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授業科目名 水圏科学
時間割番号 LEV230
担当教員名 西田  継
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
地球上を循環し、豊かな生態系の維持や人間活動に不可欠な水について学ぶ。「地球環境科学」で学んだ知識を基礎として、「水循環学」、「大気環境科学」、「微生物生態学」、「土壌科学」などで得た知識を活用する。降水、地下水、河川水、湖沼水、海水それぞれの水質形成機構を知るきっかけを掴むとともに、水質変化と人間活動の関係や基本的な水質管理の方法についても理解を深める。後半では、水の性質、相平衡、酸塩基平衡、酸化還元反応を例に、栄養循環、有機汚濁、富栄養化などの原理を演習を交えて学習する。この知識の一部は、「環境分析学」、「河川実習」に生かされる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>環境科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
EV-A専門基礎環境基礎:環境問題の背景と概要を、その歴史、原因、対策などから説明できる
EV-B専門環境理解:大気、水、土壌、生物と人間との関わりを科学的に理解し、説明できる
EV-C環境評価:環境計測技術を用いてデータを収集し、自然環境の現状や人間活動の影響を分析・評価することができる
EV-D応用環境管理:環境管理施策に関する知識を修得し、適切な環境保全計画について理解・説明することができる
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
EV
1水圏環境の定義と概要を説明できる。EV-A
2水圏が関わる代表的な反応を理解し、社会課題との関係を説明できる。EV-B
3水圏で起こる現象を理解するための測定方法を説明できる。EV-C
4水圏が関わる社会課題を解決・管理するための枠組みを説明できる。EV-D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%水圏環境の定義と概要の理解度
225%水圏が関わる代表的な反応と社会課題との関係の理解度
325%水圏で起こる現象の測定方法の理解度
425%水圏が関わる社会課題を解決・管理するための枠組みの理解度
合計100% 
<授業の方法>
講義
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・幅広い分野を扱うことで自然現象の理解を深めるようにする。
・講義では基本事項を板書し、内容を補足する資料を紙で配布する。
・講義中に簡単な演習問題を解かせ、考え方を体得できるように心がける。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. アンドリューズ他, 地球環境化学入門-改訂版, シュプリンガー・フェアラーク東京, ISBN:4431711112
  2. Baird, Environmental Chemistry, Freeman, ISBN:0716748770
  3. 武田育郎, 水と水質環境の基礎知識, オーム社, ISBN:274024628
  4. 浦瀬太郎, 明解 水質環境学, プレアデス出版, ISBN:9784903814414
<授業計画の概要>
1タイトル序論
事前学習
事後学習
水環境
授業内容水圏環境の位置づけと定義、先端研究の実例
2タイトル水質指標1
事前学習
事後学習
健康、生活
授業内容健康関連項目と生活環境項目
3タイトル水質指標2
事前学習
事後学習
pH等
授業内容最も基本的な水質
4タイトル水質指標3
事前学習
事後学習
有機物
授業内容有機性汚濁
5タイトル水質指標4
事前学習
事後学習
富栄養
授業内容富栄養化
6タイトル水質指標5
事前学習
事後学習
窒素、リン
授業内容栄養元素の形態
7タイトル水質指標6
事前学習
事後学習
環境法
授業内容法規制、水質管理の手法
8タイトル演習
事前学習
事後学習
なし
授業内容問題解答を通した前半の復習
9タイトル環境化学の基本法則
事前学習
事後学習
基礎
授業内容質量保存、質量作用、電気的中性
10タイトル相平衡
事前学習
事後学習
平衡
授業内容気体・固体の溶解
11タイトル酸・塩基反応1
事前学習
事後学習
中和
授業内容酸・塩基の基礎、二相の炭酸平衡
12タイトル酸・塩基反応2
事前学習
事後学習
中和
授業内容三相の炭酸平衡
13タイトル酸化還元反応1
事前学習
事後学習
酸化還元
授業内容酸化数、酸化還元電位
14タイトル酸化還元反応2
事前学習
事後学習
酸化還元
授業内容生物学的・非生物学的な酸化還元反応
15タイトル演習
事前学習
事後学習
なし
授業内容問題解答を通した後半の復習
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)