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授業科目名 食品成分分析学
時間割番号 LFS211
担当教員名 久本 雅嗣/斉藤 史恵
開講学期・曜日・時限 前期・水・III 単位数 2
<対象学生>
地域食物科学科2年次(選択必修科目(○4))
生命工学科2年次(選択科目)
<授業の目的>
食品には非常に多くの化合物が含まれ、加工などで生じる変化は、非常に複雑である。その上、遺伝子組換えや様々な疾病、新しい機能性化合物に関する情報が氾濫し、食品に対する理解を難しくしている。本講義では、基礎生化学(1,2)などの知識の上で,食品を化学的・物理的に考え「成分」、「分類」、「反応」、「機能」について学習する。これらの学習から食品を科学的に理解し、分子レベルでの様々な反応について理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門知識生命工学分野全般にわたる基礎知識に基づいた専門知識を修得している。
BT-B共通汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
生命環境学部>地域食物科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
FS-A専門食品における加工・分析の重要性を理解できる。
FS-B共通汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BTFS
1食品における加工・分析の重要性を理解できる。物質量などを論理的に考え,計算できる。分析機器などの仕組みを学習し,長所・短所を説明できる。BT-AFS-A
2食品の重要性を理解し,その複雑さを理解できる。BT-BFS-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
190%小テスト・試験・レポートにより評価する
210%小テスト・試験・レポートにより評価する
合計100% 
<授業の方法>
基本的には対面で実施します
<受講に際して・学生へのメッセージ>
指定のテキストに沿って授業は進めますので事前に購入して下さい
高校の化学・生物の知識が必要です
計算等も重要で、論理的に考える必要性があります
<テキスト>
  1. 新藤一敏, 森光康次郎著, 食品分析化学, 東京化学同人, ISBN:9784807916788,
    (新スタンダード栄養・食物シリーズ 18)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル分析データの取扱い
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容誤差、正確さの表し方、有効数字
2タイトル分析化学に関わる基礎理論1
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容濃度、化学平衡、pH、緩衝液、酸化と還元
3タイトル分析化学に関わる基礎理論2
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容濃度、化学平衡、pH、緩衝液、酸化と還元
4タイトル容量分析と重量分析
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容容量分析、重量分析
5タイトル吸光光度分析の原理
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容吸光光度分析
6タイトル食品成分の定性分析1
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容タンパク質、アミノ酸、糖質
7タイトル食品成分の定性分析2
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容脂質、ビタミン
8タイトル食品成分の定量分析1
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容混合物を扱う場合,分離は必須の技術である。分離方法を学ぶ。
9タイトル食品成分の定量分析2
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容さらに細かな分離を行うためにクロマトグラフィーの技術を考える。
10タイトルクロマトグラフィー
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容物質の性質を決定するためによく用いられる電磁波について学ぶ。
11タイトル物質の分離
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容吸収を使った分析は多いので,その考え方を学ぶ。
12タイトル分光分析1
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容分光光度計の原理を学ぶ。
13タイトル分光分析2
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容酵素の基質特異性を用いた分析を考える。
14タイトル最近の化学分析(主に食品)をめぐる話題
事前学習
事後学習
現在の化学分析(主に食品)に関わる問題を調べておく
授業内容主に食品化学分野の分析に関わるテーマを選び、内容を要約し、それに対する意見を論述する
15タイトル評価・総括・まとめ
事前学習
事後学習
授業後に内容を確認する。
授業内容これまでの講義内容をまとめ、内容の理解度を評価する。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
1.自発的に行った変更
・学生の主体的な学びを進めるため、学生たちの興味を引き、積極的にPBLに参加してもらう。具体的には授業の後半の日程で受講生個人ごとに自分自身で関心がある最近の食に関するテーマを選び、内容を要約し、それに対する意見を論述する機会を設ける。
・次年度より新たに資料だけでなく、指定の教科書を設定し、さらに具体的に内容を説明する。

2.授業評価アンケートで学生から出された改善要望への対応
前年度は中間、期末の2回のみのテストであったが、定期的にテストを行い、知識の定着を図る。
・後期から始まる学生実験との連動性を説明する。

3.教育内容の内部質保証にかかる自己点検・評価を通じて出された改善指示などへの対応
授業の最初に評価の視点、学習する知識、ならびに実社会との関連性を説明し、学生の主体的な学びを進める。
<備考>
(未登録)