「環境科学」および「社会科学」における「共生科学」の概念と基礎知識を学習する。これによって学問分野の枠組みを超えた「自然と社会の共生の観点」を身につけ、持続可能で豊かな地域社会の実現に必要な視点と能力を養う。あわせて、初年次教育としてアカデミックリテラシーを習得し、大学における学びの素養を培うことを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>工学科1年次向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
工-A専門④問題解決力地域や産業ニーズを理解し課題・問題の解決案を提案
工-B共通汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
工学
11.学部の目標である自然と社会の共生に向けた各学科のアプローチの違いを理解し、共生についての基本的な概念を形成する。工-A
22.読解、記述、情報活用、思考に関する基礎的素養を身につけ、主体的に大学での学びに参加できるようになる。工-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
170%レポートで講義に関する理解度や課題に対する思考、読解、記述および 情報活用について評価する。
230%積極的な講義への取り組みや受講態度を評価する。
合計100% 
<授業の方法>
主として講義形式により実施する。なお、コロナウイルス感染状況に変更する場合がある。
ライブ型(Teamsなどのテレビ会議システムを利用。同時双方向リアルタイム動画配信授業)・オンデマンド型(Moodle,CNS,メール等を利用。動画配信、資料配布、課題提示などによる非同期授業)を併用する場合もある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
レポートおよび受講態度を総合して評価する。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
授業内容をノートにとり、不明な点は各自で調べてノートにまとめる。
授業内容共生科学入門の導入として、生命・食物・環境・社会が相互に関連する共生科学の概念と生命環境学部の3つのポリシー(アドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシー)との関係について、多角的な物の見方や考え方から学ぶ。
2タイトル初年次教育:ノートテイキング(山村・日永)
事前学習
事後学習
授業内容をノートにとり、不明な点は各自で調べてノートにまとめる。
授業内容初年次教育として大学での学びの手法と課題に対する思考方法について学習する。
3タイトル初年次教育:レポートの書き方の基礎および情報活用リテラシー
事前学習
事後学習
事前課題について調べておくこと、授業後は今日の学習を振り返り課題を提出する。
授業内容ある課題に対して自分の意見や感想ではなく、資料や先行研究を探索し、独自の知見を自分の言葉で表現するスキルを習得する。
4タイトル生命工学分野1 生物多様性、生態系、共生
事前学習
事後学習
多様性という言葉の意味について調べる。配布資料を確認する。
授業内容生物多様性に関わるキーワードを解説し、多様性や生態系とは何か、その機能や課題について学ぶ。
5タイトル生命工学分野2 生命の誕生、絶滅
事前学習
事後学習
配布資料を確認する。
授業内容生物の誕生から生物の進化について学ぶ。また、生態学における個体、種、絶滅について学ぶ。
6タイトル生命工学分野3 共生社会における性
事前学習
事後学習
配布資料を確認する。
授業内容発生学の観点から性の多様性を考える。
7タイトル地域社会分野1(知的財産と共生する社会)
事前学習
事後学習
事前)特許庁のウエブサイトで知的財産制度のあらましを確認しておくこと
事後)授業の内容を整理しておくこと
授業内容特許権を中心とした知的財産権のあらましと共生の問題を学ぶ(稲田担当)。授業方法は別途CNSに掲示します。
8タイトル地域社会分野2(文化・自然の多様性)
事前学習
事後学習
事前)Moodle上の配布資料などを確認する。
事後)授業の内容を整理しておくこと
授業内容文化・自然の多様性に関する国際条約や施策の変遷等を概観し、そのつながりを考える(菊地担当)。授業方法は別途CNSに掲示します。
9タイトル地域社会分野3(環境政策と共生)
事前学習
事後学習
事前)環境問題に関するニュースを読む。
事後)授業中に示された論点について、自分の考えをまとめる。
授業内容環境問題の事例を通して,共生について考えます。授業は対面で実施します(喜多川担当)。
10タイトル地域食物科学分野1
事前学習
事後学習
講義内容をノートに記録し、復習すること。
授業内容食と環境の関連性について幅広い視点から学び、人類が直面する「食糧問題」と「共生」について学ぶ。
11タイトル地域食物科学分野2
事前学習
事後学習
組換え生物による共生問題を主なテーマとし、農薬耐性などの具体的な事例を学び、持続的な食糧生産について考える。
授業内容講義内容をノートに記録し、復習すること。
12タイトル地域食物科学分野3
事前学習
事後学習
講義内容をノートに記録し、復習すること。
授業内容食糧生産と農薬について学び、食糧生産問題や食品安全性について理解を深める。また、食品ロスの実際について学び、食糧から見た人類の共生について学ぶ。
13タイトル環境科学分野1
事前学習
事後学習
・事前学習資料を配布する
・授業後には事後学習として振り返りを行い、その内容をMoodleに提出する
授業内容地球や地域の環境が直面している水環境、大気、海洋、陸、土、生物における様々な環境問題の現状とその発生原因について学び、自然-社会の共生システムが破壊されている現状について理解を深める。
14タイトル環境科学分野2
事前学習
事後学習
・事前学習資料を配布する
・授業後には事後学習として振り返りを行い、その内容をMoodleに提出する
授業内容プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)の概念を学び、とくに気候変動、生物多様性の消失、窒素・リン循環の変質、土地利用変化の限界値とそれらを改善していくための方策について学ぶ。
15タイトル環境科学分野3
事前学習
事後学習
・事前学習資料を配布する
・授業後には事後学習として振り返りを行い、その内容をMoodleに提出する
授業内容自然-社会の共生システムを維持し、将来世代にわたって自然資源から恩恵を享受していくための国内外の取り組みや方策について学習する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員の一部は公的および民間研究機関での共生科学に関する実務経験をもとに指導を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
新規開設科目につき該当しない
<備考>
(未登録)