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授業科目名 技術英語
時間割番号 LBT301
担当教員名 磯野 藤男
開講学期・曜日・時限 前期・水・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
自然科学の最新情報は主に英語で発信されるため、生命工学分野においても重要な情報をタイムリーに入手するために英語力は欠かせない。この授業では、生物学の教科書、研究論文、YouTubeや科学雑誌のウェブサイトを活用し、英語を勉強するのではなく、情報収集の手段として「英語を使う」感覚を身に付けることを目的としている。
本授業は2018年4月以前入学生向けの科目「LBT317 技術英語II」の振替科目です。「LBT317 技術英語II」の単位を取得済みの場合、本科目で取得した単位は卒業要件の単位数に含まれませんのでご注意ください。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門理解・検証生命工学分野における専門的な最新の研究内容を説明できる。
BT-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
BT-C汎用能力1・コミュニケーションスキル読解力情報の正確さや分析の妥当性などについて吟味しながら学術的な文献を読むことができる。
BT-D口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BT
1生命科学の基本的な英単語・文章表現を習得し、大学の教科書レベルの英文を辞書に頼らず読解できるBT-B
2生命工学分野の英語論文を読み、実験方法と結果の関係を正しく理解できるBT-A
3生命工学分野の英語論文を読み、概要と研究の意義を説明することができるBT-C
4自分が興味を持った研究を論評することができるBT-D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%小テストにより、基本的な技術英単語と英語表現の修得度を評価する
220%プレゼンテーション資料により、専門知識の理解度を評価する
310%プレゼンテーションにより、英語学術論文の読解力を評価する
420%プレゼンテーションと期末レポートによりコミュニケーションスキル(論理性、表現力)を評価する
合計100% 
<授業の方法>
Cell Biologyの教科書と研究論文を中心とした面接授業を行う。各自のノートPCを使用する。事前事後学習として、小テストの予習、自分で選んだ英語論文の詳読、英語による日常的な情報収集を行う。期末に、読んだ論文の概要をまとめプレゼンテーションを行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
英語は日常的に使うことで、誰でも必ず使いこなせるようになります。英語を勉強するのではなく、日本語と同じように使う感覚を身につけて、社会に出てから英語を自分の強みにしませんか。研究には興味があるが英語は苦手という方にぜひ取っていただきたい授業です。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. Bruce Alberts ... [et al.], Molecular biology of the cell : 4th ed(2002年), Garland Science, ISBN:0815332181,
    (最新版ではないが米国国立衛生研究所(NIH)のウェブサイトで全文閲覧が可能)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
・授業後:英語習慣の目標を決め、情報収集する(5分X週5日)
授業内容・到達目標、授業の進め方、成績評価の方法についてガイダンスを行います
2タイトルCell Chemistry and Biosynthesis/研究論文を探す
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:自分で詳しく読む研究論文を探す(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(1)
・PubMedを使った論文の探し方を説明します
3タイトルProteins/課題論文を選ぶ
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:課題論文を決めて読み始める(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(2)
・自分で読む論文を探し、課題論文を決めます
4タイトルDNA/iPS細胞論文を読む
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(3)
・山中iPS論文(Cell, 2006)を取上げ、論文の読み方のポイントを説明します
5タイトルFrom DNA to Protein/iPS細胞論文を読む(続き)
事前学習
事後学習
・授業前:テテキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(4)
・山中iPS論文(Cell, 2006)を取上げ、論文の読み方のポイントを説明します
6タイトルManipulating Proteins, DNA and RNA/CRISPR論文を読む
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(5)
・CRISPR関連の論文を取上げ、読解のポイントを説明します
7タイトルMembrane Structure and Transport/CRISPR論文を読む(続き)
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(6)
・CRISPR関連の論文を取上げ、読解のポイントを説明します
8タイトルIntracellular Compartments/最新の研究論文を読む
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(7)
・トピック論文を取り上げ、読解のポイントを説明します
9タイトルIntracellular Vesicular Traffic/最新の研究論文を読む
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(8)
・トピック論文を取り上げ、読解のポイントを説明します
10タイトルEnergy Conversion: Mitochondria and Chloroplasts/最新の研究論文を読む
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(9)
・トピック論文を取り上げ、読解のポイントを説明します
11タイトルCell Communication/最新の研究論文を読む
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:研究論文を読む(30分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(10)
・トピック論文を取り上げ、読解のポイントを説明します
12タイトルImmune Systems/プレゼンテーションの準備
事前学習
事後学習
・授業前:テキスト予習(15分)、動画を見る(15分)
・授業後:プレゼン資料を作成する(60分)、英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容・テキスト解説、小テスト(11)
・研究論文を要約しプレゼン資料を作成するポイントを説明します
13タイトルプレゼンテーション (1)
事前学習
事後学習
授業前:プレゼンテーション練習(発表者)
授業後:英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容プレゼンテーションと質疑応答
14タイトルプレゼンテーション(2)
事前学習
事後学習
授業前:プレゼンテーション練習(発表者)
授業後:英語で情報収集(5分X週5日)
授業内容プレゼンテーションと質疑応答
15タイトル確認テスト、レポート作成
事前学習
事後学習
授業前:確認テストの準備(30分)、習慣レポートの準備(30分)
授業内容・確認テスト
・英語習慣と成果をまとめレポートを作成します
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
国内大手製薬企業で30年以上日常的に英語を用いて業務を行った経験をもとに、仕事で英語を使いこなすコツを伝えます
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・学生の多様な興味に対応するため、紹介する研究論文の範囲を広げ、各自で読む課題論文も自分で選択するように変更する。
・英語習慣化を促すため、自習課題は簡単に繰り返し取り組めるように工夫する。
<備考>
(未登録)