山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 大気環境科学
時間割番号 LEV232
担当教員名 松本  潔
開講学期・曜日・時限 後期・水・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
「地球科学」を通して習得した地球への理解を基に、生態系を取り巻く大気圏について、化学成分の動態を中心により深く学習する。具体的には、大気中の各化学成分の発生・消失・反応過程、地球システムにおいて果たす役割、人間活動の影響などについて学ぶ。また、学んだ知識を実際の大気環境の計測データの評価に応用できる能力を養う。習得した知識と視野は、「大気科学実習」などにおいて更に発展させる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>環境科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
EV-A専門基礎環境基礎:環境問題の背景と概要を、その歴史、原因、対策などから説明できる
EV-B専門環境理解:大気、水、土壌、生物と人間との関わりを科学的に理解し、説明できる
EV-C環境評価:環境計測技術を用いてデータを収集し、自然環境の現状や人間活動の影響を分析・評価することができる
EV-D共通汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
EV
1大気圏における化学物質の動態を理解し、これを基に地球環境の特徴を説明できる。また、人間社会のあり方について提案できる。EV-D
2大気中の化学成分の分布と動態が、どのように地球環境の構築や維持に関わり、その変動がどのような影響を及ぼすのかを説明できる。EV-B
3産業活動が、大気の環境にどのような影響を及ぼしているのかを説明できる。EV-A
4習得した地球科学的知識を実環境より取得したデータの評価に活用できる。EV-C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%到達目標1について、小テストと期末試験で評価する。
230%到達目標2について、小テストと期末試験で評価する。
320%到達目標3について、小テストと期末試験で評価する。
430%到達目標4について、小テストと期末試験で評価する。
合計100% 
<授業の方法>
授業は、新型コロナウイル感染症対策を施した上で、教室にて対面で行なう(面接授業)。
ただし、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、教室の臨時定員が履修者数より少なく設定された場合は、オンライン授業に変更する(ライブ型授業)。
授業の実施方法に変更があった場合はCNSで通知するので、常にCNSを確認すること。

いずれの授業形態においても、講義資料を配布し、これに基づいて講義を行なう。
不定期に行う小テストと、期末試験により内容の理解を確認する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
授業の進め方と評価方法は以下の通りです。
・講義資料を配布し、スライドを用いてこれを解説します。
・1~14回目の授業の最後に、課題(小テスト)を出題するときがあります。
・15回目の授業では、期末試験を行ないます。
・成績評価は、課題(小テスト)が50点、期末試験が50点です。なお課題は、出題したすべての課題の点数を加算し50点満点で評価します。
・公欠に該当する事由等で受講できなかった場合は、成績評価に関わりますので、必ず連絡ください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル地球大気の化学組成
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容「地球科学」や「気象学」で学習した内容の復習も含め、地球大気の化学組成について学習し、第2回以降の授業に必要な基礎知識を整理する。
2タイトル主要成分とその動態
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容地球大気の主要成分について、その発生源、除去源、大気中での役割を学習する。
3タイトル長寿命微量気体成分とその動態I
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容二酸化炭素について、その発生源、除去源、大気中での役割を学習する。
4タイトル長寿命微量気体成分とその動態II
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容メタンと一酸化二窒素について、その発生源、除去源、大気中での役割を学習する。
5タイトル長寿命微量気体成分とその動態III
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容ハロカーボンについて、その発生源、除去源、大気中での役割を学習する。
6タイトル反応性微量気体成分とその動態I
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容窒素酸化物などの反応性微量気体成分について、その発生源、除去源、大気中での役割を学習する。
7タイトル反応性微量気体成分とその動態II
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容硫黄酸化物などの反応性微量気体成分について、その発生源、除去源、大気中での役割を学習する。
8タイトル反応性微量気体成分とその動態III
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容非メタン炭化水素などの反応性微量気体成分について、その発生源、除去源、大気中での役割を学習する。
9タイトル対流圏オゾンとその動態
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容反応性微量気体の中でも特に大気中での動態が複雑であると同時に環境影響の面から注目されているオゾンについて、その対流圏での動態を学習する。
10タイトル成層圏オゾンとその動態
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容オゾンの成層圏における動態について学習する。
11タイトル粒子状物質とその動態I
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容大気中の粒子状物質について、その物理的・化学的特性について学習する。
12タイトル粒子状物質とその動態II
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容大気中の粒子状物質について、その発生源、除去過程について学習する。
13タイトル大気沈着物とその化学的特徴
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容大気中の化学成分が、どのように地表に負荷されるのか、その沈着メカニズムと沈着物の化学的特徴について学習する。
14タイトル大気化学成分と地球環境
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容大気化学成分の生態系への影響について、物質循環の学習を通して理解する。また、放射収支や気候、気象への影響についても学習する。
15タイトルこれまでの授業の総括と評価
事前学習
事後学習
授業内容の復習
授業内容期末試験を行ない、これまでの授業内容の総括と理解度の評価を行なう。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)