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授業科目名 気象学
時間割番号 LEV220
担当教員名 小林  拓
開講学期・曜日・時限 前期・金・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 「地球科学」を通して習得した自然環境への理解を基に、生態系を取り巻く大気圏の物理的諸過程についてより深く学習する。さらに身近な大気現象を物理学の視点から捉える能力を養う。本講義で習得した知識と視野は、「大気環境科学」や「大気科学実習」、「大気環境保全学」において更に発展させる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>環境科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
EV-A専門専門環境理解:大気、水、土壌、生物と人間との関わりを科学的に理解し、説明できる
EV-B共通教養様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
EV-C汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
EV
1・大気の構造、大気の熱力学的な特性、降水過程、放射過程、大気の運動に関する基礎を理解し,地球の仕組みを説明できる。EV-A
2・日々の大気現象を物理学の視点で捉え、説明できる。EV-C
3・人間生活と大気環境との関わりを理解する。EV-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%到達目標1について,中間試験および期末試験で評価する.
240%到達目標2について,中間試験および期末試験で評価する.
310%到達目標3について,中間試験および期末試験で評価する.
合計100% 
<授業の方法>
面接授業で実施する。
講義資料を配付し、解説を加える。
適宜,補足説明やショートクエスチョンを実施する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
気象学は生活に密接した非常に身近な学問です。「なぜ,雨が降るのだろう」といった素朴な疑問を通じ、物理的な物の見方、考え方を学んでください。

必要知識・準備
・地球科学で学んだ内容や基礎的な物理学の内容を復習しておくこと。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 小倉義光, 一般気象学, 東京大学出版会, ISBN:4-13-062706-6
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
特になし
授業内容講義内容,評価方法の説明
2タイトル大気の鉛直構造
事前学習
事後学習
熱力学の復習
授業内容対流圏・成層圏
オゾン層
など
3タイトル大気の熱力学(1)
事前学習
事後学習
熱力学の復習
授業内容理想気体の状態方程式
静水圧平衡
など
4タイトル大気の熱力学(2)
事前学習
事後学習
熱力学の復習
授業内容断熱減率
温位
など
5タイトル大気の熱力学(2)
事前学習
事後学習
熱力学の復習
授業内容大気の静的安定度
対流不安定
など
6タイトル降水過程(1)
事前学習
事後学習
講義内容の復習
授業内容エアロゾルと凝結核
併合過程
など
7タイトル降水過程(2)
事前学習
事後学習
講義内容の復習
授業内容氷晶核
氷粒子の成長
など
8タイトル前半の総括・中間試験
事前学習
事後学習
講義内容の復習
授業内容前半の総括
中間試験
9タイトル大気における放射(1)
事前学習
事後学習
電磁気学の復習
授業内容放射量の定義
黒体放射
など
10タイトル大気における放射(2)
事前学習
事後学習
電磁気学の復習
授業内容太陽放射と太陽定数
放射平衡
など
11タイトル大気における放射(3)
事前学習
事後学習
電磁気学の復習
授業内容温室効果
など
12タイトル大気の運動(1)
事前学習
事後学習
力学の復習
授業内容ニュートン力学の法則
みかけの力
など
13タイトル大気の運動(2)
事前学習
事後学習
力学の復習
授業内容風と気圧場
風と温度場
など
14タイトル日本の天気
事前学習
事後学習
講義内容の復習
授業内容日本周辺で典型的にみられる天気図
15タイトル後半の総括・期末試験
事前学習
事後学習
講義内容の復習
授業内容後半の総括
期末試験
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員は日本南極地域観測隊員(気水圏研究分野)としての実務経験を有している。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
「毎回の授業の到達目標が明示され、自分自身で目標の到達度の確認ができた」項目が特に評価が低かったため、よりわかりやすく目標を説明する。
配布したレジュメは好評であり、内容を見直しつつ活用する予定である。
<備考>
(未登録)