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授業科目名 機能成分学
時間割番号 LFS311
担当教員名 久本 雅嗣
開講学期・曜日・時限 前期・火・I 単位数 2
<対象学生>
地域食物科学科3年次(選択必修科目(○5))
生命工学科3年次(選択科目)

本科目は、山梨大学生命環境学部における食品衛生管理者及び食品衛生監視員に係る資格要件の選択必修科目です
<授業の目的>
食料生産と人類の健康維持との関係性を理解するために、食品にどのような成分が含まれ、どのような特性や機能を持っているのかを体系的に理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門知識生命工学分野全般にわたる基礎知識に基づいた専門知識を修得している。
BT-B共通教養様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
BT-C汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
生命環境学部>地域食物科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
FS-A専門食品における加工・分析の重要性を理解できる。
FS-B食料生産と人類の健康維持との関係性の基本が理解できる。
FS-C共通汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BTFS
1食品における加工・分析について説明することができるBT-AFS-A
2本科目を履修することにより食品化学を通して食料生産と人類の健康維持との関係性の基本的事項が理解できるBT-BFS-B
3食品に含まれる成分を通して、食品を理解する上での基本的な論理的思考力を身につけることができるBT-CFS-C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%小テスト及び試験により評価する
230%小テスト及び試験により評価する
340%小テスト及び試験により評価する
合計100% 
<授業の方法>
・講義と小テストが中心となる。
・教科書と配付資料を中心に基本事項を確認しながら適宜課題を課すことにより、知識と理論の活用を図る。
・指定する教科書とは別に授業前に配布する冊子の講義内容の確認・理解を深めるための演習問題を実施する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
指定の教科書を使用しますので、履修の際は必ず用意して下さい。
<テキスト>
  1. 久保田紀久枝, 森光康次郎編, 食品学 : 食品成分と機能性 第2版, 東京化学同人, ISBN:9784807916832,
    (2021年出版 新スタンダード栄養・食物シリーズ, 5)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル水分活性・単糖類
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品の水分活性・単糖類について学習する
2タイトル食品に含まれる化学構造の異性体
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品に含まれる化学構造の異性体について学習する
3タイトル多糖類
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品の多糖類について学習する
4タイトルタンパク質・酵素
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品に含まれるタンパク質・酵素について学習する
小テストを行うことで内容の理解度を確認する
5タイトル脂質
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食用油脂など各種油脂の特徴とその評価方法を理解する
6タイトルビタミン・ミネラル
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容ビタミン・ミネラルについて学習する
7タイトル嗜好成分
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品の嗜好成分について学習する
小テストを行うことで内容の理解度を確認する
8タイトル色素成分
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品の含まれる色素成分について学習する
9タイトル呈味成分
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品の含まれる呈味成分について学習する
10タイトル香気成分
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品に含まれる香気成分について学習する
小テストを行うことで内容の理解度を確認する
11タイトル酸化と劣化とその制御
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品の酸化と劣化とその制御について学習する
12タイトル食品成分の変化
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容食品成分の変化について学習する
13タイトル嗜好飲料・微生物利用食品
事前学習
事後学習
教科書ならびに事前に配布するテキストを読み、その概要を理解しておく
授業内容嗜好飲料や微生物利用食品(発酵食品)にはいろいろな種類が存在し、その分類と特徴を理解する
小テストを行うことで内容の理解度を確認する
14タイトル最近の食に関する問題
事前学習
事後学習
現在の食に関わる問題を調べておく
授業内容最近の食に関するテーマを選び、内容を要約し、それに対する意見を論述する
15タイトルまとめ
事前学習
事後学習
これまでの講義で配布した資料や授業内容を理解しておく
授業内容これまでの講義内容や資料を学習し、その内容の理解度を確認する
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
1.自発的に行った変更
学生の主体的な学びを進めるため、学生たちの興味を引き、積極的にPBLに参加してもらう。具体的には授業の後半の日程で受講生個人ごとに自分自身で関心がある最近の食に関するテーマを選び、内容を要約し、それに対する意見を論述する機会を設ける。

2.授業評価アンケートで学生から出された改善要望への対応
・小テストを定期的に行っており、「小テストでこまめに振り返ることで忘れていたことを思い出すことができる」など好評で、2023年度は資料持ち込み可にしていた。しかし、アンケート結果より持ち込み不可の方が良いという意見もあったので、次年度は持ち込みを不可にする。
・教科書と並行して、担当者が作成した冊子を事前に配布して、”授業資料がとてもわかりやすい””テキストが配布されたため教科書に載っていない情報を加えて勉強できた”など概ね好評であった。改善点として配布資料の記述について少し具体例を挙げたものも追加する。

3.教育内容の内部質保証にかかる自己点検・評価を通じて出された改善指示などへの対応
授業の最初に評価の視点、学習する知識、ならびに実社会との関連性を説明し、学生の主体的な学びを進める。
<備考>
山梨大学生命環境学部における食品衛生管理者及び食品衛生監視員に係る資格要件の選択必修科目です